硬派過ぎるドラマ
いつの間にか季節は夏になり、新しいドラマがボチボチ出揃いつつある。そんな中、度肝を抜かれたドラマがこちら。「Woman」というからには女性で、うーん…キャリアウーマンの話かなと思い、見てたら、話がどんどんどんどん悲惨な方向へ。・・・・・・・・・・・・・・・小春(満島ひかり)は、夫の信(小栗旬)を不慮の事故で亡くし、二人の子供・望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)を抱えるシングルマザー。小春は仕事を掛け持ちして必死で働くものの家計は苦しく、生活は困窮する。追い詰められた小春が生活保護申請をするために福祉事務所を訪ねると、条件が満たされないことを理由に断られる。親族からの援助の有無を聞かれ、親族はいないと答える小春。小春の父は亡くなり、20年前に小春と父を残して好きな男(健太郎:小林薫)のもとへ走った母の紗千(田中裕子)とは絶縁状態だった。しかし、福祉事務所が紗千に問い合わせたところ、紗千は小春への援助の意志を示しているという。自分を捨てた母がそんなことを言うはずがない、と信じられない小春。そして、小春は20年ぶりに紗千と会う決心をする…。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁそんな話なんだけど、二人の子供を持つ親としては、他人事には思えない話だった。「二人ですればなんてことのない仕事と子育てを、 一人でやろうとすると、本当にキツイ」というようなセリフがあったのだけど、それはそうだろう。子育てって、夫婦でやるから「楽しい」なんてある意味呑気なことが言えるのであって、それを一人でやろうとすれば、「女手」でなくても、大変になるのは間違いない。大したことない親父だろうけど、いるのといないのでは大違いなのかもしれないと、改めて思った次第。ちなみに、脚本は坂元裕二氏。坂元裕二氏と言えば「最高の離婚」で釘づけにされた記憶も新しい。更に、こんなまとめも出来ていた。ご興味のある方はそちらもどうぞ。