カテゴリ:ダイビング
今日のNHKの「プロフェショナル仕事の流儀」は、日本を代表する水中写真家である中村征夫さんだった。
征夫さんは、私が尊敬している人のひとりなのでとっても真剣に見てしまった。 征夫さんの水中写真は、生き物や自然全てに対する愛があふれていて、自分が水中写真を一生懸命に撮っていた時期には憧れでかつ目標だった。 海に入る時に”お邪魔させてもらう”という謙虚な気持ち、魚達を撮らせてもらう時の心構えや態度など、アマチュアカメラマンな私とまったく同じなのに、親しみを感じる。 水中写真は、陸上と違って、海の中という非常に制限の多い条件下で、被写体を見て、一瞬でストロボの角度、光量、カメラの絞り、シャッタースピードを考えて撮影しなきゃいけない。 撮りたい気持ちを前面に出すと、魚が殺気を感じて逃げるし、自分を抑えて我慢するのも大事だ。 征夫さんの素晴らしい傑作の数々はその優れた撮影技術と共に、優れたダイビング技術、なにより生き物への優しさが生み出したものだろう。 征夫さんのエッセイを読んでも、ご本人の温かい男前な性格が随所に感じられ面白い。 儲かるきれいな海の写真ばかり撮らないで、東京湾に潜り続けて地道に海の現実を撮り続けていることに、その男前ぶりが感じられ、ますます尊敬するというものだ。 ダイビングは思った以上にハードなので何万本も潜られている身にはすごく大変だと思う。 針治療に通いながらも潜り続ける征夫さん、ますます男前だ。 めっちゃかっこいい63歳のおじさんだと思う。 これからも体を大事にされて良い写真を撮っていただきたい。 ダイビングをお休みしてから、眠っているままの愛機のNikon F90とネクサスの水中ハウジング他水中撮影機材一式がちょっと愛しく感じた..。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.16 23:36:11
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