[記憶] ブログ村キーワード
皆さん、こんばんは
中之島タキシードです
11月1日を迎えました
早いもので
この日のことをブログに書くのは
三度目になります
私にとって
11月1日は忘れられない日です
きっと何年経っても
この日を迎えるたび
同じ気持ちになるでしょう
2007年11月1日は
私と仲間たちが暮らしていた中之島公園の
再整備工事が始まった日でした
高速下の広場には、フェンスが張られ
橋からのスロープや階段は
封鎖されました
川の流れも風も、まわりの景色も
いつもと何も変わらないのに…
いったい何が始まるのか
具体的なことはわからなかったけれど
私たちにとって
良くないことが起ころうとしていることだけは
ちゃんとわかっていました
あの頃の私や仲間たちは
名もない野良猫だったかもしれない…
けれど、いつも一生懸命でした
生きることに真剣でした
そんな私たちが
閉鎖されたエリア内にいるのは
わかっていたはずなのに…
張りめぐらされた背の高いフェンスと
冷たく光っていた頑丈な鎖
あの日、私は
自分の存在を否定されたように感じました
あれから三年…
今、私や仲間たちは
それぞれの場所で
何事もなかったように過ごしています
暖かい居場所もあります
おいしいご飯もあります
私たちのことを大好きだと言ってくれる
優しい人たちがたくさんいます
閉鎖された公園で
寒空の下、震えながら
誰かがやって来るのを待っていた日々を
時折、忘れそうにはなるけれど…
やっぱり、11月1日には
あの日のことが鮮明に思い出されます
三年前の私と仲間たちは
今も、どこかにいます
公園かもしれない、河川敷かもしれない
住宅地やビルの片隅かもしれない
あの日の私たちと同じ
行き場のない野良猫たちは
数え切れないほどいるはずです
もしも、あの日のことを知り
今の私たちの姿に
ほんの少しでも希望を感じられたなら…
どうか勇気を持って
一歩を踏み出してほしい
そう願っています
私や仲間たちが歩いてきた道は
曲がりくねっていました
とても細くなったり、急な坂道だったり
決して平坦ではありません
けれど、本当は
行こうとさえ思えば
誰にだって歩いていける道です
曲がりくねった道でも
いつかは必ず
真っ直ぐの大きな道になるはずです
どうか忘れないでください
ある日、とわさんちにやってきた
「しましま3きょうだい」
とわさんは、御年16歳
厳しい生活を生き抜いた
「中之島公園の猫たち」の誇りです
孤高の野良猫だったとわさんも
今では優しいDREAMさんのそばで
穏やかに過ごしています
そんなとわさんに
愛情いっぱいで育てられた
しましま女子、ちびちゃんと茶々子ちゃん
現在、里親さん募集中
詳しくはDREAMさんのブログ
「とわさんちのしましま3きょうだい」をご覧ください
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
あの日から三年が過ぎました。
長かったのか短かったのか、今もわかりませんが…
とても多くの出会いがあり、いろんな経験ができました。
支えてくださる皆さん、応援してくださる皆さん
「中之島公園の猫たち」に関わる人たち全員が「チーム中之島」です
まだ道は険しいですが、これからもどうか一緒に歩いて行ってください
頭で考えている以上に、持っている力は大きいはずです。
支えてくれる人だっているはずです。
悔やんだり嘆いたりするよりも歩き出しましょう
行き場のない野良猫たちを救おうとする方たちへ
心からのエールを送ります
ブログランキング参加中すべての命が大切にされる世の中になりますように…