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カテゴリ:2学期
テスト初日、学校に出て来れない子がいます。 もう4週間も休んでいる子、10日ほど前から休み始めた子。 中3の2学期後半くらいから、不登校ぎみに続けて長く休む子が増えてきました。 中3の後半に3~4人、高1になってからも3~4人。 クラスに一人出ると、また別の子が、そしてまた一人と増えていきます。 幼いが故に無頓着でいられた中1中2と違い、自我に目覚め、辛いことをようやく自分のことと実感できるようになり、でも対処の仕方や気持ちの整理が上手くできなくて、引きこもったり、親に暴言をはいたり、悪態をついたりして必死にバランスを取り戻そうとします。 受動的な感覚は覚醒したもの、他者との関わり方の部分で成長できずに、学校に出て来れなくなります。 もちろんそればかりではなく、様々な要因(家庭環境や朝が弱い体質など)が重なることで限界を超えてしまうのだと思います。 いずれも個々によって関わり方が異なりますので、経験を積んだ教員のアドバイスと実際に関わっていく経験を積んでいくことが重要になってきます。 本校では、まだまだ一部のカウンセラーの資格をもつ教員におんぶに抱っこで、あとは担任個人に任せる傾向があります。 これではクラスに2~3人も出てくると対応できません。 全ての学年で同じような生徒が出ていることを考えると、多くの事例の研修をして、できる限りの対応をきちんできる教員を増やし(きちんとできないだろうと思われる教員もいます)、学年全体、学校全体で取り組む体制を早急につくるべきだと思います。 まあ、何につけても管理職の教育観に根ざした姿勢(見識と情熱と責任感)によるところが大きいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.20 21:37:14
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