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テーマ:日々自然観察(10123)
☆☆注意 今日の投稿はR指定です、良い子の皆さんは読まないように!☆☆
皆さんのバレンタインズデーはいかがでしたか?アメリカでは基本的に男性から女性にプレゼントをする日でもあり、恋人たちが愛をささやき合う日でもあります。私の職場では女性陣に花束のデリーバリー(配達)が続出しました。夫婦で仕事が終わって家に帰ったら顔を合わせる人達もわざと花束を職場に送るんです。愛情の“さえずり”は皆の前で見せ付けないと・・・・というのがアメリカ式。 カップル(恋人同士や夫婦)でなくても、家族や友達同士で性別に関係なく感謝の意味を込めて“Be My Valentine”というカードを送ります。ただ、もともとバレンタインズデーがキリスト教カトリックの異端派起源の行事なので(しかもカトリックの総本山であるバチカンは確かもうバレンタインズデーを祝わないはず)、本来の行事の意味とかなり違って、しかも商業化してしまったこの習慣に反対する人たちも沢山いますが・・・ そんな訳ですが、そんなバチカンの思惑とは別にバレンタインズデー・カードは横行しています。(広まった習慣はそう簡単には止められない ^_^;) もちろんカードにチョコレートが付いてくることもあります。私(♀)は昔ご近所さんだったクローゼット(隠れ)・ゲイのおじさんから“Be My Valentine”カードをもらいました。しかも手書きのハート・マーク入り。このおじさんジョーク好きだからなぁ・・・お返しにゲイ・カーボーイの映画“ブロークバック・マウンテン”の映画券でも贈ろうかな。 そういや、二月は多くの鳥達がさえずりを始めてお相手を見つけ始める時期ですね。それが現代のバレンタインズデーの起源にちょっと関与しているそうですが、人間(特にアメリカ人)の場合大変です。去年のバレンタインズデーはカリフォルニア南部のホテルに泊まっていたのですが、周りのお部屋のさえずりがすごいってなんの・・・私、泊まりがけで出かける時は必ず耳栓を持っていくのですが、耳栓が全然役に立ちませんでした・・・地震かと思った。もう絶対にアメリカのバレンタインズデーにはホテルに泊まらないぞ! さえずりと言えば、先日ご紹介したDVDに沢山ハワイの鳥名が登場する曲が収録されているのですが、中にとっても涙なしには聞けない曲があって、紹介したいと思います。 “Ke Ho'olono Nei(ケ・ホオロノ・ネイ)”という曲で、「聞いている」というハワイ語らしいのですが、(今では絶滅してしまった)ハワイの固有種「'O'O(オオ=キモモミツスイ)」という鳥が1980年代にとうとう最後の1羽になってしまって、そのオオ(♂)がお相手を捜して一生懸命さえずるのですが、霧の森林に悲しく彼のさえずりが響くだけで、答えてくれる♀がいなくなってしまったという曲なんです (ToT) オオは黒い鳥なのですが、足の付け根に黄色い羽が生えていて、この黄色い羽は王族のマントに使用されてたりして、ハワイ文化でも大変貴重かつ高貴な鳥だったのですが、人間が持ち込んだ蚊によって病気が蔓延して絶滅してしまいました。 この曲には去年とうとう確認されている最後の一つがいとなってしまった、Po'o-uli(ポオウリ=カオグロハワイミツスイ)という鳥も登場します。このDVDの制作途中までは3羽いたそうですが、1羽が亡くなってしまったそうです。 ちなみに絶滅危惧種の'Io(イオ)という名のHawaiian Hawk(ハワイノスリ)もこの曲に登場します。 ハワイ語の曲ですが、曲自体は白人の人が作ったらしいです。が、ハワイ風のメロディーにのって、なんとも素敵かつ悲しい曲に仕上がっています。鳥好きの人には是非聞いてもらいたい曲です。 この曲を作詞と作曲した人のウェブでこの曲のさわりが聞けます。“Ke Ho'olono Nei”の「♪」マークをクリックしてみてください。同曲の「A」のマークをクリックすると、ハワイ語詞と英訳、そしてハワイノスリの写真が見れます。 寝ちゃいそうなDVDなんて書いてごめんなさいm(__)m 噛めば噛むほどほど味が出てくる昆布みたいなDVDでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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