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カテゴリ:読書感想文
おいしさの見える化 風味を伝えるマーケティング力 [ 角 直樹 ] 食に関する参考書としては、入門編として分かりやすい1冊 マーケティングよりも、前半部分の「おいしさの仕組み」の方が興味深い おいしさ を表現するキーポイント 味、香り、食感 漠然とおいしいと記載するのではなく、直接的に表現することが重要 例)味と香りがすばらしいジャガイモ ⇒噛んだ瞬間に広がる土の香り、羊羹のようなねっとり感、濃厚でこってりした甘味、後味の残るカシューナッツのような香り なかなか難しいですが、キーポイント3を抑えることが重要だと考えます このブログの味評価にも参考にしなくてはいけません 香のオルソネーザル経路(上立ち香)、レトロネーザル経路(含み香)の説明も、食を勉強する上で必要な知識と思います 甘味受容体の話は目からうろこで、水素供与基と水素受容基の話は興味深かったです(本書では、フラクトース、アラニン、サッカリンの構造を示し、甘味受容体との関係性を記載) 後半のマーケティングに関する情報に加え、おいしさを感じるトレーニングの項目も面白い 甘、塩、旨、酸、苦、渋、辛 の7つを分離して味わえる能力が必要だと、本書には記載があります この本を参考に、食の表現がより良くなるようにしていきたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.08 09:11:20
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