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2024年パリ五輪で一番応援していたのは、女子やり投げの北口榛花(きたぐちはるか)選手でした。
大学時代に日本でやり投げコーチが不在になると、チェコのデイビッド・セケラックコーチに直訴し、チェコにて指導を受け、チェコ語も学んだという話が好きで、昔から大会の記事は読むようにしていました。 2024年8月10日、陸上女子やり投げで、北口選手が1投目で65メートル80をマークし、金メダルを獲得しました。 2024年8月12日付 朝日新聞朝刊で、辻隆徳記者の記事があり、一部を紹介します。 【朝の気づきで修正 北口だけが65メートル】 女子やり投げの北口榛花には予感があった。 決勝の直前。練習投てきのやりが、55メートルライン付近まで届いていた。いつものウォーミングアップなら40メートル台なのに。 「昨日の夜、今日の朝くらいに気付いたことがあって」 昨年9月に67メートル38の日本新を記録した自分の映像を振り返った。「足踏みから助走に入るまでのタイミングが、この時と比べると早いなって思った」。このところ、助走のスピードや力強さを意識するあまり、いつものリズムを失っていた。 修正点をすぐに自分の投てきに反映させられるのが、この26歳の強みだ。それが大舞台での1投目で、如実に表れた。 絶叫と共に力強く放たれたやりは、65メートルラインを悠々と超えた。65メートル80ー。いきなり今季の自己ベストを更新してトップに立った。 「焦らずに助走しようと思って、その通りにできた」 身体の柔らかさを生かすための工夫も凝らす。試合中は、投てきの間に地面に寝そべる。この日も補食のカステラを食べながらゴロゴロした。 体をただ休めているわけではない。猫背なため、あるべき姿勢を意識し、維持させる効果がある。1投目の記録が他の選手に破られることなく、1位が決まった。終盤の5投目でも64メートル73をマークした。この日、64メートル以上を投げたのは北口だけだった。 ~ 北口は、自らが目指していた「真の世界女王」になった。貫禄の金メダルだ。でも、少し時間が経って口にした。 「65メートルじゃまだ満足できない。頑張る理由ができて、ホッとしている。満足できない理由があるのは幸せなこと」(辻隆徳記者) ーーーーーーーーーーーー ↓ パリ五輪 女子やり投げ 北口榛花選手の投てき。 ↓ デイビッド・セケラックコーチ。 ーーーーーーーーーーーー ↓ 姿勢を意識しながらカステラを食べる北口選手。 ーーーーーーーーーーーーーーー ↓ 2024年8月12日付 朝日新聞朝刊。 ↓ 北口「金」全開の一投目 やりなげ。 ↓ 遠く 強く 切りひらく 朝のきづきで修正 北口だけが65メートル。(陸上 女子やりなげ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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