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今、「君主論」を読んでいます。

はるか昔、歴史の教科書に紹介されていた本を、今になって読むことになろうとは。。
ビジネスマンさんたちの中では、いまだに結構ポピュラーな本だと聞きました。
今の仕事にはHRやマネジメントのことも含まれているので、何か参考になる本はないかな~とつらつら探しているうちに、辿り着きました。400年前。。

当時のイタリアの「君主」に対して書かれているものですが、マキャヴェリの考察の部分は面白いし、さすがですね~。今こう書こうとしても、なかなかここまで書けないのではないかな~、立証できなくて。彼の場合は、私の印象ですが、例えば立証2に対して5でも10でも言っちゃっているような感じ。まあ、私が歴史的背景を知らないからかもしれません。

それでその中に「君主は慈悲を持って治めるべきか、恐怖(冷酷?)をもって治めるべきか」という章がありました。マキャヴェリの結論は「恐怖をもって治める」方が無難。というもの。(うろ覚え。)その理由が「人は優しくしてくれる人には結構危害を加えても気にしないけど、畏怖している人に対しては危害を加えないからさ」(うろ覚え。。)というもの。

超、そのとおりじゃ~~! と、思ってしまいました。
ウチのスタッフとか、スタッフとか、スタッフとか……
つまり舐められたらいかん。ということですね。やさしく、親切にする、というのは、それ自体はいいことでも、上下関係の中では舐められる原因となる。

「でも怖れられながらも、憎まれないように注意しなきゃだめよ」とも、マキャヴェリさんは言っています。
そうなんだなあ。その辺の力具合、というか感情の具合が難しいのかも。ただ私自身の修行が足りないのでしょうが。つまり毅然としていて、他者に対して公平であって、相手に「恐怖をもって」臨む時もこちらに理がある、というようなことなのでしょうか。

なんだかまだまだ分からないなあ。
言わんとしていることは分かるけれど、どうやっていいのかが分からない。


しかしマキャヴェリのおじさん、面白いです。
このままでは、権謀術策にハマってしまいそう。











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Last updated  2009年06月30日 15時27分09秒
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