ブンダバー/くぼしまりお&佐竹美保
知人宅前に積まれた不法投棄のゴミの山を引き取ってきた古道具屋の主人・おしじさん。その中にあった引き出しの無いタンスを、妻・リンさんの誕生日プレゼント用にと修理すると、突然タンスが動き出し、真っ黒なネコが飛び出して・・・!図書館で借りてきました。壊れたタンスの中から出てきたネコ・ブンダバーと、古道具屋のご夫婦のお話です。「ブンダバー」って不思議な響きの名前ですね。ドイツ語で、英語の「ワンダフル」と同じなんですって。しゃべれないけれど意志を持って動くタンスと、その中に住んでいたしゃべる黒ネコ・ブンダバー。しゃべる猫って言うと、漫画の「みかん・絵日記」とかポケモンのニャースを思い出しますね。みかんちゃんもニャースもしゃべる練習をした成果ですが。みんなとおしゃべりしたり遊んだりしたいブンダバー、けれど街の人の反応を心配して、ご夫婦は外でのおしゃべりを禁止します。でも、毎日家の前を通る少女・モモに秘密がバレてから、少しずつブンダバーの秘密をオープンにする方向へ進みます。うん、確かにしゃべるネコがいたら私もお話してみたいもんな。ただ、ウチの連中はしゃべんなくていいです。文句タラタラ聞かされても困るから(笑)イラストのブンダバーがとっても可愛い!ひとめぼれですw猫の顔が彫られたタンスのタンちゃんもおチャメです。でもリンさん、タンちゃんに何か物足りないからって、目鼻は彫刻なのに筆でひげを足すのはどうかと・・・(^o^;ブンダバー 著者:くぼしまりお 絵/佐竹美保ポプラ社 ポプラの木かげ・5 2001年5月発行【送料無料】ブンダバ-価格:1,029円(税込、送料別)