カテゴリ:ダイビング
今日の「ダーウィンが来た!」は、パラオが舞台だった。
謎の魚、普段は一匹オオカミ(!?)で暮らすイレズミフエダイが年に一度、産卵のためにパラオのぺリリュー島に大集結するという圧巻の映像! ながらくダイビング休止中の私としては、うずうずする感じだ。 パラオは昔、2回行ったことがある。 1回目は、アメリカ系のダイブクルーズでPeter Hughesの"Sun Dancer"。 2回目は、日本の会社経営のパラオスポート。 1回目に行った時は、珊瑚も見事で、魚影も濃く、クルーズのお客さん達も個性豊かで面白くて、すごく楽しかった。 クルーズのパラオ人のコックさんの作る料理はバラエティに富んで美味。 巻き寿司まで出てきて感動だったもんだ。 ナイトダイビングで潜った夜のジャーマンチャネルは、マンタスポットとして有名な昼間とは違う雰囲気で、ジェットコースターみたいな猛烈な流れのため、珊瑚を宇宙船になった気分ですいすいと避けながら魚を見るどころではなかった。 でも、やっと流れがなくなった所で浮上して見上げた満天の星の美しかったことは今でも心に焼き付いている。 その下にある激烈な流れを想像できないくらい真っ暗で穏やかな海と、漆黒の空のキャンバスに散りばめられた無数のダイヤモンド..。 ブルーコーナーのサメやマダラトビエイも素敵だが、それは得難い経験だった。 2回目に行った時は、休暇前のハードワークで風邪をひいてあまり体調良くなかったなが、パラオに来たら急に体調良くなって、いつの間にか風邪も治ってしまった覚えがある。 この時は、11年前のエルニーニョの翌年で、珊瑚が壊滅的だった。 ジャーマンチャネルでマンタはたくさん見られたが、見事だった珊瑚は瓦礫の山だった。 ブルーコーナーも、珊瑚が悲惨→小魚少ない→大物も少ない、という状況だった。 しかも、乗船したパラオスポートで、少し前にガイドがダウンカレントに巻き込まれて亡くなるという不幸な事故があったので、規制がめちゃ厳しかった。 上級者チームのガイドは若い女性で、事故のことで相当ナーバスになっているようで、ほんのちょっと離れただけで注意され、まるで”ゴンズイ玉”みたいに固まることを余儀なくされた。 止まることを許されないおかげで、写真が全然撮れず、超ストレスフルだった。 珊瑚は壊滅的、写真は撮らしてもらえないという悲しい旅に終わったのである。 今日TVで見た、パラオの海は珊瑚もすくすくと回復しているとのことで、心から良かった~!と思った。 海流のせいで、珊瑚の卵がパラオ内に留まったおかげらしい。 自然の生命力のたくましさに感銘を受けた。 また、腰が良くなって機会あれば、パラオに行ってみたいなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.10 01:52:26
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