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カテゴリ:散策・紀行など
富岳風穴の次に、再びレトロバスに乗って「西湖いやしの里、根場(ねんば)」に行きました。 ここはかつて日本一美しい“かぶと造りの茅葺き集落”と呼ばれていましたが、42年前の秋に台風によって発生した土石流の為全滅してしまいました しかしそのような美しい日本の原風景を蘇らせようと、茅葺屋根の民家を復元し、2006年7月に「いやしの里根場」として再生した所なのです。 それぞれの民家は民芸品を売ったり、工芸品を作ったり、蕎麦屋やこんにゃく料理の店などになっています。 今では整備された川ですが、この川と合わせて3本が土石流と化し大災害を起こしたのです。 日当たりの良い南側の扇状地に広がっていた集落は土石流に飲まれ100人近い犠牲者を出して壊滅してしまったそうです 静かな雪景色の中に広がる根場の姿からは、そんな荒々しく辛い過去があったなどと想像もつきません。 南側の大きな空間、本当なら富士山の雄大な姿が眺められる絶景の集落です ちょうどこんな感じです 茅葺屋根民家の再構築は3段階で行われ、最終的には20棟以上の民家が斜面に並ぶ予定だそうです。 あちこちで茅葺屋根の民家を見る事はありますが、その地方によりそれぞれ屋根の形が違っている事に気がつきます。 ここ根場集落の屋根はかぶと造りと呼ばれるような独特の形が立派です。 破風の部分が広がったような形で兜に見えるからでしょうね 雪と茅葺屋根の民家はとても素朴な日本の香りを醸し出していて、その景色の中にいる事を自覚すると、心がとても安らいだ気持になれました 干し柿を吊るしたこんな光景も何故か懐かしい ただ、どこに行っても結構出会う事が多いアマチュアカメラマン、特に定年後の爺様たちが群がって写真を撮っている場所に出くわすと、そのマナーの悪さに腹立たしさを覚える事が何回もありました グループで来て楽しく写真を撮っているのは構わないのですが、禁止されている三脚を立てて、それを置きっぱなしにして付近の写真を撮りに行ってしまっている人が多く、筵を敷いて滑らなくした狭い歩行路や、民家の軒下の通路がブロックされ、非常に歩き難い思いをさせられました 人に迷惑をかけるな、と注意するべき年長者達が率先して迷惑になっているのは嘆かわしいです こんな風にわらわらと・・・ 一軒毎に紙透や陶芸や吊るし雛の館、砂防資料館や特産品加工場などそれぞれ違った趣向の館になっています。 気温1~2℃の雪景色の中、そんな民家を散策して訪ねていたらお腹も空いたし身体がすっかり冷え切ってしまいました そこで、毎朝石臼で挽くというお蕎麦屋さんに入る事にしました。 太いむき出しの梁と白壁の店内は思いの他暖かく、どれ程冷え切っていたのかを改めて思い知らされた気分です。 頼んだのは・・・、 夫はきのこ蕎麦、柚子の香りが高い汁がとても美味しく暖まりました (ちゃんと横取りして味見したから知ってる) 私は蕎麦粥、とろみのついた汁の中に蕎麦米のお粥が沢山で本当に美味しかった このお店では蕎麦打ち教室なども開いているそうです。 お店の方がとても感じ良い対応をしてくれたので、お蕎麦の味も更に良くなったと思います 優しい口調と笑顔は味付けの一つでもあるのですね さてそろそろ河口湖方面へ戻る時間になりました シーズンはずれの平日ですから、観光用レトロバスの本数もとても少なかったのです 再び続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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