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カテゴリ:散策・紀行など
1日の日曜日は実に気持ち良く暖かな春の休日だった。 我が家の直ぐ横にある児童公園の桜も満開をちょっと越えたくらいの様子である。 この児童公園横の崖の上に小さい祠だが地元で大切にされている八幡神社がある。 その入り口は近所の人が手入れをしている事もありのどかな春の花盛りであった。 この奥に大きな銀杏の木をご神木として並んで小さな祠のある境内がある。 どなたかこの花は何という木の花なのかご存知でしたら教えてください。 丸くてぽこぽこしたとても愛らしい花なのですがどうしても名前が解りません ( ̄ヘ ̄;) 昨日も書いたようにこの日は次男の引っ越したアパートに初めて遊びに行く事になっていた。 なんでも部屋の前が遊歩道になっていて部屋からはもちろん 桜の並木がはるかずっと続いていて小川も流れているそうな・・・ 息子からの誘いとは嬉しい事でせっせと下北沢駅の待ち合わせ場所に向かった 下北沢という土地へ過去1度くらいしか出かけた事が無い。 もっと若かったらさぞ楽しく面白い場所に感じるのかもしれないが 電車に乗って遥か北の家に帰る老女には面倒臭くてしょっちゅう行きたくなる街ではない それでももし近くに住んでいたりしたなら毎晩飲み歩いても尽きない程沢山の店があり かなりやんちゃに遊べそうな気がしないでもないのだけれど この1年夫が一緒の私は日本なのに実に真面目で夜遊びもしない堅い生活をするようになった 次男のアパートは駅から15分程歩く住宅地の中にあって 行く途中に時々リフレッシュする時に寄るというお寺と神社に案内してくれた。 八幡山森厳寺、周辺は俗に淡島と呼ばれるが、これは慶長13年の森厳寺開山の折、紀州加田の淡島明神を勧請して境内に祀り、とくに淡島の灸と針供養で著名になったからだそうだ。 奥行き深い境内。家康の次男結城秀康の墓所であることから紋は三つ葉葵で格式の高い古刹である。(墓地には由利徹のお墓もあるそうな・・・) 結城秀康は家康の次男でありながら父親に疎まれ結城家に早々と養子にだされ、長男信康亡き後でも結局徳川を継ぐ事は出来なかったある意味悲劇の武将である。 幼名を於義丸というのは顔がギギという魚に似ているからと家康が適当に付けたとも言われているが、彼が生まれた当時は家康の正妻築山殿が存命でありその侍女が産んだ子供であった為に疎外されたという理由もあるだろう。 成長してからは武勇に優れていたけれど短慮な性格もあり最後まで父親からは厚遇されなかったらしい。 らい病を患っていたからだとも言われている。 淡島観音堂、この右側に針供養碑が建っている。モデルはどこぞの親子 ( ̄▽ ̄*)でぇ 素晴しい大銀杏の木が境内に何本かあり枝のそこここに小さく芽吹いているのが見られた。 その時けたたましく啼き交わしながら数羽の鳥が飛んで来た。 なんとニュースでも言っていたけれど野生化した緑色の大き目なインコだ ちょっと解り難いので丸を点けてみた。 やっぱり似合わないよ貴方たちは日本の風景に 森厳寺はあちこち探してもネットで検索しても何宗のお寺なのかが解らない。 南無阿弥陀仏と書いてあったので日蓮宗ではないでしょうけど 徳川家は天台宗でしょうか?? どなたか何かご存知でしたら教えてくださいませ。 山門前の灯篭に刻まれた名跡は内藤新宿などとある。 その頃この辺りは一面の畑だったのだろうと往時を偲んでみた。 本堂の裏手にも満開の桜が見えるようにこの日は東京中どこも花盛りであったから お寺の周りもあちこち散策の人々が沢山見られた。 ちょっと歩いて着いたのが北沢八幡神社である。 鳥居をくぐった広場から本殿への階段が続く。 文明年間(1469-87)世田谷城主の勧進により創建され、七沢八社随一正八幡宮と称された。 先の森厳寺はこの北沢八幡宮の別当であった。 階段の上の左側にガラス張りの社があり中にそれは見事なお神輿が飾られていて 息子と二人でため息をつきながら見学してきた。 祭礼は9月の第一土日だそうだ。 さすが浅草宮本商店、素晴しい木彫りの彫刻の立派なお神輿だった ( ̄¬ ̄*)じゅるっ♪ 右側には神楽殿のような比較的新しい建物があるのだが建物の中の背景が 大きな松の木になっているのでもしかしたら能楽堂なのだろうか????? 立派な本殿の左側に並んで古い産土社があり古い木造建築を保存する為だろう すっぽりと被いのように屋根が建てられていた。 この産土社が現在の北沢八幡宮では一番古い建物で嘉永五年(1852)のものだそうだ。 下の広場でも親子連れが沢山いて子供達が元気に走り回っていた。 息子のアパートはここからちょっとの所でなかなか良い環境で安心した。 聞いていた通りベランダフェンスの向こう側が遊歩道でちいさな小川が流れている。 ここが北沢川緑道という遊歩道だそうで小川の水は下水をろ過処理して小魚さえ住める程 浄水加工が施され地元地域の住人達から大切にされてピオトープも取り入れられた 数キロに及ぶせせらぎと散歩道になっている場所なのだそうだ。 延々と延びる遊歩道沿いは桜並木になっていておりしも満開。 沢山の花見の宴を繰り広げる人々がどこまでもずっと続いているのも楽しかった。 私達は次男のアパートから見える桜を肴に室内からのんびりと花見酒を楽しんで来た。 夕方に雨が降り出したけどあの宴会の人々はどうしたかと気にしながら帰路に就いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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