カテゴリ:下痢、便秘、便の異常
子猫が下痢になることはよくあることで、
場合によっては生死に関わることもあります。 下痢や血便がでた場合、 何の病気であれ、まず病院に行くことが大事です。 猫の下痢で考えられる病気 1.急性胃腸炎 2.寄生虫 3.トキソプラズマ症 1と2は過去に説明済みですので、 3について紹介します。 ■症状 1.せきや呼吸困難 2.血便をともなう下痢 3.発熱 以上のような症状が急激におこることがあり、 とても危険です。 ■トキソプラズマの特徴 1.ネズミなどの哺乳類に感染する微小な生物です。 人間にも感染します。 2.猫がネズミなどを食べることで感染します。 3.腸の中で増殖するため血便をおこします。 4.まれに脳や肝臓や筋肉に入ることもあります。 5.土の中でも生きられるので、 虫に付いて猫の口に入ることもあります。 6.特に子猫は抵抗力が弱いので命の危険にも関わります。 ■トキソプラズマの慢性症状 感染後すぐに発症せず、数ヶ月から数年経って、 慢性的に発症することもあります。 大人になって感染したときも慢性症状がでます。 ■症状 1.長く続く下痢 2.目がにごる(虹彩炎、ブドウ膜炎による) 3.体の一部が麻痺し、運動失調をおこす。 (ふらついたり、まっすぐ歩けなくなる、ぐるぐる回るなど) ■予防と対策 1.ネズミや小鳥などつかまえないようにする (見つけたらすぐに引き離す) 2.衛生状態のよくない生肉は与えない。 (生食専用でないものは火を通す) 3.自分自身が感染しないようにする。 4.糞便は早めに片付ける (症状がなく感染している猫がいた場合、他の猫に感染してしまうので) 子猫が血便をした場合、すぐに病院へ行きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2008 03:25:19 PM
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