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テーマ:日々自然観察(10123)
カテゴリ:自然観察(野生動物)
ボランティアは28ヶ所に分かれて観察と書きましたが、私が配置されたのは、オレゴン州クジラ・ウォッチングの“震源地”ディーポ・ベイです。ここには去年オープンしたばかりの、ホェール・ウオッチング・センターもあります。
クジラ・ウォッチングの現場に到着すると観察をすぐに始めたい気持ちを抑えつつ、まずは最初に事務的な手続きをします。必要書類にサインしたり、ボランティアは毎日日誌をつけることになっているので、日誌の基本事項を書き込んだり。 と、いきなりクジラが岸から500メートル位のところでブロー(潮吹き)を始めました!私は当然、書類と日誌をほっぽりだして、双眼鏡をつかみます。その距離だと双眼鏡がなくても十分観察できるのですが、ついクローズアップを見たくなってしまいます。 コククジラはメスの方がオスより体が大きくて、体長は最高で15メートル位になりますが、そのコククジラはちょっと小さめ。比較的若い個体のようです。州立公園の自然保護官のリンダさんによると、コククジラがその位岸に近づくことは結構あるそうですが、この時期(冬)にそこまで近づいてくるのは珍しいそうです。 クリスマス明けの朝ということもあって、訪問客の出足も遅く、まだ誰もいない時の出来事でした。そのコククジラは、いったん西の方角(沖に向かって)へ進んだ後、南に向きを変え、私が他のことにちょっと気を取られているうちに見失ってしまいました。残念。 でも、これはなんとも最初から幸先が良いと、一人で喜んでいたのでありました。実は一緒にパートナーを組むことになっていたベテラン・ボランティアが来れなくなったので、その日ディーポ・ベイに配置されたのは私一人。クジラ以外の観察ガイドはしたことがあっても、クジラのガイドは初めてなので、勝手がわからずちょっと不安を感じていたのですが、その不安も一気に吹っ飛んでしまいました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 2, 2006 04:25:22 PM
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