夜景をきれいに撮るコツ(その2):夜景モードのススメ
前回の続きです。旅先できれいな夜景やライトアップをバックに記念撮影。ところが出来上がってみたら夜景が全然綺麗じゃない。こんな経験ありませんか?理想現実どちらもNikon D70で撮影自分が気をつけているコツは主に以下の3つです。撮影モードを正しく選択カメラをしっかり固定するセルフタイマー併用撮影モードを正しく選択上の写真、先日の北海道旅行の時のものです。写真に写っている同行の方も、ご自分のデジカメで写真を撮ったのですが「真っ暗で全然写っていない。安物だからダメなのかなぁ?」と残念気味。そりゃそうです。だって、撮影モードが通常のフラッシュ一発モードなのだもの。これ撮ったのと同じ位置から人が居ない状態で撮っていましたから、当然バックの道庁舎は真っ暗。んで、自分の↑この写真もデジ眼とは言え、プログラムモードでフラッシュ一発。じゃぁ、冒頭の2枚の写真、理想と現実のどこが違うのかと言えば、実はシャッタースピードが違います。理想的写真のシャッタースピード:1/4秒(4分の1秒)現実的写真のシャッタースピード:1/60秒露光量の差は、なんと約5倍!機種によって多少の差はありますが、大抵のカメラのいわゆる「通常の自動モード」では、 フラッシュを炊く時のシャッタースピードは1/60秒~1/125秒くらい。 フラッシュの光の届く範囲はだいたい3m前後。となると、フラッシュの光の届かない場所からの弱い光をしっかり写すには 光を当てる時間を長くする(=シャッタースピードを遅くする) 高感度のフィルム/受光センサー(CCD)を使用するのどちらかになります。作例はデジ眼のD70なので、モードをマニュアルに切り替えてシャッタースピードを遅く設定しましたが、一般的なコンパクトデジカメではシャッタースピードを変えられるものはそんなに多くありません。んで、そういった問題を解決してくれるのが、夜景モードということになります。#CCDの感度を高感度に自動的に設定したり、シャッタースピードを遅めにしたりと機種によって実現方法は違います。ちなみに、先述の同行者さんに夜景モードの使い方を説明して、夜景モードで撮ってもらったら「うわ~!!同じカメラで撮ったのに全然違う!」と喜ばれていました。#そうそう、手前にある障害物にフラッシュが当たるのが嫌な場合は、単純にフラッシュOFFにするだけでも結構何とかなりますよ。モードによってプログラム設定が異なる場合もあるので、やはり何パターンか設定を変えて撮ってみるのが吉かと思います。通常モード・フラッシュOFF撮影モード,標準ISO感度,200シャッタースピード(秒),1/8レンズ絞り値(F),2.83露出補正量(EV),1.0フラッシュ,使用せず / 常時オフ夜景モード・フラッシュOFF撮影モード,夜景ISO感度,100シャッタースピード(秒),2.0レンズ絞り値(F),2.83露出補正量(EV),1.0フラッシュ,使用せず / 常時オフさてさて、そうなると次に気になるのが手ブレ。コレについては次のエントリで サンプル写真を選ぶだけで最適な撮影モードに。簡単キレイな「EXILIM Hi-ZOOM」カシオ EX-V8(シルバー)【光学7倍ズームモデル】