[子猫] ブログ村キーワード
最近、ご相談のメールをいただく人たちや
お世話になっている人たち
まわりにいる何人もの人たちから
同じお話を聞くことが多いです
「子猫を見つけたんです…」
毎年、春から初夏にかけて
この世に生まれてくる命はとても多いです
ちょうど少し大きくなった今頃には
誰かの目に触れる機会も
多くなってくるのでしょう
そして、中には…
理不尽にも捨てられてしまった子猫たちを
今の時期、目にする人も
少なくはありません
今日は「猫の部屋」の仲間たちのお話ではありません
ただ、仲間たちの中にも
同じように悲しい経験をした子は
多いと思います
この子の名前は、小夏ちゃん
とても可愛い子猫です
小夏ちゃんは、ある雨の日に
姉妹の千夏ちゃんと一緒に捨てられました
雨に打たれ、ずぶ濡れになりながら
鳴いていた子猫のそばに落ちていたのは
車のマット
考えたくはないけれど…
小夏ちゃんと千夏ちゃんは
マットにくるまれ
車の中から投げ捨てられたのかもしれません
彼女たちを偶然見つけたのは
いつも仲間たちのことを応援してくださっている
くすさん
精一杯の力を振り絞り
助けを求める小さな命を見つけて
くすさんが、頭で考えるよりも先に
姉妹を抱きかかえられた気持ちは
とてもよくわかります
病院の先生の診断では
保護当時、生後2ヶ月
しかし、かなり発育状態は悪く
350gほどしかない体重
下痢も続いていたそうです
とにかく最優先は
小夏ちゃんと千夏ちゃんが元気になること
しっかりと元気になったら
優しい里親さんを探して
姉妹に幸せな未来を繋ごうと
くすさんは考えておられました
しかし、6月24日
千夏ちゃんは、未来を繋ぐことなく
旅立ちました
雨に打たれて
大声で鳴いていた千夏ちゃん
その鳴き声で、くすさんは気づいたそうです
手を差し伸べてくれた優しいくすさんに
千夏ちゃんは、ちゃんと挨拶をして逝きました
残された小夏ちゃんの未来を
くすさんに託して…
小夏ちゃんと千夏ちゃんのお話を読んだ時…
雨の中、大声で泣き叫び
一生懸命に助けを求める子猫の姿と
びしょ濡れの車のマット
頭の中で、その光景が
リアルな映像になって浮かびました
そして、それは
鮮明なイメージになって
私の中に残りました
言葉では言い表せないほど
悲しすぎる情景…
野性に生きる動物たちの狩りの光景を見て
時に、その行為を
残酷だという人がいるそうです
しかし、本当に残酷なのは
どちらなのでしょう…
邪魔だから、いらないから
自分の目の前から消えてほしいから…
生きていくために
他の動物を狩るわけでもなく
自分勝手な理由だけで
簡単に命を消し去ろうとする人がいます
何よりも残酷な生きものは
小夏ちゃんたちを投げ捨てたような
人間なのだと思いました
今日、このお話を書かせていただいたのは
小夏ちゃんが元気になったからです
現在、生後3ヶ月
体重は500gを超えたそうです
まだ、かなり体は小さいですが
ドライフードも食べられるようになりました
くすさんは、小夏ちゃんの未来を繋ごうと
毎日、頑張っておられます
心ない人間によって
捨てられた小さな命を救い
幸せを祈りながら、行動するのも人間
もしも、あなたの目の前に
助けたいと思う小さな命が現れたら…
あなたができることでいいから…
どうか一歩を踏みだしてください
和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県にお住まいの皆さんへ
小夏ちゃんを迎えてくださる
優しいご家族を探しています
また、小夏ちゃん里親募集のリンクに
ご協力いただける方がおられましたら
よろしくお願いします
詳細は、くすさんのブログ
「くすさんのフォトログ 猫撮りや です 」
和歌山から子猫の里親さん募集中をご覧ください
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
小さな頃に置き去りにされ、兄妹を亡くした子
大きくなってから捨てられ、心に深い傷を負った子
「猫の部屋」の仲間たちの中にも、悲しい経験をしてきた子は多いです。
公園で生まれ育った仲間たちも元を辿れば
やはり、お母さんやお父さんが捨てられたから…
私や仲間たちの命は、無責任な人間のおもちゃではありません。
先に虹の橋を渡った千夏ちゃんの分まで
小夏ちゃんには、たくさんの幸せをつかんでほしいと思います
その気持ちを込めて、この日記を書きました。
ブログランキング参加中!ポチッ、ポチッ、命を大切にできる未来がやってきますように。