[願い] ブログ村キーワード
今日、京都では
また前が見えなくなるほどの
すごい雨が降りました
今は、私も仲間たちも
窓辺に座って、雨の音を聞いてるけれど…
あまり楽しい想い出がないから
雨は、好きじゃありません
外を歩いてて、急な雨に降られても
人は傘を持って、速足で移動しながら
濡れない場所まで行ける
もし傘がなくて、びしょ濡れになってしまっても
家に帰れば、ふかふかのタオルとか
温かいお風呂とか、清潔な着替えとか
いろんなものがある
けれど、傘もタオルも家もない
野良猫たちは
びしょ濡れになっても
ただ、雨が止むのを待つしかない
どんなに体が冷たくなっても
そこにしか居場所がないから…
少し前まで、私と仲間たちも
それを仕方のないことだと思っていました
雨の日、木の下や植え込みの中で
少しでも濡れないように、体を寄せ合い
雨宿りする私たちを見て
秘書たちは、いつも難しい顔をしていました
雨降りには、人もあまり来なくなる公園
私や仲間たちが
雨の日に、どんな過ごし方をしてるのか
知っている人は、どれだけいたでしょう
あの頃は、そんなこと
考えてもみなかったけれど…
晴れた日の私たちだけを見て
楽しそうだと、自由だと思う人が
多かったかもしれません
でも、本当は
仕方のないことだと思っていても…
雨に濡れると冷たかった
雷は怖かった
大きな木が風に揺れると不安になった
何だか、とても心細かったです
私には、たくさんの仲間がいて
いつも一緒だったけれど
もしも、あの頃
思いがけないことが起こっていたら
私たちだけで、何かができただろうか
ふと、そんなことを考えます
小さな私たちが見上げる空は
人が見上げている空より、高くて遠い
人にとっては、なんてことないものが
私たちには、脅威だったりします
どれだけ束になって、かかって行ったとしても
勝てなかったりします
本当は、そんな思いしなくても
良かったのかもしれない…
仕方のないことだと思わなくても
良かったかもしれない…
けれど、自分たちが置かれている状況の
理不尽さだとかに気づいていなかった
それに、もし気づいたとしても…
私や仲間たちは、すべてを受け入れて
生きていくしかなかったのです
「相手の気持ちを理解できる人になりなさい」
人は、子供たちにそう教えます
確かに、相手の気持ちを理解することは必要です
ただ、本当に理解しようと思うなら
どうか、こう教えてほしいのです
「相手の立場になって考えられる人になりなさい」
もしも、公園で暮らしていた私や仲間たちと
突然、立場が変わってしまったら
人は、いったいどう感じるのでしょう
必要最低限のものもない生活かもしれません
危険な環境かもしれません
理不尽なことを強いられるかもしれません
それでも「可哀想だ…」と思うだけでしょうか
仕方のないことだと諦めるのでしょうか
野良猫の立場になって考える…
何を馬鹿なことを…と、思うかもしれません
けれど、少しだけでもいいから
考えてみてほしい
今日の雨を見ていて
私は、そんなことを思いました
「伝えることの大切さ」
「ねこ☆にゃらーず」のにゃーもさんが
猫マンガでパブコメの説明をされています
是非、読んでみてください
「猫マンガで読むパブコメ?」
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
秘書たちが私や仲間たちと出会う、ずっと前…
私たちの公園にも、ブランド猫がたくさんいたそうです。
いろんな噂はあったそうですが
今ほど騒ぎになることもなかったのか真相はわからないままです。
また、突然現れる猫たちもいたそうです。
まるでカタログから抜け出てきたような猫たちも
生き抜くために公園で暮らす野良猫になりました。
賛成や反対や、いろんな意見はあると思います。
ただ、一つだけ私が思うことは
「私たちは物じゃない」ということです。
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