全て
| カテゴリ未分類
| こころ・身体
| 気持ち
| 趣味や好みなど
| 生活環境/季節
| ふるさと
| 六十六部供養塔始末
| 文化・伝統
| 思い出
| 吟
| 散策・紀行など
| 放射能汚染・原発
| 七二会
| 自分
| りんりん
| 温泉など
| 動植物
| 民泊問題
カテゴリ:散策・紀行など
滞在二日目、5月19日土曜日も朝からずっと霧雨が降り続いて最高気温10℃位と 一週間前は25℃近くまで上がったのに急に発達した低気圧のおかげで冬に戻ったようでした それでも自由に時間の取れる日はこの日だけだったのであちこち歩き回った一日でした。 息子もあちこち見せたい街並みや大学内を案内したいと地図を見て考えていたようで まず朝市を回ってから古い街をずっと歩き、トロリーに乗って大学付近へ行き 最後に自分のアパートへと連れまわしてくれました 地震の無い土地で石造りの建物が中心ですから古いまま使われている家屋が多く殆どが100年は軽く過ぎているものばかりの街です。 途中にあった教会はボストンでも実に古い教会でその墓地にはメイフラワー号に乗って 信教の自由を求めて最初に新天地へ辿り着いたピューリタン(清教徒)のお墓もありました。 メイフラワー号はボストンから車で1時間程南にあるプリマスに1602年に上陸しました。 信仰の自由を得た人々の開拓生活は環境の大きな違いで悲惨なものであり 最初の冬を越した時人数は半分以下に減ってしまっていたほどだったと言います。 そんな人々の窮状を救ったのが土地の原住民であるインディアンで土地に合った作物を教え 栽培や農耕を教え助けたので次の秋には大きな収穫がありその喜びの宴が現在もアメリカの祝日とされている「サンクスギビングデー」になりました。 ちなみにマサチューセッツ州の名前はその時に清教徒達を助けたインディアンの酋長の名前 「マサソイト」から来ているとの事です。 これがそのマサソイトの像でプリマスの海岸を見下ろす高台にあります。 この写真は20年程前のですが写っているのは親戚の高校生です。 閑話休題 秋には壁を伝う蔦や藤の葉が紅葉し、街路樹もメープルを初めそれぞれ彩りを変えて素晴しく街中と郊外両方の秋の美しさでニューイングランド地方は有名です。 歩道はレンガや石畳が多く風情を感じさせる一因となっています。 殆どが赤いレンガの建物で、新築する時も敢て古い時代の建物とデザインを変えないようにして街の景観を守っています。 レンガに絡みついた藤の花が満開でとても綺麗だったのですが霧雨で煙って色が今一はっきりと写りませんでした。 古い街並みを保存し大切にしている市民から大顰蹙を買ったという普通の近代的な箱型ビル。 私でさえやっぱりボストンには似合わないと思いました。 少し商店の多い地区に入って来ました。 実はこの写真は23年前に上の写真とほぼ同じ場所で長男次男と撮ったものです。 上にいる三男はこの写真の頃ちょうどこの世に存在し始めたばかりで私もまだ気付いていませんでした(爆) ボストンレッドソックスの基地であるフェンウェイパークです 試合のある日で沢山の人がスタジアムに向かって歩いているのが解るでしょうか? 松坂のTシャツはスーパーにも売っているくらいですからかなり有名なのでしょうが 別にそれ程松坂松坂と騒がれている様子はありませんでした。 でもとにかく街中が皆レッドソックスのファンで大贔屓という雰囲気は漲っていましたよ スタジアムはボストン大学の並びにあります。 ボストン大学は都市型の大学でキャンパスという大学のみの囲まれた敷地はありません。 トロリーが真ん中を通る広い道路沿いの両側に大学の建物が幾つも並んでいるのです。 左側のビルは寮の一つ。こんな感じに寮や学部や講堂などが沢山連なっているのです。 この広場は対面にあるビルの上に設置されたライブカメラから随時ネットで見る事が出来、今頃どんな天気なんだろうと私がよく覗くサイトになっています。 学部毎に違う建物で間も広く大学の端から端まで歩くのにはかなりの距離がありまして 散々街を歩き回った後に今度は大学構内をずっと横切り更に息子のアパートまで歩き 漸く着いた時はもう足は痛いし疲れてへとへとになってしまいました 友達数人と借りている一軒家がアパートになっているのですが 新入生の頃からの仲良し達は今月中にそれぞればらばらに散って行くので 大学院に残る息子は寂しそうでしたけど一生付き合える最高の友達を得た事は 大学生活の中で見つけた宝だと思います、幸運な奴です この日とうとう霧雨は一日中止む事がありませんでした。 次の卒業式当日は午後からは晴れるかもしれないと天気予報 祈るような気持ちで朝を待ったのでした。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[散策・紀行など] カテゴリの最新記事
|