没問題(無問題)の意味っ。
皆様、今年もありがとうございました!いつも生存確認だけじゃないか!何か面白いこと書けよっ、と知人から突っ込みを入れられましたので、今回はご挨拶を兼ねまして、小ネタを。<没問題(無問題)のイミ。>オフショアビジネス、異文化コミュニケーション、ゲーム、異性の口説き方etc.etc…これらに共通する極意の一つは「言葉ではなく、『意味』を読む。」ことだと思います。中国(に限らずオフショア)ビジネスネタでよく話題に上がる”担当が「没問題(無問題)=問題ありません。」といっていたのに 実際蓋をあけて大変…”という事例は、「没問題(無問題)という言葉にどんな意味が込められているかをよめていない」ということが(いい悪いは別として)原因だと思います。(そもそも「問題ありますか?」なんて信頼関係もない内に 他言語文化圏で何も考えずに聞くのがアブナイ!と思った方は もうこの項目を読み飛ばしていただいて構いません。)実際、没問題(無問題)の意味はよく使われるものだけでも、「(将来問題が発生する可能性はあるけど今は)問題ない。」「(問題は発生してから対処すればいいので)問題ない。」「(少々問題はあるが、自分でカバーできそうなので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、それは私の主観では 問題といえるほど大きなものではないので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、今対処するのは面倒なので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、責任を被るのは私ではないので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、責任を誰かに押し付ければいいので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、私の給与に関わるわけではないので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、私のプライドが報告を許さないので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、私は明日、 会社のお金を持って故郷に逃げるつもりなので)問題ない。」「(問題はある(ありそうだ)が、チェックフェイズ前に 私は辞めることになっているので)問題ない。」「(問題はあるが、私は企業スパイであり、そもそも失敗が目的なので)問題ない。」「(そういっておけば会話を終わらせることができるだろうから)問題ない。」「(まだ確認していないが、とりあえず)問題ない。」「(貴方に報告する義務はないので)問題ない。」「(貴方が嫌いで報告したくないので)問題ない。」「(コイツの足を引っ張れば次の出世は俺なので)問題ない。」「(おなか減っているのであしらっておこう…)問題ない。」「(貴方の日本(中国)語が聞き取れなかったから適当に)問題ない。」「(自分の知る限りでは)問題ない。」「(確認手法は知らんけど担当に聞いたらこう言っていたので)問題ない。」「問題ない。(本当の意味で。マジ完璧!褒めて褒めて!)」と、このくらいはさらっとあるかと思います。(母国語の”空気読み”スキルもそうですが、)他言語文化圏で何かをするときは特に相手プレーヤーが発した”意味”を読みゲー(ム)をするときのように考えることをおすすめします。(まあ、(限定環境下では)意味の揺らぎが無いように定義しちゃうという手も もちろんあるわけ(むしろそれが王道)ですけど…。)え?お前は読めているのか、って?彼女の上気した頬(チークだった)をみて「おお、今日はOKかも!」と思い、酔った勢いに任せて肩を抱いたらワンツーからハイキック貰ったことのある(キックボクサーだった)私が今日も楽しく苦戦しているのはまあ、当然の帰結というものでありましょう(いてて…)それでは皆さん、よいお年を!