覚え書きみたいなモノで
毎週、土曜日に聞く、サウンドライブラリーって、木村多江さんがやってる、一人芝居?物語の朗読?
主人公、月原かなこは、白血病で闘病してた、なるみさんが退院して、キャンプに行こうと誘ったので、同僚のみかちゃんと、最近出来た彼氏の4人で、出掛ける。
初めて、なるみさんが話してくれたのは、たき火の話だった。
夕食をキャンプファイアーをしながら、バーベキューか何か食べたのだろう。
昔を思い出しながら、又なるみさんの、たき火に対する情熱を聞かされる。悪い気は、しない。
みかちゃんが、眠そうにしてたから、彼氏がコテージに連れて帰る。
二人きりの時間。
いつの間にか、かなこの傍に座り、なるみさんは、かなこの肩をそっと抱き寄せる。
そして、二人は初めて唇を重ねた。
なるみさんの腕は、かなこを包み込み、かなこも、彼の背中に腕を回した。
すると、ポツポツと、雨の雫が落ちて来た。
「しばらく、こうしていても、良いですか?」なるみさんは、かなこの耳元で囁く。
かなこは、頷くが、雨はどんどん土砂降りになり、たき火は消えてしまった。
みかちゃんの彼が、大きな傘を差して、迎えに来てくれた時は、二人ともずぶ濡れで、大笑いしていた。
最後に、かなこは「例えこの先、何が有ろうと、今夜の事は、一生忘れる事は無いだろう。」と、締めくくった。
気になる締めくくりだな。ハッピーエンドは、無いのか?