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カテゴリ:東京散歩
赤い靴といえば横浜を思い起こしますが、麻布十番に赤い靴の女の子、きみちゃん像が建っています。 麻布十番にきみちゃん像があることは知っていましたが、赤い靴の女の子だというのは、先日知ったばかり。 麻布十番のお寺に母方のお墓があるのですが、法事の帰りに母が姪たちに説明していて知りました。 野口雨情が詩を書いた童謡「赤い靴」にはモデルがありました。 きみちゃんは母の再婚で北海道の開拓農場に渡りますが、あまりの過酷な気候に、やむなくアメリカ人宣教師の夫妻に養女に出されます。 きみちゃんの母が詩人野口雨情にわが子のことを語って聞かせ、童謡「赤い靴」が誕生しました。 そのきみちゃんがなぜ麻布に? 母は娘がアメリカに渡って幸せに暮していると信じていたのですが、実は夫妻がアメリカに帰る時に6歳のきみちゃんが重篤な病気に罹っており船旅が出来ず、やむなく麻布の孤児院に預けたのだそうです。 きみちゃんは9歳で亡くなりました。 雨情の詩と本居長世のこの歌は、長く多くの人に親しまれてきましたが、いわれは知らないまま、物悲しく、何か子ども心に恐いような印象を与える曲になったことも不思議です。 詳しくは→■ きみちゃん像はパティオ十番に建てられています。 麻布十番にいらしたら、カレイドスコープ昔館や、手作り石鹸のアンティアン、たぬき煎餅などが特にお勧めです。 六本木ヒルズに近いですが、東京のミッドタウンという印象はなく、懐かしいような街です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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