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カテゴリ:文化・伝統
先週の土日、17・18日と、実家で初釜があり手伝いに行って来た。 毎年1月はお正月の賑わい後に、再び初釜の支度やらで大騒ぎになるのが実家の恒例行事になっている お茶の世界がかもし出す純日本的な文化はとても好きなのだけど、それにまつわるあれやこれの面倒が私にはどうしても合わない事もあり、私は母から習っていない。 ずっと日本にいなかった事や膝や足首の故障が多くて今では正座が辛くなっている事も大きな原因ではあるが・・・。 子供の頃習った記憶で道具を触って楽しんだりはするけれど、お茶会や稽古などの人との交流にはもう入って行くつもりはないのだ。 実家の初釜は家中の家具などの移動から始まり、2階以外すべての部屋に及ぶ規模なので、それは大変な手間がかかる。 その上初釜の例に則った懐石料理も総て用意する為、裏側では戦場のような忙しさになるのだ 押入れや物置や天袋から、秋の炉開き専用の物と分けて、初釜専用の什器や漆器や大皿や盆などを出すのも大仕事で、母は何度も梯子から落ちてあちこち怪我した経験もあり、もう70代後半に入った今やらせる訳には行かない そして一番大変なのは一階奥の和室にいる父を、なんとか2階の寝室に押し上げて、そこに数日間住んで貰うように準備をする事だ 掃除が大嫌いで片付けが苦手な私は、今まで何とか随分逃げ回っていたのだけど、人に会う事が以前程難しく感じなくなって来た今年は、やっぱり手伝いに行かない訳にはいかないよね 先週の日月火と3日間、荷物を下ろしたり運んだり移したりしに通い、当日17日と18日は台所で裏方を引き受けている姉の手伝いに行って来た。 毎年の事なので姉や厨房に入ってくれているお弟子さん達はてきぱきと動き回り、私は邪魔にならないように洗い物片付けたりをやった 母の茶道は裏千家で初釜はもちろんそのしきたりに則って進められる。 説明し難いし、私も解らない事が多いから写真を見て貰う事が一番良いかな・・・ 実家の門、人が来る前に必ず打ち水をしてある。 玄関の戸の前には黒い麻縄で縛った「関守石」がおいてある。 ここからは入ってはいけない、という意味の石。 初釜のお客は前方の寄り付きの方から待合いへと入る。 玄関の右奥ににじり口があり、お客が茶室に入る時はこちらを回る。 昔ガレージだった場所を直して寄り付きにした。 寄り付きから待合いへと進む庭の小径、その前後風景。 小径にある戸を開けると茶室の前が蹲(つくばい)になっている。 これは懐石膳の後、お茶席が始まる前に使われる。 こうやって写真にすると、ものすごく広い庭園のように見えそうで面白い。 だが実は住宅地の中にあるささやかな庭で、植え込みを回るように工夫したりして広さを感じさせるようにしてあるのだ 夏の間は草木が生い茂り、私と夫がチャドクガにかぶれたのはこの庭なのだけど、今は見違えるように見通しが良く整備されている 普段父のベッドが置いてある和室も、家具を移したり屏風でタンスなどを目隠しして待合いに模様替え 床の間に見立てた毛氈の上にはお正月の小物や飾り、干支に因んだ置物などを飾っている。 次に初釜の懐石料理についての写真と説明を載せたいと思っている でも今ちょっと時間切れなので、一旦止めてまた後で続きを書く事にする。 後ほどよろしく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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