全て
| カテゴリ未分類
| こころ・身体
| 気持ち
| 趣味や好みなど
| 生活環境/季節
| ふるさと
| 六十六部供養塔始末
| 文化・伝統
| 思い出
| 吟
| 散策・紀行など
| 放射能汚染・原発
| 七二会
| 自分
| りんりん
| 温泉など
| 動植物
| 民泊問題
カテゴリ:散策・紀行など
前回のブログに何人かの方が、現在は古民家の建築許可が下りなくなったというお話をコメントくださっていました。 私達が訪れた「いやしの里根場」は普通に人が住む民家として建てられたものではなく、観光主体の特別な場所として古い形の建物が許されたのかもしれません。 もちろん見えない部分での防災耐震など処置がなされているのだと思います。 火災に関しても茅葺屋根に届く放水が可能な性能の「放水銃」が集落のあちこちに設置されていました。 それはこんな風に一見雪囲いか何かに見えるカモフラージュがされていましたよ そしてあちこちにさり気なく配置されています。 こんな風に・・・ こんな風にね 防災訓練時には一斉に茅葺屋根に向かって放水されるのだそうです。 さて、根場のバス停から再びレトロバスに乗り終点の河口湖駅で降りました。 身体も冷えたのでそろそろ温泉が恋しくなって来ていました 宿泊予定の河口湖温泉郷方面へは、駅から出るもう一本のレトロバスラインが通っています 浅川という地区にあるホテルニュー富士がこの日の宿でした。 このホテルは河口湖を前面に雄大な富士山を眺められる客室と露天風呂が有名だそうですが、この時期2月末までの平日限定価格というプランが設定されていてお得でした 「天気が良ければ」こんな景色が堪能出来るように、全客室、お風呂が湖に面しています。(ホテルのHPより) しかし この日はこんなに雲が低い天気で、は「隠れていて見えない」と言うよりも「そこにいない」と言うくらい、全く存在が感じられない程の空模様だったのです 雪を堪能し、茅葺屋根の集落で風情を楽しんで来ましたが、やはりここに泊まるからには富士山が見たい 私達は数分置きに窓の外を眺めては、ちょっとした雲の動きに期待を込めて一喜一憂したのでした 河口湖温泉のお湯はさらっとしてたっぷり豊かな量のお風呂で気持ち良かったです 大浴場は7階にあって、富士山はいなくても湖一帯の展望は素晴らしかったです どうやって持ち上げたんだろうと悩んでしまいたくなる大きさの岩を沢山配置した岩風呂の内風呂。 流れ入る温泉の水音が湯気の籠った天井に響き、ちょっと熱目の心地良いお湯に浸かっていると、水が豊かな国に生まれ育った幸運を感じずにはいられません。 冷え切っていたのか、首までしっかり湯船に浸かっていても全然のぼせるような事がありませんでしたよ。 たっぷり暖まってからそのまま裸で階段を昇ると屋上8階に露天風呂があります こちらは檜枠の大きなお風呂、外気温がかなり低いのでやはり浸かっていてものぼせない良い心地でした 居合わせた見知らぬ同士なのに、同じ湯船から湖側を眺めては「富士山はいませんね~」、「でも明日は見えるかもしれませんよね」などと口々にお互いを励まし合ったのも面白かったです。 この日割り当てられた部屋は和洋室で、ベッドが2つある洋室につながって茶の間風の和室がある、なかなか落ち着いた良い部屋でした。 もちろん窓の外は一面に河口湖と周辺の山々が眺められます。 雪と雨でお天気が悪く、ホテルの近くにある富士山の展望が有名なロープウェイも運行を中止している状態で、私達も予定から外せざるを得なかったのでした。 負け惜しみかもしれませんが、それでも重く低く垂れ込めた雲の動く様子は面白く、ちょっとの動きで遠く青木ヶ原樹海の片鱗が見えたかと思うと湖の水面すれすれまで雲が下りて来たり、不思議な天幕が移動でもしているかのようでした 夕飯は部屋出しではなくレストランで出されました。 テーブルは湖を見渡せる大きな窓際で、少しずつ増してくる対岸の灯りが水面にも映る風情のある景色です。 八寸(白子、里芋六方柚子味噌、菜の花サーモン巻、海老) お通しの蟹味噌豆腐と、 サーモン彩焼き 中華くらげ錦糸巻 これは最初笹の葉に包まれていた 刺身三点盛りと妻菜々・・・これは写真を撮るのを忘れちゃった 寄せ鍋 金目淡雪 梅ソーメン、魚麺、海老団子、結び湯葉とお代わり自由の梅じゃこご飯、香の物 最後に一口切りに盛ったオレンジ どれも味付けが良く盛り付けも綺麗でとても楽しめました。 一泊8800円2食付でしたけど、フロントや仲居さん達皆さん気持ちの良い対応を心掛けてくださった、とても気持ちの良いホテルでした。 これはめっけものだったね、と喜びました この日は歩き回ったり冷えたりと、知らない内に疲れていたようです。 ご飯が終わって部屋に戻り、次の日の予定を考えたりしているうちにかなりだるくなって来ました。 でもせっかく温泉に来ているのだからっ・・・と根性でもう一度寝る前にお風呂に行って来ました。 男女のお風呂の入れ替えがありましたので、夕方入ったお風呂とはちょっと違った雰囲気の岩風呂でした 露天風呂で首までお湯に浸かりながら、ちょっと小雨が落ちてきた空を見上げたり・・・。 富士山が見えるならそれだけで何時間も時間を過ごせる旅のはずでしたから、悪天候だった場合の変更をあれこれと考えなくてはなりません。 祈るような気持ちで再び何回も窓を外を見ていたのですが、夜半には結構な大降りになる始末 どれだけ私の行いが良かったのか、開き直るっきゃありませんでしたよ もうちょっと続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[散策・紀行など] カテゴリの最新記事
|