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テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:動物愛護
三月になりました 暦の上では春だけど… まだ、そんな気配もないほど かなり冷え込む夜が続いています 初代、二代目、三代目と 移り変わりはあったものの 「猫の部屋」に訪れた6度目の春 優しい家族と出会った卒業生が増え 今はもう、初代「猫の部屋」を知る 仲間も少なくなりました 二代目、三代目になってから 思いがけぬ出来事で加わった仲間もいるけれど 彼らの中からも、卒業生は増えて… 今、「猫の部屋」で 秘書たちと共に、春を過ごすのは19匹 今も、人に甘えるのが苦手で 不器用な仲間たちばかりです 通常、野良猫の保護活動では 里親さん探しを目的とすることが多いです 怪我や病気の猫たちは別として 保護対象になるのは、子猫や 外で暮らすには人に馴れすぎていて 危険だと感じる猫たち たとえば、必要以上に近づかず 怖がりで、警戒心が強い猫や 激しく威嚇して、攻撃する猫たちは なかなか保護対象にはなれません けれど、大規模な工事をきっかけに 誕生した「猫の部屋」では 公園で暮らす、すべての仲間を保護する 必要があったのです もちろん、仲間たちの中には 今まで、よく生き延びて来たと思うほど 甘えん坊で、人懐っこく 警戒心のなさすぎる仲間たちもいたけれど… 多くは、常に威嚇して 人を攻撃する仲間たちでした そんな仲間たちと過ごすようになってから たぶん、秘書たちは 一生分の威嚇と、一生分の攻撃を 受けたかもしれません いつも、手や指には 爪の跡や噛みつかれた跡 おやつをあげるだけで なぜか、10本の指すべてに 絆創膏が巻かれた日もありました けれど、いつも笑っていられたのは… 仲間たちと出会って、すぐの頃 こんな言葉を聞いたからです --- 人間も、威嚇されたり 攻撃されたりするのは怖いけれど 猫は、もっと人間が怖いから 威嚇したり、攻撃したりするのです --- 人と距離があるのは、人を信じられないから 簡単に心をひらけないから… 何を信じていいのかなんて わからないから… ただ、仲間たちだって 生まれた時から、そう思っていたわけではありません 育った環境ひとつで 人に対する考え方は変わります もしも、外で暮らす野良猫じゃなかったら もしも、幸せな家族の元にいたのなら こんなに不器用じゃなかったかもしれない… 秘書たちは、必死に身を守ろうと 威嚇や攻撃を繰り返す仲間たちの姿が とても悲しかったそうです だから、少しでも 仲間たちが安心できるように いつも笑っていようと思った、と… 彼女も、そんな仲間の1匹でした 小顔でスマートな体付き 猫らしい印象的な目を持つビビちゃん とても綺麗な子です その見た目からか、名前の由来は 往年の美人女優からとったのだと 思っていた人もいたけれど… たぶん、本当は ビビりのビビちゃん 臆病で、警戒心が強く 人とあまり接したことがなかった彼女 ただ、目を合わせただけで 牙をむいて、激しく威嚇 ご飯や掃除の時 ケージに手を入れるだけで ぐさぐさと鋭い爪を手に突き刺して… 何度、秘書たちは ビビちゃんのケージの中を 血だらけにしたかわかりません そんな彼女も、いつしか 威嚇することがなくなりました 彼女の顔の前に、手や指を出すと 匂いをかぐことはあっても 叩くことはなくなりました 眠っている時、そっと体に触れると 少し迷惑そうな顔をしながらも 眠り続けるようになりました たぶん、これが最大の譲歩 先日、ものすごく久しぶりに 指を近づけた第一秘書を叩いたビビちゃん けれど、その手は ぽてっと柔らかいまま まったく力の入っていないパンチを ぽんぽんと2回 それは、まるで 第一秘書の手の甲に 小さな肉球を押し付けているようで… それでも少しバツの悪そうな顔をしながら そそくさと立ち去った彼女が 何だか、とても可愛かったそうです 生きてきた環境で どうしても、身につけなければならなったものは なかなか抜けてはくれません けれど、少しずつ変われることもあります 些細なことと思われるかもしれない… でも、不器用な仲間たちが 時間をかけて、変わってきた部分 そのひとつひとつが 秘書たちは、宝物だと思っています けれど、もしできることならば… 重くて、硬い鎧を身につけることなく 素直に人を信じ、人を愛して 人から愛される仲間たちが増えていきますように… 私は、心からそう願っています 第18回 おおさかねこネット 猫の里親会 日時: 2013年3月10日(日) 13:30~16:30 場所: 大阪市中央区本町 愛日会館4F (地下鉄本町駅より徒歩5分) 今回は、3月末に立ち退き期限が迫る 多頭飼育崩壊現場の猫たち6匹が緊急参加します 詳細などは、上記バナーより 「おおさかねこネット」さんのサイトをご覧ください みんな、優しい家族と出会えますように… 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 3月に入り、今年もまた あちらこちらで子猫の話を聞くようになりました。 毎年のことながら、気持ちが重くなります。 私たち猫は、自分の生きる環境を選ぶことなどできません。 心を閉ざしてしまうのも、心をひらくのも すべてが人間次第だということを どうか忘れないでいてください。 豊中市蛍池西町1丁目で行方不明になった黒猫「あつし」くん ブログのサイド欄から 詳細記事をご覧いただけるようにしました。 今もまだ、保護主Mさんと一時預かりのKさんは 無事に帰ってくることだけを信じて 毎日、あっちゃんに関する情報を待っています。 随時、新しい報告をコメント欄に追記していきます。 是非、ご確認いただけると嬉しいです。 引き続き、情報拡散にご協力をお願いします 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中いつもたくさんの応援ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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