中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-
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中之島タキシード
大阪・中之島公園から我が家にやって来た元野良猫タキシード。 彼女が工事で閉鎖中の公園に取り残された仲間を救うために、ブログを立ち上げました。 すべての猫たちが救われますように!
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大阪市が「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」を開始して 来月で、一年を迎えます その間、サポーターさんたちが 活動する各公園では 着々と猫たちの不妊手術が進められ 耳先カットを持つ猫たちが増えています 先週末、市民団体である 「おおさか公園ねこの会」さん主催の 不妊手術支援事業が行われました 毎回、司令塔Aさんと 何人かのお当番さんたちは この支援事業に参加しています 当日、お手伝いするのは 一日に、何十匹も運び込まれる 猫たちの不妊手術補助など 医療関係の仕事につく人も多い 「猫の部屋」関係者は とても、頼もしいそうです 今回、3月実施ということもあり Aさんは、日程が決まった頃から かなり厳しい状況になると話していました 発情期を迎えた時期の手術に 妊娠という言葉が出ないことは ほとんどないからです 毎年、春の発情期を迎えると 秘書たちは、ある仲間が 手術を受けた頃のことを思い出します あれは、まだ 連日、捕獲される仲間たちが 手術を受けていた頃 大きなお腹を引きずるように歩く ヒロコちゃんの姿 飼い主だったホームレスさんがいなくなり 彼女は、とても怖かったのでしょう 姿を隠している間に、妊娠し 捕まった時には、横に張り出していたお腹 それは、出産が近いことを 示していました --- あと何日かで産んでたよ --- 手術した先生は、そう言われたそうです あの頃、第一秘書は 先生との連絡役をしていました とても厳しい先生で 毎回、要件を話したあと 口癖のように言われていたのは… --- タラタラしないで、早く捕まえなさい! 一日でも早くないとダメ わかってるの? 捕まえたら、すぐに連れて来なさい 予約の数なんか関係ない 連れて来たら手術してあげるから あなたたちが本気なら、必死になりなさい やる気を見せなさい! --- 冬から始まった捕獲が 春に近づいていくにつれ その言葉は、どんどん厳しくなりました 手術を済ませた仲間は 日に日に増えているけれど いつまでも、先生は厳しかったそうです そして、ヒロコちゃんの手術の後 言われたのは… --- だから、早くしなさいって言ったのよ --- 出産間近の母猫に どれだけの体の変化があるのか 胎児が、どんな状況なのか そして、その状態の手術に どれだけリスクがあるのか… 先生は、説明してくださったそうです そして… --- だからって、産ませてやることができる? じゃあ、1匹出産させたとして 他にも、同じ状態の猫を見つけたら? あんたたちなら、どうする? 何十匹、何百匹増えるかわからないのに すべての命に、責任取りきれるの? そんなこと、できないでしょ? それに、それじゃ 何の問題解決にもならないのよ だから、一日でも早く 捕まえてきなさいって言ってるの もっと頑張りなさい! --- それが、真実であり 現実でした 命に関わっていくのなら しっかりと、その責任を受けとめて ちゃんと、自分の目で見ること 自分の頭で考えること そして、行動していくこと 厳しい言葉ばかりだったけれど 先生が、本当に言いたかったことが 痛いほど、伝わってきたそうです 最後の手術が終わった後 初めて先生は、こう言われました --- みんな、よく頑張ったよ お疲れさまでした --- 春が近づくたびに 秘書たちが思い出す、あの頃の記憶には いつも、先生の言葉があります 先週土曜日、夜 支援事業を手伝いに行っていた チーム月曜日のししさんが 「猫の部屋」に来たそうです 少し疲れた表情で話してくれたのは 手術を受けた猫たちのこと 「今日、手術したメスの9割が妊娠してました…」 今は、まだ これが真実であり 外で暮らす猫たちの現実 けれど、いつか… この悲しい現実が たくさんのつらい涙が 明るい未来に繋がると信じているから… 命に関わる人たちは みんな、頑張っているのです すべてを受けとめながら 今日も、明日も、これからも…
大阪市「ふるさと納税」で公園ねこのご支援を 「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」導入を受け 大阪市では、公園ねこに役立てられるよう 「ふるさと納税」での寄付ができるようになりました 現在、大阪市が補助する去勢避妊手術費用は少なく まだまだ数の多い公園ねこの手術では 圧倒的に費用が不足しています そのため、一般から広く 「公園ねこ適正管理推進サポーター制度」に ご支援いただけないかと始まったものです なお、申請手続きなどの詳細は 「おおさか公園ねこの会」さんブログ 「我輩は公園ねこ」をご覧ください
妊娠している猫の不妊手術については 様々な考え方があると思います。 誰しも、葛藤があるのは当たり前です。 生まれて来る命に責任を持てるかどうか 大きな大きな葛藤があって同然です。 けれど、いつか、生まれ来る命が すべて優しい眼差しで見守られる… そんな世の中になることを 私たちは、強く望んでいます。 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ たくさんの人たちに、この現実を知ってもらえますように…
温かい視線、冷静な視線 2011.02.28 コメント(7)
「みみ先カットは愛され猫のしるし」 2010.09.22 コメント(7)
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