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カテゴリ:文化・伝統
昨日は楽天ブログで知り合った雲雀君子さんのお誘いで、八丁堀のお神輿を担がせていただいて来ました 八丁堀は赤坂にある日枝神社、昔の山王権現さまの氏子町会になります。 日枝神社のお祭は将軍も拝覧する天下祭と呼ばれる、古くから格式の高い祭でありまして、氏子の範囲も広域で、それぞれ数町会が属する連合が4つもあります。 八丁堀は京橋七ノ部連合町会に属していて、今回参加させていただいた町会は八丁堀三丁目西のお神輿でした。 朝のうちに宮出しを済ませ、これから午後の連合渡御が始まるところです。 梅雨の合間に見事晴れ上がった空の下空気は乾燥して風が気持ち良い最高の祭日和となりました。 何年も担ぎに来ているという睦の人達それぞれの意匠を凝らした半纏を見るだけでも楽しくなります。 沢山のお神輿同好会睦の人達も参加していて素晴らしい担ぎを見せてくれました 上手に腰を切って足も声も揃うと、お神輿は上下に一定のリズムで揺れ、飾りや鈴が音を立てる事がありません。 左右の棒がアンバランスになったり前後のリズムにずれが生じたりすると、鈴や飾りが音をたてて揺れが乱れた事が解るのです 八丁堀三丁目西の神輿巡航は、殆ど乱れる事がなく、長い渡御の間ずっと掛け声も高く威勢が良いまま続けられました。 今回私は長男と参加させていただいたのですが、二人とも時代マニアですので、「八丁堀でお神輿担ぐ」というだけでも興奮して嬉しくてしょうがありません この道筋は古いからきっと羽織の裾を折り曲げて十手を腰に挟んだ同心が闊歩していたのではないかとか・・・ 棒の前後を襷がけの役員の人達がしっかりと守っているので、お神輿は順調に進む事が出来るのです。 古くからしっかりと伝統を守って来ている町会のやり方を見るのは、自分の町会が祭りにまだまだ未熟で不安要素が多い所なので、とても勉強になりますが反面羨ましくてしょうがなくなってしまいます 雲雀さんの昨年生まれた赤ちゃんはもちろん奥さんや息子さんにも会う事が出来て感激しました。 雲雀さんは腰のヘルニアが痛いので痛み止めを飲みながらの参加ですが、さすが物心ついた時には半纏を着ていた人、すっと担ぐ姿が板についていて様子がとても良かったです 70歳を越えたお父様が一緒だったのですが、最初杖をついてお神輿に付いて歩いていたのですが、雲雀さんが鼻に入ったら何時の間にか一緒に担いでいらっしゃる さっきまでの杖は何だったの と驚く程粋で威勢の良い声を上げて担がれましたよ 私はもうすっかり雲雀さんの様子の良いお父様の大ファンになってしまいました 担ぎ棒の内、両側の添え2本は太い丸棒でした。 お神輿は土地の秋山三五郎さんという方が作ったそうで、大きくて立派なお神輿です。 金色に輝く屋根の下には緻密な手彫りの彫刻で、天岩戸を空ける手力男命(たじからおのみこと)と踊る天宇受売命(あめのうずめ)、岩から半身のぞく天照大神の一場や十二支などが現されています。 途中の休憩時に手掛けた三五郎師がお神輿を点検していましたが、伝統文化の芸術を守る厳しい眼差しがとても印象的でした。 こんなに立派で重いお神輿ですが、前後に張り出す棒の長さが短めなのが不思議でした。 でも古くからの路地は思ったより狭い所も多く、細い横丁でも町内をきちんと巡る為には長い棒では曲がり切らないのが理由ではないかと思いつきました。(本当にそうかは解らないけど・・・) この日の担ぎ手は結構背の高い人が多かったので、肩にずっしりと重さが全部かかってくるような事が無く、適度な重さと心地よいリズムとで本当に気持ち良く楽しい時間を過ごさせていただきました。 天気は良かったし、長男が一緒だったし そしてまたここでも「お祭が好き」という名前も知らないけど一緒になった沢山の人達と、同じ思いで同じ笑顔で素敵な時間を共有する事が出来ました 東京のお祭は6月を過ぎると8月まで殆どなくなり、7月は埼玉県や神奈川県の神社でのお祭が多くなります。 私の次の出番は7月6日、埼玉の草加でのお祭になる予定です。 それまでしっかり体力を作っておかなくちゃね 雲雀君子さん本当にありがとうございました 2年後もまたよろしかったらお誘いくださいね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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