[決意] ブログ村キーワード
皆さん、おはようございます
中之島タキシードの第一秘書と第二秘書です
このたびは、平松市長の記者会見で
「猫の部屋」の存続が公表されたこと
そして、私たちの活動が
正式に大阪市の市民協働の取り組みになると
公表されたことについて
たくさんのお祝いの言葉をいただきました
また数多くの皆さんが
HPやブログなどで転載してくださいました
いつもながら、お一人ずつに
お返事することができなくて
本当に申し訳ありません
皆さんの温かい気持ちの詰まったお祝いの言葉
すべて読ませていただきました
本当にありがとうございました
あらためて「中之島公園の猫たち」が
これだけ多くの人たちに支えられて来たことを感じます
心からお礼申しあげます
記者会見後、TVの取材依頼や
初めて活動を知った方からのお問い合わせなどが相次ぎ
改めて、責任の重さを痛感しています
始まりは三年前
大阪のひとつの公園で起こった出来事でした
私たちは、目の前にいる猫たちを
閉鎖された公園から救い出したい
猫生を全うできるようにしたい
そうしなければ、自分たちが一生後悔する
最初は、ただそれだけの気持ちでした
動物愛護の活動に関わったこともなく
経験も人脈も権力も財力もありませんでした
「私たちには無理なのかもしれない…」
そう考えたこともありました
でも、寒さと飢えで
つらい思いをしながら
息絶えていく猫たちの姿が
何度も夢に現れて…
いてもたってもいられなくなりました
何ができるのかは、わからないけれど
何かしなければ状況は変わらない
ただ無我夢中で始めた活動でした
けれど、私たちは猫たちを通じて
大切な仲間と出会いました
つらかった時に出会い
今では、かけがえのない友人になった司令塔Aさん
「猫の部屋」を支えるお当番さんたち
猫たちを迎えてくださった里親さんたち
そして、ブログを通じて猫たちのことを知り
応援し続けてくださった全国の支援者の皆さん
多くの出会いで得たものは
大きくて、力強くて
何よりも私たち自身を成長させてくれました
私たちが思い描く「あるべき姿」は何なのか
それには、何が必要で
どういう道を歩くべきなのか
最初は、目の前にいる猫たちのことしか
考えていなかった私たちですが
この三年間、何度も自問自答を繰り返しながら
少しずつ、何かが見えてくるようになりました
昨年から、司令塔Aさんを代表とする
私たちの協議会は「猫の部屋」を存続させてほしいと
関係局の方たちにお願いしてきました
そして、それと同時に
徹底した予防策を講じていただきたいと訴え続けました
今までのように何も変わらないなら
また、同じことを繰り返すだけだと主張しました
中之島公園には
もう、野良猫たちはいなくなりました
私たちは、もう二度と同じことを繰り返したくはない
閉鎖された公園内の
あの日と同じような姿の
猫たちを見たくはないのです
公園を管理する公園事務所が
遺棄などに対しての予防策を徹底しながら
中之島公園の「あるべき姿」を守り
ボランティアである私たちの協議会が
今、そこにある命に責任を持つ
様々な立場から
できることをできる人が担い
協力し合って、ひとつの目標を目指す
この市民協働のシステムでなら
きっと現状の公園環境を維持していける
野良猫と呼ばれる猫たちを減らしていける
だから、この活動を続けていきたいと
お願いしてきました
今回、平松市長の記者会見で発表されたように
「猫の部屋」は正式に認められ
中之島公園の野良猫だった保護猫たちには
明るい希望の光が差し込みました
そして、新たに加わった範囲でも
公園事務所との協働で活動を行うことが決まりました
本当に、とても嬉しいことです
この三年間、全員で力を合わせてやって来たことを
評価していただけたのだと思いました
しかし、正式に認められたということは
今まで以上に、大きな責任を伴うということです
まだまだ厳しいこともあると思います
きっと、また皆さんに
ご心配をおかけすることもあるでしょう
しかし、私たちは
これからも「あるべき姿」を探しながら
一歩一歩、着実に
努力し続けることを誓います
それが今まで応援してくださった皆さんへの
最大の恩返しになると考えています
そして、今年度中に
大阪市が管理する都市公園には
「公園猫適正管理推進サポーター制度」が
導入されようとしています
公園で暮らす猫たちを対象とする
この制度は、おそらく全国初の試みになるはずです
大阪市の公園にいる野良猫たちにも
明るい希望の光が差し込んだのです
大阪市は、公園の多い街です
そこには、たくさんの野良猫が暮らしています
日々、お世話をされている方もたくさんいらっしゃいます
平松市長は記者会見で
中之島公園に関しては、それぞれの相乗効果がもたらした
シンボル的な事案だと言ってくださいました
だから、この制度が導入される
大阪市の都市公園すべてに普遍化されるのかどうかは
かなりハードルが高いかもしれない
そうも言っておられました
もちろん、公園ごとに環境や状況は違いますから
その公園ごとに合わせた形に
変化はしていくでしょう
ただ、中之島公園で誕生した市民協働のシステム自体は
環境や状況が違っても、形が変わっても
参考にしていただけるものだと
私たちは信じています
新たに誕生する制度は
活用しなければ
意味のないものになってしまいます
この機会を与えられたことはチャンスであるとともに
野良猫たちの未来への道を左右する
重要な使命を課せられたのだと思っています
この「公園猫適正管理推進サポーター制度」が
大阪市で成功をおさめ
全国へ波及することができるのか
野良猫と呼ばれる猫たちにとっての
画期的な第一歩となれるのか
それは今後、私たちの中之島公園も含めて
各公園がどこまでやれるかに
かかっていると思います
曲がりくねった道を行くには
いくつもの高いハードルが必ずあります
けれど、誰も飛び越えられないわけではない
私たちはそう思います
きっと、また私たちの前にも
新たな高いハードルが見えてくるでしょうが
頑張って飛び越えて行くつもりです
みんなで一緒に
飛び越えて行きませんか
そうすれば
きっと、その先には
小さな命を大切にできる優しい街が
待っていると思います
皆さん、本当にありがとうございました
どうか、これからも
「中之島公園の猫たち」を支える
チーム中之島の一員でいてください
そして、次のステージへと進む私たちの
道標でいてください
応援してくださる皆さんと一緒なら
きっと私たちは真っ直ぐに歩いていけるでしょう
そして、中之島公園だけでなく
大阪市の各公園で誕生しようとしている
新しい市民協働の取り組みを
温かく見守っていただければと思います
お詫びとお願い
「猫の部屋」の一般公開はしておりません
見学ご希望についても
大変申し訳ありませんが、すべてお断りしています
詳しい場所など、非公表としておりますので
どうかご了承ください
また、猫の保護依頼には対応できかねます
事情をお察しの上、ご理解いただけると幸いです
なお、お問い合わせに関しましては
すべてメールでの対応となります
協議会HP、もしくはブログのメールアドレスまでご連絡ください
携帯電話からでも結構です
公園事務所では
対応されていませんので、くれぐれもご注意ください
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
今日の写真は
公園事務所の優しいおじさんたちが作ってくださった
初代と二代目の「猫の部屋」と
現在の三代目「猫の部屋」までの懐かしい写真です
そして、可愛い花束は
お当番のSさんがお祝いにくださったもの
ひとつは、秘書たちに…
そして、もうひとつは天国にいるふさこちゃんへ…
ブログランキング参加中皆さん、本当にありがとうございました