勝ち組 勉強法

[２学期] カテゴリの記事

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• これから補習

  スタンダード補習とハイレベル補習。週２回はこちらも辛い。さぁ！「これからまだ補習があるのか・・・」という嘆きの声を聞きながら頑張ります。

  2007.10.05

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• 切り替え

  早い子はこの夏でもう部活を引退。「受験勉強を始める」という理由から。本校では９月の文化祭が終わると受験モードに入る子が確かに増えてきます。私なんか高３の夏までなかなかそんな気にはなれなかったものですが・・・それでもやはり急に空いた時間を有効に使えと言うのは酷な話で、その子その子に合ったアドバイスで上手く導いてやらないとだめな場合が多いのです。先日の模試が返却される前に次の模試。その前に中間考査。それに日々の小テストにもちろん宿題も。この立場になるとついこちらのペースで物事を考えてしまいますが、次から次に「テスト」が目の前に迫ってくる彼らも大変です。やった分だけは力になるように良い教材を準備し、質の高い授業をするように心がけたいものです。

  2007.10.04

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• 模試

  10月駿台、11月Z会、1月学研、２月進研河合。高２であと４回、高３では10回程度模試を受けます。このような状況で大切なことは模試の位置付けをきちんと確認することです。例えば今度の10月の模試では、(1)行事から受験勉強への切り替えが意識できているか、(2)模試の手ごたえから自分の弱点を見つけるられたか、(3)返却されたら不十分なところの状況を分析してやり直すなどして良問を上手く利用することができたかなどです。今日も三角関数の補習をしましたが「tanθが有理数のときsin2θは有理数か？」など見当違いのことをする子が多く、まだまだ基本ができていないと痛感しました。毎週火曜と金曜に補習をしていますが、それでも全然時間が足りません。私の授業時間の使い方に工夫が足りないのかもしれません。毎日反省ばかりです。

  2007.09.21

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• 新入生登校日

  明日新高１（編入生）が始めて登校します。まだ公立の合格発表待ちで、明日の登校日以降に辞退する子も出てきます。丁度明日の午後、今高１の編入生（明日来る子の一つ先輩）の補習をしてますので、私がその補習を抜けて新入生に説明に行く時に、一人代表を連れて行き、新入生に一言「厳しいが部活と両立して頑張れば充実した高校生活が過ごせます」みたいなことを言ってもらいます。もちろん、やらせではなく本人の気持ちを素直に話してもらうつもりです。この子がなかなか爽やかで、勉強もスポーツ（サッカー部）もできて人望もある良い子なんです。その先輩を見て、「辞退せずにこの学校に来たい」と思ってくれるとうれしいのですが・・・しかし、最近は公立に押されてきており、うかうか出来ない状況です。新入生が「この学校に決めて良かった」と思えるように私たちも頑張っていかなければと気持ちを引き締めているところです。

  2007.02.16

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• 追試

  今日から追試。２学期に欠点をとった子どもたちへの回復チャンスです。高校は単位制ですから、３科目落とせば留年です。今日は発展補習もしましたが、入試の発展レベルの問題を嬉々として解いている子がいる一方で、留年の危機が迫っている子もいます。４年間、集中して授業を受けた子とそうでない子のさは歴然としていますが、ここでも諦めたら終わりです。今苦しいのは自業自得と腹をくくって、差し伸べられた手にしがみついて、形振り構わず這い上がってきて欲しい。それがあの子たちにできるかなぁ・・・長欠の子、気持ちが不安定な子、無気力な子、留年の心配のある子、家庭のごちゃごちゃで巻きぞえになり苦しんでいる子、友人関係で苦しんでいる子、部活を続けるかどうかで悩んでいる子。一方で、部活も勉強も前向きに取り組め、どんどん力を付けている子。いずれにしても、見通しを持って、一つ一つ目の前の壁を乗り越え大きく成長していってくれることを望んでいます。

  2007.01.25

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• 教育の本分

  一ヶ月ぶりのブログです。世界史未履修の問題のあおりを受け、本校でもてんやわんやの一ヵ月でした。しかし、やはり最後は生徒が犠牲になりました。「責任を取ります」と言う管理職は未だに何の責任も取る気配がありません。たぶん責任の取り方を知らないのでしょう。悲しいことです。教師ってそんなものなんでしょうね。自分の職業ながらその社会性のなさに辟易とします。気分を替え、今日からまた現場の空気を伝えていきたいと思いパソコンの前に座りました。先日、小児科の学会に出席する機会を得て、「学校不適応の陰に隠れた心身症」というテーマで、有名なお医者さんの貴重な話が聞けました。いずれも参考になる内容でしたが、「起立性調整障害」についての部分は、本校にもそれが原因と思われる不登校の子どもがおりますので、学会で頂いた資料を持って早速その子のところへ行ってきました。朝起き上がると血圧が下がり正常に回復しないために、行動が起こせず、気分が悪くなったり、頭痛がひどくなり、また何事に対しても気力がでなくなる辛い病気です。まだよく知られていないために正しい対応がなされずに、「気持ちの問題だ」とか「仮病」だと言われ、その誤解が更に不登校を助長してしまうというものです。またこれについては、詳しく書きたいと思います。

  2006.12.09

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• 懇親会

  　今日、私のクラスの保護者のみなさんが懇親会をもたれました。　高校生ともなると親とあまり話さなくなり、学校の様子や友人のこと、「同級生はどうしているのか？」と気になることが多いようで、みなさん楽しみにしておられたようです。　私も参加したかったのですが、病院に行く日でしたので顔は出せませんでした。　もっとも担任がいない方が気楽に話せて、様々な話題で盛り上がったのではないかと思っています。　最近は教育関係のニュースが多く、保護者の方も不安になられていることでしょうから、１２月の個人懇談会では今日の埋め合わせではないですが、いろいろと忌憚のないお話ができればと考えています。　教員の方も、もっともっと懇親をして、お互いの抱えている悩みを打ち明け助け合い、それぞれの貴重な経験を共有していくシステムを構築していくべきだと思います。

  2006.11.02

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• テスト返却

  　昨日終わった中間テストを、朝のＳＨＲから返却。　「早過ぎ」とワイワイ。　遅かったら遅いと言うし、平均点が低かったら低いとうるさいし。　まあ、朝一番ですから自分の得点が高いテストが帰ってくれば、見た目何となくいい気分で始まるのではと思っていたら、「平均高過ぎ」と不満顔。　これが中学生の時なら、「君たちが頑張ったからです」と言うと喜んでくれたのですが、高校生ともなるとそんなセリフは無視。　「期末テストは、円と直線、軌跡、領域、ベクトル方程式の範囲で難しくなるから、今回得点できて良かったじゃないですか」と言うと、「期末は期末」とつれない返事。　今回の高平均点を喜んでいいのかどうかは、月末の実力テストの結果次第です。　

  2006.10.25

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• 採点終了

  　　採点終了　いつもテスト時に、問題集のノートも提出にしているのですが、６年前は、「今回はここから先のB問題だけでいいですよ。ただし、最初からきちんとして、A問題までもやってきた人には加点します」などと言うと、喜んで最初からA問題までもやってきました。　それは、決して加点が欲しいだけではなくて、私がそう言うのならたぶんやった方が良いのだろうなと察してやってくるわけです。　しかし、今回編入生の１クラスでそう言うと、最初からA問題までやってきたのは３名。　最初からやり始めていたけれど、私がそう言ったとたんその後は途中のB問題だけに切り替えた子が３名。　後は、始めるのも遅かった（私が問題集を配布するのも遅かったのですが）ようで、私が言ったところだけをやってきました。　未提出も８名（以前はクラスに１名程度）。　以前にも言いましたが、補習を呼びかけても以前の１／３程度の参加者であるのも、実は一緒の理由です。　言葉からその本意を理解したり、イメージすることが苦手になってきたようです。　意味（補習をする意味）や理由（ノート提出にする理由）や原因（数学が苦手な原因など）を考えさせようと発する言葉には最近限界があるように感じています。　ストレートに「○○しなさい」と言う場面が増えてきました。　「考える力、想像する力」を付けてやるには、数学（理科系の科目）がもってこいのようにも思いますが、実は国語や社会も非常に重要な意味を持っています。　言い訳ではないのですが、進学校と言われるところでは、数学ではどうしても受験を目標にした授業をせざるを得ません。　そこで、６年間一貫教育の少なくとも中学の３年間に、国語や社会や理科でいっぱい考える教材を扱っていただきたいと思います。　もちろん数学でも工夫の仕方はまだまだありますから、他教科に委ねるだけではなく、教材を吟味していくことが必要だとも考えています。　授業、教材・・・行き着くところはここですね。　そして、教科担当の教育への情熱です。

  2006.10.24

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• テストより携帯

  　テストの日は普段より子どもたちが早く学校に来ます。　　私も７時半までに学校に来ていますが、教室をのぞきに行くと早くもワイワイ言っているので、テスト最終日でテンションが高く、何が出るとか言い合いしているのかなと思ったら、「携帯どこにする？」「変更する？」　テストより携帯か・・・

  2006.10.24

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• 平均が高い

  　中間テストの採点が何クラスか終わったのですが、平均点が７０点だい後半と高かった。　作問ミスの影響で５点程度は上がったのですが、それでも８０点近い平均は予想していませんでした。　内分公式の証明や３等分線の性質の証明、放物線上の動点を扱う問題と決して易し過ぎることはない問題ですが、やるべきことをやってくれている解答が多かったので高得点になったのだと思います。　ただ、昨日も書きましたが、英数国以外にもエネルギーを向けられるように、学習の効率化や学習環境の見直しは必要です。　今回は、久しぶりに平均を上回り、本来ならすごく喜ぶだろう結果を出した子どもたちが複数いるのですが、平均が高いので喜びも半分になるかもしれません。　授業をよく聞いてくれているのがわかったので、あとは力を付けてやれる教材を選ぶことが重要になってきます。　今月末の模試でそれなりの結果を出し、さらに前向きになってくれることを願っています。

  2006.10.23

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• 採点中

  　テスト範囲は、内分外分、直線の方程式、点・線対象、点と直線の距離ですが、思っていたより頑張っていました。　ただ、日本史の先生から、「採点すると、３０点台か８０点台のどちらかでした。勉強したか全くしてないかに分かれています」と伺いました。　数学の状況を見ていると、力の差はありますが、そこまでハッキリ分かれていません。　原因は、英数国以外に頑張る気力と体力がない子が増えてきたことです。　何かエネルギーがない（無気力）な子が目立ちます。　公立にいた頃には、クラスに数人そんな子がいましたが、一応進学校と呼ばれる私学に受験を経て入学してきた子が、勉強の面で無気力（サボりとは違って）になるという傾向が強く出てきたのはここ最近です。　サボりは以前卒業させた学年にもたくさんいましたが、何に対しても無気力だという子はほとんどいませんでした。　不登校の子が増えてきたこととも関係があるようなので、原因究明の取り組みが必要だと感じています。　早速、テストが終わった火曜日に面談をしたいと思います。　今日も何軒か電話をしてみるつもりです。

  2006.10.22

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• 全員出席

  　昨日学校になかなか出てこれない子どもたちがいると書いたのですが、なんとうれしいことに今日は全員出席　　テスト初日に来れなかったので・・・と諦めていましたが、よかった本当にうれしいことです　一方私の方は出題ミスをしてさんざんでした　子どもたちが必死に解こうとしているのに、申し訳ないことをしました。　テスト中に各教室に質問がないか聞きに行っても、最近の子どもたちは質問しない（ミスの指摘もない）ので、気づかずに終わってしまうのですが、数年前は、「先生これおかしいのと違いますか？」と指摘してくれる子がたくさんいました。　寂しいことにそういう子が最近少なくなったなと、他の先生方とも話していました。　　一つは気づく力がなくなってきたことが原因ですが、今日一人の子に聞いてみると、指摘して「いやこれは間違いじゃないよ」と言われるのが恥じだからだそうです。　しかし、そんなミスをした間抜けな私に、「気づいたけど、残り時間が少なかったので今先生に言ったら困ると思って黙っていました」と優しい言葉を掛けてくれる子もいました。　いつもそうなんですが、成績が優秀な子どもたちほど文句を言わずに大きく私のミスを受け止めてくれます（こう言えば皆が大きく受け止めてくれるなんてセコイことは考えていませんよ）。　成績に自信と余裕があるのも事実なのでしょうが、そういう子どもたちは忙しそうにしている私を”気遣ってくれる力”があるように思います。　ぶつぶつ言う子ほどそのミスと関係のないところで多くの失点をしているのですが、「なんやミスのところに時間をかけて損をした」と悲しいことを言います。　大きな心で許して欲しい。　できるだけ、頑張った子に悪い影響のないように採点しますが、本当に申し訳ないことをしたと今非常にへこんでいます。　

  2006.10.21

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• なかなか出て来れない

  　テスト初日、学校に出て来れない子がいます。　もう４週間も休んでいる子、１０日ほど前から休み始めた子。　中３の２学期後半くらいから、不登校ぎみに続けて長く休む子が増えてきました。　中３の後半に３～４人、高１になってからも３～４人。　クラスに一人出ると、また別の子が、そしてまた一人と増えていきます。　幼いが故に無頓着でいられた中１中２と違い、自我に目覚め、辛いことをようやく自分のことと実感できるようになり、でも対処の仕方や気持ちの整理が上手くできなくて、引きこもったり、親に暴言をはいたり、悪態をついたりして必死にバランスを取り戻そうとします。　受動的な感覚は覚醒したもの、他者との関わり方の部分で成長できずに、学校に出て来れなくなります。　もちろんそればかりではなく、様々な要因（家庭環境や朝が弱い体質など）が重なることで限界を超えてしまうのだと思います。　いずれも個々によって関わり方が異なりますので、経験を積んだ教員のアドバイスと実際に関わっていく経験を積んでいくことが重要になってきます。　本校では、まだまだ一部のカウンセラーの資格をもつ教員におんぶに抱っこで、あとは担任個人に任せる傾向があります。　これではクラスに２～３人も出てくると対応できません。　全ての学年で同じような生徒が出ていることを考えると、多くの事例の研修をして、できる限りの対応をきちんできる教員を増やし（きちんとできないだろうと思われる教員もいます）、学年全体、学校全体で取り組む体制を早急につくるべきだと思います。　まあ、何につけても管理職の教育観に根ざした姿勢（見識と情熱と責任感）によるところが大きいです。　

  2006.10.20

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• 中間テスト初日

  　今日は中間テスト初日、生物・数学β・日本史でした。　生物は難しかったらしく、終わってからノートを必死に見直して「あれも間違ったこれも間違った」と半分泣きそうになってました。　数学は”対数関数”と”ベクトル”で、こちらも難しかったと追い討ちをくらったようです。　対数関数はテキストのページ数は少ないのですが、実は理解するのに結構時間をかけないと定着しない単元なのです。指数関数より汎用性と応用性が高いので要注意なのですが・・・遅かったようです。　ベクトルも物理の力学でやってはいるものの、きちんと学には新しい概念ですから難しいようでした。　初日から相当へこんでいました。

  2006.10.20

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• 球技大会

  　本校は体育大会がないのです。　赴任したときは変わった学校だなと思いましたが、今は何となくできない事情に納得してしまいました。　その代わりと言ってはなんですが、球技大会が年２回あります。　１１月２４日（金）にサッカーとバスケットに分かれて行うようです。　いま体育の授業は陸上競技で、高飛び、ハードル、タイヤでハンマー投げのようなことをしています。　爽やかな青空のもと楽しそうに（数学の授業では決して見せない表情で）取り組んでいます。

  2006.10.17

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• 受験問題の流行

  　数学の受験問題においても流行り廃りがあり、京大では図がないし小問もない。　東大ではしっかり計算させる問題、先が見えず手探りで進める問題、定理の証明系統の問題など。　駿台や河合や東進の模試はやはりよく考えてあり、受験生には模試の過去問を多く解いて欲しいものです。　東大模試より京大模試の方が良くできている場合が多いように思いますが、赤本と共に覚えるくらいの勢いで取り組むと良いと思います。

  2006.10.16

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• コメント

  　提出用のノートの裏に書いたコメントが厳しい内容だったと言うことで、高１の生徒の母親から「子どもが落ち込んでいます」との電話がありました。　子どものことと言うよりそのコメントについて、お母さん自身が気になって電話されたんでしょうが、もう高校１年生ですから・・・どうなんでしょう。　まず、まだノートのコメントを親に見せているということにも驚きましたが、”子どもの自立、親の子離れ”がまだまだ重要なテーマになる時期なんだなと改めて認識しました。　さすがに、高校から入学してきた編入生にはそういうことは見られません。　過干渉。私も自分の子どもに関しては注意したいものです。　

  2006.10.14

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• 図形と方程式

  　図形が苦手な子がますます増えています。　図について感覚的に常識で済ませたことが、改めて説明しなければならない場面が増えました。　例えば、２定点から等距離にある原点を通る直線が２本あることは、以前なら直感的に済ませた話ですが、中点を通る方については説明してもしっくりこないような様子でした。　今彼らが置かれている映像過多の環境から考えると逆であっても良さそうなものなんですが、やはり与えられる像ではなく、自ら像を作り出す経験が希薄になったことが原因でしょう。　しかし、のんびり環境のせいにしていられませんので、大きな図をしっかり描く練習と、わかった情報をすぐに図に書き込んで生きた像にする練習をしています。

  2006.10.13

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• 公立の香り

  　本校は高校入試で１クラスの入学者（編入生）を受け入れています。　この子たちは公立の中学校出身者ですが、中学から上がってくる在来生とは少し雰囲気が違います。　在来生より落ち着きがあって、穏やかです。　これは公立というより男女共学の影響で、あまり恥ずかしいことや情けないことはできない中で育ってきたからです。　私も公立高校に１２年勤めておりましたので、女子が男子に与える影響は大きいことを実感しています。　しょうもないことをする男子は女子に冷ややかな目で見られるため、わきまえた自然な男らしさが身についてくるのですが、男子校で中学を過ごした子どもたちの中には、自己中心的でガチャガチャした落ち着きのない幼い子がいます。　多数を占める在来生が編入生の影響を受けて落ち着いてくることは稀で、当然のように編入生の方が影響を受けて彼らの幼い面が出てきます。　今、編入生のクラスが徐々にだらしなくなってきました。　入学してからの緊張がほぐれ疲れも出てくる頃ですが、明らかに在来生の良くない影響を受けています。　もちろん在来生の良い面もたくさんあるのですが、幼さという面が今は目立ちます。　しかし、それも高校２年生の後半になるとある程度落ち着いてくるもので、そこから受験に向かいだした時のこの子たちのその勉強のセンスや能力の高さには驚かされます。　最近何かとよく問題行動を起こすので、早く２年生の後半にならないかなと思います。

  2006.10.11

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• テスト尽くめ

  　先週も４つの小テスト、今週もいくつかあり１０日後には中間テスト。　１０月３１日にはプレステージ模試。　あの子たちは本当によく頑張るなと感心します。　私はやる側ですが、その採点（今もパソコンの横には小テストが山積み）だけでもあっぷあっぷしてるのに。　これに耐えているんですから力も付くはずです。ただし、テストに備えて準備をした子の話ですよ。

  2006.10.09

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• 文化祭総括

  　高２と高１の担任団間で文化祭の引継ぎをしました。　模擬店の規模が縮小し、体育館の出し物が減り、教室展示の質も落ち・・・と嘆かわしい現状をどう打破していくかが課題ですが、今の子供たちの様子や教員の意欲からして非常に厳しいのが現実です。　少なくとも教員が意欲的に関われば子供たちの積極的な面も引き出せるのですが。　実際は意欲だけの問題ではなく、指導ができない教員が増えてきているように思います。　自分自身が行事に積極的でなかった人が、立場が変わったからといって急に要領がわかるわけもなく、どうしていいかわからないというのが本音の教員もいます。　教員の資質とは何なんでしょうか？　本校は進学校として位置づけられていますが、行事もたくさんあるし、問題行動も起こります。　授業が最重要ではありますが、資質を問われるのはむしろそれ以外の部分であって、そこを意識した採用や研修が行われていないのが一番の問題でしょう。

  2006.10.06

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• 文化祭の引継ぎ

  　明日、教員同士で文化祭の引継ぎを行います。　本校は高校２年生が中心になって文化祭を運営しますので、やはり教員も高校２年生の担任が忙しく動くことになります。　パートに分かれて活動しますが、イベント・ＰＲ・装飾・バザー・会計・校舎統括などの各パートもほとんど高校２年生で組織されます。　毎年、いろいろな問題が浮上し、課題が残りますが、今年はなかなか上手くいったように思います。　ただ、他の学校の文化祭に比べるとまだまだ貧弱で、行事に対する学校のモチベーションが低いのが原因だと思われます。　それには教員の協力体制や意欲が反映されることを考えると、そこを根本的に改革する必要があるように思います。　もちろん、子供たちが盛り上がってくれることが一番ですが、来年も何とか今年の盛り上がりを維持し、さらに発展させたいと思います。

  2006.10.03

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• 人権講演会

  　明日人権講演会が校内であります。　テーマは「韓流の今、昔」「在日コリアン１世、２世、３世の生活と現状」です。　文化交流という切り口から語っていただきます。　講師の方は、以前に私が卒業させた生徒の保護者で、本校では何度か講演をお願いしています。　11月9日(木)に校外の方々にも来ていただく公開ＨＲをします。　「在日外国人との共生」というテーマでクラス内でディベートをする予定です。　本校は人権学習に力を入れており、車椅子の体験や障害者の方との交流や多文化共生の観点からペルーの方との交流など、講演に留まらない継続した地道な体験中心型の取り組みをしています。　ディベイトの準備には時間がかかりそうですが、貴重な体験だと考えています。

  2006.10.02

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• 追試

  　１学期の成績が３０点に満たないときは２学期の９月に「追試」を行います。　追試では、出題範囲をある程度限定し、夏休みをかけて準備するように指導し、６０点以上得点できるように頑張らせます。　が、６０点というのは追試にかかる子にとってはなかなか厳しい基準でクリアできるのは半数です。　高校は３科目の単位を落とせば留年しますので、この追試は子供たちにとっては大変ありがたい制度なのですが、忘れて帰ったり、限定された範囲にも関わらず不勉強であったり、ひどい場合はわざと逃げて帰る子もいます。　学校の体制も結構厳しく、教科で×が出れば、特別事情（どのようなものを特別事情と呼ぶのかがまた問題）はほとんど認められません。　今週、一応全ての教科の追試が終了しました。担任の方がドキドキしているような次第です。

  2006.09.30

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