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カテゴリ:動物愛護
こんばんは、第一秘書です 先日は、突然の呼びかけにも関わらず たくさんの温かい励ましをいただき 本当にありがとうございました また、ブログやTwitter、Facebookなどで この話を紹介してくださった方たちの多さを知り とても驚きました まだ、猫たち1匹ずつの詳細も ご紹介できていないうちから こんなに多くの方たちに応援していただけるとは 思ってもみませんでした 皆さんには、心から感謝しています ご心配をおかけしていると思いますので 現在までの状況をご報告します 「猫の部屋」の司令塔でもあるAさんと 運び屋Tさんが引き受けた レスキュー猫は26匹 今回の呼びかけをする前に Aさんが声をかけていたお二人の方から 「里親になりたい」とお申し出がありました まだ、写真もデータもないままに 小さなキジ猫2匹を気に入ってくださり 「是非、お願いします」と言ってくださったそうです すでに2匹は、それぞれ優しいご家族の元へ行き 新しい生活を送っています また「猫の部屋」お当番さんでもある美々さんが 一時預かりに協力してくれた3匹 先日、そのうちの2匹 白猫のメリーさんと、キジ白のユメちゃんに お申し出がありました こちらもやはり 呼びかけをする前に Aさんが声をかけていた方からです こちらの2匹も近日中に トライアルに出発する予定になっています 現在、26匹の猫のうち4匹が良縁進行中 まだ始まったばかりで 大変な状況ではありますが とても幸先の良いスタートになりました 彼らには、悲しい出来事など忘れて たくさんの幸せを感じながら生きてほしい… そう願ってやみません とても暖かかった先週土曜日 「猫の部屋」のお当番を抜けて レスキュー猫たちを保護する部屋へ行きました Aさんから、最初に話を聞いて 私よりも、第二秘書が慌てていたのが この言葉 「黒猫がね、12匹いるよ…」 「猫の部屋」ができる前 私たちは、公園で暮らす猫たちを正確に把握するため 個体識別をしたのですが… どんどんカウントされていく黒猫の数で 顔面蒼白になったことがあります 撮る写真、撮る写真 すべて同じ黒猫にしか見えず たぶん、このまま自分たちには 見分けがつかないだろうと思いました もちろん、彼らと過ごすうちに すぐに見分けはついたのですが… Aさんの言葉で、その時のことを思い出し 第二秘書は青ざめていたのです 玄関を開けたとたん 聞こえた「ぴー」という声を皮切りに いっせいに鳴き出した猫たち 「来るたびに、こうやねん…」 Tさんはそう言いました 部屋の扉の前に立つと 聞こえる声は、一層大きくなり 扉を開けたとたん、猫たち全員が こちらに向ける目 少し近寄るだけで 我先に、小さな手を差し出しながら 大きな声で鳴き始めました ケージの隙間から手を入れると 鳴き声に、ゴロゴロと喉を鳴らす音が混じって… 前に群がる子たちの後ろで 大人しく箱座りしている子もいました けれど、その子たちもやっぱり 何かを期待するような目を こちらに向けていました 怒っている子も、耳を下げている子も 奥に隠れてしまう子もいない… そう、1匹もいなかったのです 全員、人に馴れていて 甘えようとするとは聞いていましたが そこには、想像していた以上の 姿がありました それは、とても可愛らしくて 無邪気な姿だったのですが… 私は、猫が甘えてくるのを見て あんなに胸が詰まったのは 生まれて初めてかもしれません 部屋にいる間中、私たちを見つめ 鳴きながら、手を差し出して 一生懸命呼びかけてくる姿 話しかけると、嬉しそうに目を細め 撫でる手のひらに、頭も顔も押し付けて ゴロゴロと喉を鳴らす姿 いつまでも、いつまでも 同じ調子で、それを繰り返す猫たち… 必死に甘えようとしてくる姿が 私には、とても痛々しく見えたのです 猫たちを捨てて 行方不明になった飼い主は 今、どんな気持ちでいるのだろうか いくら考えても、私にはわかりません どんな事情があったにせよ 私には、どうしても許せないことだから… ただ、どんなに悲惨な状況でも 猫たちは、家猫だったから 人が好きで甘えてくるのかもしれない もしも、人と過ごした記憶が 猫たちをそうさせているのなら ほんの少しだけでも 救われたと思えるかもしれない… 猫たちに会うまでは そんなことを考えていました けれど、たぶん違う… こうまでしなければ、この子たちは 構われなかったのだろうか 撫でてもらえなかったのだろうか 違和感を感じるほどの甘え方を見ていて ふと、そんなことを思ったのです もちろん、私は その飼い主を直接知るわけもなく 事実がどうだったのかはわかりません けれど、猫たちが持っているはずの 人と過ごした記憶は 私が考えていたようなものではなかったと 思えてならないのです Aさんが言っていた通り 見分けがつかないほど黒猫がひしめく中 ある1匹の子に目が留まりました 去年亡くなったフクと似ている子 必死に甘える子ばかりなのに その子は、ケージの奥で丸くなって ジッとこちらを見ていました 少し怖いのかなと感じました けれど、怖がらせないように そっと背中を撫でてみても 怒るわけでもなく、嫌がることもなく 逃げてしまうわけでもなく、じっとされるがまま 柔順すぎるほどの様子が とても気になりました その子は外に逃げ出した中の1匹でした 恐怖からなのか 捕獲されるまでの間 おしっこをしていなかったらしく… 病院へ運んだ時、あと1日遅かったら 死んでいたかもしれないと言われたそうです いったい、この子たちが何をしたというのでしょう… 今回のことは、関わった人間によって 引き起こされた悲劇です 猫たちには、何の落ち度もありません ただ、一生懸命に 生きようとしていただけなのに… だからこそ、これからは 大きな愛情に包まれて 幸せな記憶を刻んでいってほしい ここから関わる人間として この子たちが安心して生きていけるように 精一杯、支えていきたいと思います 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「26匹猫レスキュー」経緯とお願いは、 3月7日の日記をご覧ください。 すべてのお問い合わせは、こちらまで 「おおさか26匹猫レスキュー」 26cats.rescue.osaka@gmail.com 現在、猫たちのデータ作成中です。 出来上がり次第、またご紹介していきます。 是非、ご協力をお願いします。 豊中市蛍池西町1丁目で行方不明になった 黒猫「あつし」くんについても 引き続き、ご協力をお願いします。 詳しくは、こちらの日記とコメント欄をご覧ください。 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ 東日本大震災から、今日で二年が経ちました あの日失われたすべての命が安らかでありますように… この世に生きるすべての命が大切にされますように… 心から祈りを捧げます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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