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テーマ:ねこといっしょ(8873)
カテゴリ:天国にいる猫たちへ
まだ少し引きずっていて写真を用意する気力もなかったので 今日は写真もイラストもなしです・・・ゴメンなさい・・・。 文字ばかりの愚痴日記ですが、もし宜しければ読んで帰って行って下さい。 この間の土曜日、丁度ブログを書いていたときに 祖母の古くからの友人と旦那さん、 その娘さんの3人が久し振りにウチを訊ねてきてくれました。 家が新しくなってから初めての訪問だったので たくさんの懐かしい昔話をしました。 話の流れで猫の話題になり 「猫はどこにいるの?」と聞かれのです。 この方達は6にゃんと同居中だったときの事も知っている方達なので コロとハーナが引っ越してきてから亡くなったという事もお話したんです。 そうしましたら・・・ 「あら~よかったじゃないの!!」 と申されたのです・・・。 私は思わず自分の耳を疑い、 聞き間違えたと思って「はい?」ともう1度聞き返したところ 「数が減ってよかったじゃない、少なくなって。」 ・・・と、おっしゃられ・・・・。 この方はもともとあまり動物が得意じゃない方で、 いい感情を持っていないという事は私も重々分かっているつもりでした。 遊びに来た時、猫達の事を邪魔にして追い払っていた事も知っています。 ですが・・・ コロやハーナがこの世に存在した事を否定されたような気持ちが頭の中を駆け巡り なんだか無性に悲しくなって、その場に立ちすくしてしまったのです。 旦那さんはその言葉についてメチャクチャ怒り、娘さんは 「好きな人は好きなんだから、人の趣味を悪く言うもんじゃないわよ。」 とフォローされたんですが その言葉がかえって私を追い込んでしまったのです。 ウチの母も、その発言については怒りを隠せない様子で ちょっと殺伐とした雰囲気になってしまいました。 でも、せっかく祖母を訊ねて来てくれたんだから・・・と思い その場を乗り切るために精一杯の作り笑顔で(^^ゞ 「猫も家族の一員ですから。」とだけ答えて、 その場は丸く収まりました。 2時間ほどたって、そのご家族が帰られた後 私は、コロとハーナの命を否定されたような悲しみと それについて言い返せなかった自分が情けなくて 無性に涙が止まらなくなってしまい、布団を被って泣きました。 頭がガンガン痛くなって眠ってしまうまで泣き続けてしまいました。 (コロ、ハーナ、かばってあげられなくて本当にごめんね・・・。) 私は20年間、ずっと猫を家族と思って同居してきました。 趣味なんかじゃないんだけどな・・・モノなんかじゃないんだけどな・・・。 私は人間も動物も命の重みは一緒だと思っているけど きっと世間的にはどうしても認められない事なんだろうな・・・。 な~んて事を おバカな私はあれこれ考えすぎて精神的に凹んでしまいました。 そして次の日。 買い物のついでにいつも行く手芸屋さんに立ち寄りました。 その際、母が 「お宅で買った布でこんなものをつくったのよ~」といいながら みーすけとゆっぴーが服を着た写真を見せたんですが 店員のお姉さんは「あら~可愛い~」と言ってくださり、 「ウチでも2年前まで猫と暮らしていたんですよ~」という話になったのです。 お姉さんは少しだけ涙ぐみながら、 自分と猫の大切な思い出話をして下さいました。 手芸店のお姉さんの猫は 14歳で尿石症がきっかけとなり亡くなられたそうなんですが 小さい頃から病気がちな子で、 病気になるたび仕事を休んで病院へ連れて行ったそうです。 亡くなられた後は、かなりペットロスで苦しまれたようで 「やっと話せるようになったんですよ・・・。」とおっしゃっていました。 そしてお姉さんのお話の中から 私は大切な事を改めて気付かされたんです。 人間以外の動物の死は、確かに社会的には軽視されがちで 犬や猫に亡くなられた悲しみを打ち明ける環境がなくて ずっと苦しんでいる人達が他にもいるかもしれない。 私はハーナやコロを亡くしても、ここで悲しみを打ち明ける事が出来て それを聞いてくれる方達がいました。 こうやって私が書く「ひとりごと」まで読んで下さる方達がいます。 だからこそペットロスにならずにすんだんだと思っています。 何だか改めて自分が ものすごい恵まれた環境に置かれているんだなあ~と実感したんです。 いつも私なんかのブログに訪問し、読んで下さって 本当に本当にありがとうございます。 だれかの力になる事は難しいかもしれないけれど 悲しんでいる人や辛い思いをしている人達の悲しみや痛みを すこしでも共有できたら その人の荷物は軽くなるかもしれない。 そういう事の出来る人になりたいです。 昨日、楽天に頼んでいた茨木のり子さんの詩集が届きました。 現在放送されている金八先生の授業の中でもたびたび登場しているので ご存知の方も多いと思うのですが まだ知らない方のために少しだけ紹介させて頂きますね。 「知名」 茨木のり子 他のひとがやってきて この小包の紐 どうしたら ほどけるかしらと言う 他のひとがやってきては こんがらかった糸の束 なんとかしてよ と言う 鋏で切れいと進言するが 肯じない 仕方なく手伝う もそもそと 生きてるよしみに こういうのが生きてるってことの おおよそか それにしてもあんまりな まきこまれ ふりまわされ くたびれはてて ある日 卒然と悟らされる もしかしたら たぶんそう 沢山のやさしい手が添えられたのだ 一人で処理してきたと思っている わたくしの幾つかの結節点にも 今日までそれと気づかせぬほどのさりげなさで 自分の感受性くらい新装版 また機会があれば紹介させて頂きますね。 今日は私のひとり言に付き合って下さいまして 本当にありがとうございました。 まだ凹んだカンジは治らなくて、 ちょっと精神的に落ち着かないカンジですけど 明日は別館のほうで以前書いた童話の続きをイラスト付で発表させていただく予定です。 「どんな話だっけ??」と思われた方はこちらを読んでくださいね♪ ではまた~☆ PS,ウザクラな日記でスイマセンでしたっ(^^ゞ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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