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カテゴリ:ドラマについて
私はNHKの朝の連続テレビ小説
(通称「朝ドラ」)が昔から好きだった。 仕事をしていると見る機会なんか全然なかったのだが、 数年前、ハードディスクレコーダーを購入して以来、 見過ごさずにちゃんと見れるようになったので、 大変重宝している。 「NHK」と「朝」という、健全キーワードだらけの このドラマ。 日常生活にまみれた私に、一抹の清涼剤となっている。 今やっている『ゲゲゲの女房』が、また実にいい。 『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげるのお話。 漫画家の女房だから、そりゃ面白いこともあるだろうなんて 話かと思ったら、大間違い。 想像以上に壮絶なお話が繰り広げられる。 そもそも水木しげるさんが戦争で片腕をなくされている時点で それなりに苦労だと思うのだが、 売れ出すまでの水木しげる氏は、本当に売れなかったようで。 死ぬような思いで原稿を書いても、出版社が潰れて 原稿が貰えなかったり。 少し前の日本には、『契約』とか、「債権・債務」とか、 そういう概念がちゃんとしていなかったとしか 思えないような話が続いていく。 お陰で水木家は貧乏街道まっしぐら。 でも、愚痴も言わず、何度も何度も諦めずに頑張っている。 それを見合いで結婚したヒロインが何とか支えようとする。 上手く言えないが、とっても勇気付けられる。 人生一番つらいのは、つらいこと自体よりも、 それがいつ終わるかわからないまま 耐え続けることだと思うのだけど、 ドラマの夫婦は、そんなシチュエーションを、 しっかり生き抜いている。 人は過去と現在でしか評価されないけれど、 未来にはその評価が変わってくることもある。 成果が見えるのはいつかわからないけれど。 本当に成果が出るかどうかすらわからないけれど、 諦めたり、腐ったら駄目なんだなぁ。と思わされる。 それにしても、水木しげる一家の暮らしは いつになったら好転するのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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