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くりごと

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2007年07月07日
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カテゴリ:散策・紀行など


さっき4時間近くかけてアップした「筈」のこの日記が何の手違いか全部消えてしまって更新が出来ていなかった(号泣)これから再びあの長い日記を書き綴る事が可能なのだろうか・・・。

星きらきら星きらきら星きらきら星


6月28日から一泊で夫と私は湯河原温泉に旅行に行って来た。

名の知れた温泉で近くて便利なのに一度も行った事が無かったので

今年始めに神奈川県観光協会から「湯河原温泉宿泊クーポン」を

2万円分アンケートで当たった時はとても嬉しかったグッド


28日の朝10時前に家を出て東京駅で東海道本線普通列車に乗り換えて

のんびりと居眠りしながら揺られて行っても着いたのは昼前だったちょき

お昼を食べた後で湯河原温泉マップを見ながら

駅後方の高台斜面にある成願寺に行ってみる事にした。



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曹洞宗のお寺で土地の豪族「土肥実平・遠平」父子の像、土肥一族の墓所などがある。


右側にうねるような幹を見せている巨木が有名な成願寺の

樹齢800年を数える「びゃくしん」の木である。

びゃくしんとはヒノキ科の木で「柏槇」と書くそうな。

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まるで水神様の龍が海水を巻き上げながら天に昇る姿のように根回り8m、樹高20mの幹がねじれうねり大きく広がり伸びている。台風


抱きつくとうねった幹がまるで堅く絞られたような強さを感じさせる。

800年もの齢を重ねてもここまで損傷の無いのは稀有の存在だそうだ。



成願寺を出て再び駅へ戻る途中遠方に大きく見事なライラックを見た。

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近くに目を移すと赤いチョウセンアサガオがたわわに咲いている。

こんな色のは初めてなのでせがんで写真に収めてもらった。

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駅前からバスにのり不動の滝停留所で降りる。バス

そこから道を渡って少し昇ると茶店が一軒ありその向こうが不動の滝だ

シーズン前の平日だからか茶店は閉まっていて残念だったブーイング


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落差15mほどの藤木川の支流から落ちる天然の滝。
滝つぼ付近に不動明王を祀ってある。


落石の為か滝つぼ近くへの道は閉じられていた。

箱根でもそうだったけどこの辺りは湿度がかなり高いのだろう

岩の上も木々の根元も一面緑色に苔で覆われている。

それが倒木の腐食を呼び岩石の滑落を呼んだのだろう。

しかし静けさの中に響く滝の清流の音はなんとも爽やかに耳に快い。

少し風に汗を乾かしていたのだが気付けば蚊が沢山いて刺してくるので

引き上げてバスの通る街道へと再び降りた。



昼下がりの古い温泉街の道を今度はバスで来た方向へと歩いて帰る。

ゆるやかな下り坂なのでてくてくと散歩しながらの道中である。歩く人


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昼下がりの古い温泉町の箱根方面へと続く街道。


湯河原温泉は東京から交通の便も良く古くから有名人が滞在したり

会社の社員旅行や年末の宴会などで盛況を極めた時期があったけど

有名温泉地のほとんどが陥ったように温泉離れから客足が伸びず

設備は老朽化し寂れてきている部分がかなり見られる。

日帰り温泉の充実化や料理の質の向上、サービスの工夫や向上、

様々な改革と努力が実りつつありホテルや旅館の中には

賑やかに人の出入りする所が沢山あるのだが・・・、


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信じられないほど立派なこの旅館は閉鎖されている。
以前ドラマのロケで使われていたのを見たような記憶があるがとても由緒ある建物に見える旅館である。



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湯河原温泉の真ん中を流れる千歳川、この右手の立派な木造建築の旅館も閉鎖されたままになっていた。



レトロな雰囲気は好まれるとは思うのだけどそれを売りにして客を

取り戻すには設備投資に膨大なお金がかかるのかもしれない。

日本らしい日本の温泉特有の木造旅館がどんどん減るのは悲しい事だ。



途中に万葉公園というのがあったので入ってみた。

万葉集の中にたった一遍だけある温泉を詠んだ歌は湯河原の事とか、

それに因んで作られた公園らしい。

広い公園を想像していたら森林浴が出来そうな木立の中の小路である。

汗をかいた肌に風が気持ち良かった。四つ葉



奥にはパンフレットに沢山載せてある「独歩の湯」という足湯がある。

いくつもある足湯はそれぞれ底にでこぼこがあり

それぞれ違った足裏のツボを刺激出来るとか書いてある。

入浴料300円、途中の千歳川でお湯をどんどん捨てている場所とか見て

歩いてきたのでなんだか馬鹿らしい値段に思えてしまう。

しかも炎天下何の日よけも無い足湯なのである炎

寒い時なら何よりの馳走であろうけどこの夏の湿度と太陽の下、

年寄りなど刺激を受けるどころか死んでしまう方が心配になる状況だ爆弾



公園を一巡りして崖上の道を下ってゆくと向かい側に旅館があった。

木々の間から旅館の野天風呂が下の川沿いにあるのが見える。温泉

竹垣をこしらえてあるけれど公園側の道はずっと上にあるのだから

そのお風呂は丸見えなのであった目

生憎 幸い誰も入っていなかったのだけど・・・・クソッ!



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背中に西日を背負って歩くと事の他疲れる。
通りすがりの干物店の軒下に明るい音色が聞こえたと思い見上げると元気に羽ばたいて餌をねだるつばめの親子がいた。



次に訪れたのは福泉寺である。

ここは首大仏で有名なお寺で石段を登るといきなり真正面に

高さ2mほどの陶製の大仏様の顔がにゅっと見えるので驚かされるスマイル


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「300年以上前、名古屋藩主の徳川義直の行列が通った時、町人の娘が、家の前で行水中だった耳の遠い母親をたらいごと、家にひっぱりこんだ。義直は、娘の忠義な行動に感激し、この娘に御殿奉公を命じた。彼女は、義直の子供・光友をはらんだが、「自分は卑しい身分ゆえ、股間から産むことはおそれおおくてできません」と言い、断腹して、子供を出産、絶命した。この娘を供養するために大仏が作られたらしい。」と書いてあるけれど胴体は何所に行ってしまったのかなど謎の多い大仏様らしい。


この異国を思わせる風貌の陶製の大仏様よりもこのお寺の本堂の

きれいに整えられた藁葺屋根の方が心に残っている。


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温泉食事きらきら 次の日記に続く きらきら食事温泉










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最終更新日  2007年07月12日 09時23分52秒
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