今読んでいる本について、メモっておくことにします。
「人は死ぬから生きられるー脳科学者と禅僧の問答」茂木健一郎・南直哉(新潮新書)
シンガポールの本屋さんで購入。同じ新書コーナーに「断る力」もあって、どっちにしようか散々迷って、こちらを購入。だって「断る力」を読んだら、また絶対すぐに仕事したくなりそうだったし。。しかもはじめのところに「2時間後にこの本を読み終わったら~云々」と書いてあったので、2時間で読めちゃうのか~ そうか~…と思って、すみません。。立ち読んじゃいました。ポイントだけはGet.
「人は死ぬから生きられる」。手に取るかどうかの時点で、すでに結構人を悩ませるタイトルの本ですが、仕事も終わって、不妊治療もはじめることになり、くら~く人生について思いをはせたい気分のときだったので、わりとふむふむ楽しく読むことが出来ました。
テレビに出ているときとは違う、茂木さんの別の一面という感じです。茂木さんの本はあんなに出ているのに、これを読んだのが初めてなので、本の中ではこんな感じなのかもしれませんが。なんかテレビと文章の印象がかなり違う人ですね。
南禅僧の言葉で心に残ったもの。
一番の問題は、自己を作ることが自由であること。
自己存在には根拠が欠けている。
そもそも水源はないのに川は流れる。それが自己存在というもの。だけど泳ぐのは楽しい。
なんだか分かったような、分からないような、だけども満足感はあるというアヤシイ読後感です。
こういうことを考えていてくれている人がいるというので、よかったと感じる。そこはあなたに任せましたよ、みたいな。
だけどもやっぱり、このタイトルはどうにかならなかったのかなあ。。
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Last updated
2009年06月01日 18時57分52秒
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