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カテゴリ:社会力
先日登校途中に高1の子が車にはねられました。 頭を車のフロントガラスにぶつけてガラスが割れてひびが入り、はねられた子が気を失うという結構大きな事故でした。 幸い頭に異常はなく、打撲で済みましたがヒヤっとする事故でした。 事故相手の運転手が何とかその場は対応していたようですが、一緒にいた子ども達に「もう学校が始まる時間だから学校に行っていいよ」と言ったそうです。 ここで普通なら、意識が戻ったとは言え、友だちが目の前で一度気を失い、フロントガラスが割れるほど頭を打っているのだから、心配で「僕たち、救急車が来るまでここにいます」と言うと思うのですが、「そうですか」と言ってサッサと学校に来ていたのです。 しかも、私がSHRのために教室に行き、欠席の子の確認をするまで、その一緒にいた子どもたちは教室にいました。 普通、学校に着いたら、一番に職員室に連絡に来るものと思いますが・・・ 一緒にいた子どもたちがひどい子だとは考えていませんが、目の前で起きた状況の理解力のなさや、事の重大さの把握力のなさや、その状況で知り合いに対して何をしてやるべきかといった常識の欠如、そして何より命の危険に鈍感であることに驚きました。 こうした能力というか常識は、やはり小学校高学年から中学生にかけて養われ身につくものですから、彼らの中学時代をともに過ごした教師としては、彼らがこのような様子であることに責任を感じ、反省すべきことが多いように思います。 また、自分たち教師の責任を棚に上げてあえて言わせていただくなら、あの子たちのためにもぜひご家庭で、机上の勉強以外にもこうした人間の本能に近い能力や常識をできれば小学校時分に家庭生活の中でも身につけられるように心がけていただけるとありがたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.16 21:09:37
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