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カテゴリ:文化・伝統
今日は両国の江戸東京博物館で1月27日まで開催されている 「北斎・ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」を見学して来ました。 長崎のオランダ商館長が江戸へ訪れる度に北斎に江戸の風俗を描かせていた事が解ったそうで、版画ではなく北斎とその弟子達が描いた肉筆画です。 オランダ国立民族博物館とフランス国立図書館に所蔵されている、謎とされていた風俗画40点が初の同時里帰りをして展示されているのです。 シーボルトによる収集作品もかなり含まれているそうです。 木版画の浮世絵と同じような構図であったりするのでも肉筆画ですから一種独特の古い時代の洋風感がある柔らかな、しかし精巧で素晴しい美しい絵でした。 彩りがはっきりくっきりしているので詳細部がしっかりと見て理解でき、それこそ江戸時代の町や人々の風景を細かく垣間見られるのが面白いと感じました。 比較するために同じ構図の版画を同時に展示してありました。 それらの素晴しい浮世絵は山口県の美術館に数多く蔵されているのに驚きました。 久しぶりに行った江戸東京博物館はミュージアムショップ辺りが改装されて大分変わっていましたが、やはり江戸時代、江戸文化、江戸切り絵図など多くの文献書籍が売っているのは変りません。 HPを立ち上げたばかりの頃は、ここで随分沢山の資料本を購入したものです。 それ程ここには揃っていて歩き回って探す手間が省けて助かったのでした。 今では調べたい事はインターネットでの検索がずっと簡単で、資料も膨大なものがあるので一々全部を本で買う必要がなくなりました。 両国駅すぐ横にあるレストラン「両国八百八町花の舞」でお昼を食べました。 広い店内は隣接する国技館を模した内装で天井も高く力士画などが沢山掲げられているし、ずっと相撲甚句が流れていて雰囲気を出していました。 面白い事に真ん中に本格的な土俵が築かれていてそれを巡るように升席ふうの席がつくられていたりして面白かったです。 土俵は実際には使われていないみたいですが「女性の方は触れる事をご遠慮ください」とちゃんと注意書きがしてあります。 私は女性が無理して文化を壊す必要は何も無いし、女性が登ったり触れたりする事で何一つ得する訳じゃないので、女人禁制で構わないと思っています。 江戸東京博物館のお隣さんは両国国技館、丁度大相撲1月場所が開催中で、幟が沢山強い風にはためいて賑やかでした。 こちらにもずらっと幟が立ってバタバタと音をさせていました。 国技館の門の前には高い櫓が作られていて、でもガラス張りになっているのでしっかりと安全そうに見えました。 きっと昔は本当にただの竹組みで風に揺られていたんだろうなと思います。 当日券を買うために並んでいる人達が結構どんどん集まっていましたが、折からの強い北風が身を切るように冷たく通り過ぎる風の道になっている場所ですから本当に皆さん寒そうで気の毒でした。 現在の国技館の屋根と後ろに邪魔な景観を損ねる高層ビル。 昨日の雪雲に覆われて灰色だった空が、今日はこんなにも真っ青にすっきりと晴れ渡っていました。 本当に寒かったです。 でも強い冷たい風に煽られる程嬉しくて「これこそが冬だよ! これじゃなきゃ冬じゃないって!」などとずっと夫に言いながら歩きました。 寒いと言うよりも冷たい風、こんな空気が総てを覆っている冬こそ本物です! 10℃以下の日々がまだ少し続くと天気予報で言ってましたけど、2月一杯続いてくれたって構わないのになぁ・・・。 さぁ次の雪は何時来るのでしょうか?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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