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カテゴリ:散策・紀行など
色々な雑事に追い回されて2月28日からの一泊旅行の事が後回しになってしまいました。(実はだらだらしていただけと真相をばらさないでね) まだ寒さがピーク状態に行ったのですが、気がつけば外は春そのものになってしまいました さて、2月はシーズンオフであり宿泊料も低いチャンスでもありますので、3ヶ月ぶりに一泊旅行を決めました。 今度の行き先は群馬県北部にある川原湯温泉と言う、草津温泉の手前にある小さく鄙びた温泉でした。 この温泉は鎌倉時代、源頼朝が浅間狩の時に発見しれたと伝えられる古い温泉で、70℃の良質な温泉がこんこんと湧き出ています。 群馬県から草津万座方面から嬬恋高原を経て奥軽井沢へ抜ける途中に位置しています。 利根川へ合流する吾妻川の渓谷沿いに面した小さい温泉郷が川原湯温泉です。 朝家を出て赤羽から高崎線普通列車に乗りました 冬晴れの朝の景色は明るく心躍らせる旅立ちにはぴったりです 高崎で吾妻線に乗り換えて川原湯温泉駅まで1時間16分、案外と近い事に気づかされます。 埼玉沿線に立ち並ぶ家並は次第に間隔を置き、やがて遠くに山並みが見えるようになりました。 電車大好きな私は、秩父方面の山並みの遠くにうっすらと僅かの間だけ富士山が見えた頃からだんだん気持ちがハイになって来ていました 何かと幼い頃から群馬に縁のある私には大きな赤城山の山容が見えてくると嬉しくて堪りません。 上毛三山と言われる赤城山・榛名山・妙義山のすべてに会える高崎線の景色が包み込むように迎えてくたと感じました この二日前に雪が降った群馬県では晴れた空の下まだ空気は冷えていて、葉を落とした木々の下は真っ白です。 それを遠くから眺めると、白い山肌の上に産毛が生えているように見えて楽しくなります。 東京では日向に梅が咲いている時期でしたけど、北へ走る線路は早春から真冬へと旅情を運んでくれるようです。 吾妻線に乗り換えて、榛名山の北側を西へぐるっと巡るように進むと小さい無人駅の日陰や北側に雪がまだ残っているのが目に入るようになりました。 雪だ、雪だとはしゃぐ私に夫が呆れるのには慣れていますので、放って置いてもっと騒ぐ事にしました やがて線路は吾妻渓谷沿いに高さを増し、それにつれて残る雪もどんどん多くなって来ました。 川原湯温泉駅前にはまだこんなに雪が積もっていました 駅の建物にぶら下がったツララもこんなに長い 駅から温泉街まで歩いて15分程登りますが、天気が良いので寒くても歩く事にしました。 日陰部分の道はかなり凍結していて危ない状態ですが、冷たく澄んだ空気を吸いながら周りの景色を楽しんで歩きました マイナス気温の中で雪が冬晴れの太陽にキラキラと輝き、殆ど人も車も通らない静けさの中に突然華やかな声がしたと思ったら、地元の女子高生数人がお昼の食べ物を下げて制服姿のまま歩いて来ます。 私達に気がつくと、驚いた事に彼女達の方から明るく「こんにちは」と挨拶されてしまいました 見た目は都心の繁華街を歩く子達と変わらないのですが、ごく自然な挨拶に素朴さが溢れていて嬉しくなりました。 途中にこんな大きな雪だるまが待っていたので嬉しくなり記念撮影 夫と写っているのは「雪だるま」です、決して私ではありませんからっ 小さい駅の周りには生憎食事するような店が見つからず、ただ一軒開いていた旅館街のお店で昼食を食べました。 夫は焼肉丼、ボリュームがあって美味しかったそうです 私は店特製の「クレオパトララーメン」 牛乳の入ったスープにじゃがいもやピーマンなどが入った変わり麺で、体が暖かくなる美味しいラーメンでしたよ 予約しておいた旅館は、慶長年間に創業されて現在は13代目となる山木館です。 全11室の小ぢんまりして落ち着いた宿でした。 シーズンオフの平日とあってか、なんとこの日の泊り客は私達2名だけという旅館貸切状態の贅沢な一夜になりました 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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