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カテゴリ:書籍・コミック
小学生の子供がいる友人が、「娘が本を読まなくて・・・」と相談に来た。 漫画すらも興味がない程で、読書を全くしないので学校の課題の読書感想文を書けなくて大変らしい。 今は宿題だけでなく読書感想文を書く業者までネットで依頼できるみたいで、世も末だな~と思うけど。 で、本好きになる要因はどこにあるのか?とか、どうやったら本好きになるのか?という話に。 ぷにょ☆が本格的に読書を始めたのは社会人になってからと聞いているけど、私の周囲の本好きさんはたいてい子供の頃から読書家だ。 親代わりだった伯母が私の本好きを「自分が本の読み聞かせをしたからよ!」とやたら自慢げに言ってたわりに、彼女の子供は3人とも本好きではないし、まぁ、読み聞かせも一つのファクターではあるとは思うんだけど・・・。 私も自分の本好きを周囲に異常扱いされていたので、中学生になる頃には児童心理学の文献を読み漁って原因解明しようとしたことがある。 つまり、それなりに複雑な家庭環境とか、そういったものの影響も考えたワケで。 結論を言ってしまえば、私が自分なりに解明した(と思っている)環境的要因もあるけれど、やはり本人が持って生まれた“何か”が一番大きいんじゃないかと思う。 だから同じ環境で育っても読書に興味がある人とない人ははっきり分かれているし、まして「本を読みなさい」と言われても興味がなければ1ページも開きはしないだろうと思う。 本が好きな人にとっては読書は呼吸をするようなもので、登山家が「そこに山があるから登るんだ」と言うように、読書家にとっては「そこに字があるから読むんだ」としか言いようがない。 物質的に行き過ぎな程の飽和社会は、読書をする一因である好奇心も発達しようがなさそうでだし、情報が安易に与えられすぎる世の中では、想像力の鍛えようがない環境でもあるかも。 読書スタイルは各々の個性内のものだし、難しいことなんて考えずにまずは気軽に読むのが一番だと思うけど、強制されて読むのも嫌だと思うんだよね、子供の立場では。 まぁ、でも最近の学生たちを見ていると識字率は極端に下がってきてるな~と思わないでもないかな。 教科書すら読まないとか、大学生でも常用漢字が読めない人がたくさんいると聞いた日にはね・・・。 まずは字を読めるようになれってレベルのようだね、現代日本の子供たち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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