[嘘] ブログ村キーワード
9月になりました
新しい月を迎えたので
何か皆さんには明るいお話を…
そう考えていたのですが
昨夜、司令塔Ａさんから
第一秘書に、こんな電話がありました
「中之島の名前を騙ってるヤツがいるって…」
「えっ…
」
それは「中之島公園の猫たち」の
手術費用とワクチン代が必要なので
協力してほしいと声をかけられた人からの情報
今回は、かなり具体的な内容でした
司令塔Ａさんを代表とする
「中之島公園猫対策協議会」の運営メンバーは
発足当時、いろんな方向性について
話し合いを重ねました
そして…
現金によるご支援は一切お断りすることを決め
「猫の部屋」の活動を始めたのです
しかし、少しずつ
名前を知られるようになった頃…
「中之島公園の猫たち」の名前で
寄付を募ろうとする人がいる
そんな噂を耳にするようになりました
その時にも、すごく虚しい気持ちと
やるせない思いに駆られたのですが…
ブログで警告文を流し
とにかく注意していただきたいと
皆さんにお伝えしました
「是非、寄付をしたいのですが…」
「医療費などに使ってほしい…」
仲間たちのことを知ってくださる方が増えると同時に
何件ものお申し出をいただくようになりました
いただいたメールからは
「猫の部屋」を気遣ってくださる
優しい気持ちが伝わってきて…
秘書たちは、本当に嬉しかったそうです
ただ、お申し出いただいた方には
運営メンバーの思いを説明し
協議会の方針を理解していただけるよう
お願いしながら
すべて辞退させていただきました
とてもありがたいことに
皆さん、その思いをしっかりと受けとめてくださり
それ以降も応援していただいています
それなのに…
「何か、ホントに嫌だよね…」
「うん…」
優しい気持ちを踏みにじる行為に
気分の重くなる会話は続き…
Aさんが次に言った一言で
一瞬、第一秘書は
頭を殴られたような衝撃を受けました
「名前は、○○っていうらしくて…」
「ちょっと待って…私、その名前知ってる
」
「えっ、何で
」
Aさんが口にした名前
第一秘書は、同じ名前の人を
確かに、ひとりだけ知っていました
「猫の部屋」誕生直後の
2007年12月23日
まだ私も剣先の仲間たちと一緒に
「猫の部屋」にいた頃のことです
当時、先に閉鎖されていた剣先での捕獲は
残すところ、みさえちゃんと
娘のふぁねこだけ
ただ、年明けには
バラ園も閉鎖することが決まっていたので
残り50匹以上の仲間たちを迎えられるように
秘書たちは、いろんな準備をしながら
必要なものを揃えていました
そんな時、ある提案を
申し出てこられた人がいました
秘書たちは、その人にお会いし
提案の内容を含め、話を聞いたのですが…
結局、もしお手伝いしていただくことがあれば
連絡するということで話は終了しました
帰りがけ、その人は
車に積んでおられた物の中から
出来たばかりの「猫の部屋」に必要そうなものを見繕い
是非、使ってくださいと置いて行かれました
風邪をひいた仲間たちのために
何種類かの目薬と風邪薬
病院へ運ぶ時のために
いくつものキャリーケース
そして、もうひとつ
ものすごく大きな段ボール箱
何度もお礼をいう秘書たちに
どうか頑張ってくださいと明るく声をかけて
その人は帰られたのです
大きな段ボールの中には
ピカピカ光った新品のお皿
真っ赤なご飯のお皿が
100個近く入っていました
そう…
三年目を迎えた今も「猫の部屋」で
仲間たちが使っている、あのお皿
あの日以降、秘書たちが
その人と会うことはなかったのですが…
野良猫だった仲間たちが
初めて持った全員お揃いのお皿
その赤いお皿に入った缶詰を
毎日、元気に食べる姿を見ながら
時折、その人のことを思い出しました
話した時の声のトーン、表情
そして、手渡された名刺に
書かれていた名前…
もちろん、実際に会ってみなければ
本当のことはわからない…
けれど…
もしも、もしも
嘘であってほしいと思っていることが
真実だったとしたら…
ただ、とても悲しい…
そう…本当に悲しいです
「中之島公園猫対策協議会ＨＰ」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
「中之島公園の猫たち」の名前を使い、寄付を集めている人がいるそうです。
「手術代とワクチン代にご協力をお願いします」と声をかけているようですが
「中之島公園猫対策協議会」では
現金によるご支援をすべて辞退しております。
また、現在「猫の部屋」にいる猫たちはすべて手術済みであり
ワクチン代などにつきましても寄付は募っておりません。
どうかご注意くださいますよう、お願いいたします。
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