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カテゴリ:文化・伝統
初夏を先取りしてしまったような一日となった10日、平成21年度の神田祭り神輿渡御が行われた 2年に一度の大祭ごとにお祭り仲間のDちゃんのお世話になって、私も神田祭りに参加させていただいてる。 神田祭は唯一江戸城内に入る事が許されていた事から「天下祭」とも呼ばれた、江戸三大祭りの一つである。 神田明神は江戸の総鎮守社で恵比寿・大国、平将門を祀っている由緒ある神社だ。 神田祭は実は1週間に亘る数々の行事が行われていて、神輿の連合渡御宮入はその中間になる日曜日に行われていて、神輿の総数は約100基にも及ぶ大きな祭礼である。 私が参加させていただいたのはその中の、秋葉原東連合の東神田三丁目町会のお神輿で、お世話になったDちゃんはその町会の青年部で数々の忙しい準備仕事の合間に気を配ってくれていた。 宮入予定時間が16時過ぎになっていたので、昨日は11時半過ぎに浅草橋に集合になっていた。 今回私は長男とゆりりんとを一緒に参加させていただく事になっていたので、実は前日から落ち着かず嬉しくて楽しみでしょうがなかった 長男はあちこちのお祭りに連れて行っていたけれど、ゆりりんは私の地元のお祭以外に参加するのは初めてとなる。 駅で待ち合わせをしてDちゃんの家に荷物を置かせて貰ったのだが、久しぶりに見るDちゃんの子供たちの成長ぶりに驚かされた。 Dちゃんと知りあってから約10年、独身のお兄ちゃんだったDちゃんが何時の間にかしっかりとした顔つきの父親になり、可愛い二人の幼児を中に幸せそうな家庭を築いているのが何だかとても嬉しかった 町会の緑色の半纏を貸してもらい、今年度の辛子色の町会名が入った手拭をいただく。 この半纏と手拭がなければ担がせては貰えない仕組みになっている。 町会の人達以外に、私達のように伝手を得て仲間入りさせて貰っている人々、神輿の会で集団で参加しているグループなどが皆緑の半纏で揃っていよいよ担ぎ出しになった。 もう既に汗をかくほどの暑さだったけど、それからの道中の暑さが想像できるような上々吉の天気だった 担ぎ手達全員の息が揃っている時は、おいさっ!の声も揃い、神輿の飾りや房も綺麗に揃って上下に揺れる。 (ばらばらになると房の揺れが左右で違ってしまったり、神輿自体が前後左右に不揃いになる) 巡航する道路がビルの影になっている場所は良いのだが、一度日向に出るとほぼ真正面から太陽がぎらぎらと照りつけるような状態で、担ぎ手だけではなく一緒に歩いている人達も結構キツかった。 私は年々衰えをひしと感じていて体力に自信が無いし、週末からのボストン行きを配慮しなくてはならないので、神輿につくのも控え目にするようにした。 気持ちだけはずっと担いでいたいのだが、体力を過信すると後がもう大変な目に遭うのは判っている 情けないけど長くお祭りを続けて行きたいのだから尚更注意して無理をしないで楽しむ事が大切なのだ 秋葉原駅の横でJRのガードをくぐると電気街に入る。 ここで他の連合のお神輿があちこちで揺れているのが見えて、気分もどんどん高揚して来る 慣れていないゆりりんも仲間に入れて貰い一生懸命に足を揃えて汗をかいているし、息子も隙を見つけては神輿に肩を入れて楽しんでいた 私も何度か肩を入れたり、神輿の横で手拍子に掛け声を添えたり楽しかった 沢山の見物客が見守る中、車を全部止めた広い道を渡御するのは実に気持ちが良いものである 長く担ぎ通す体力が無くても、これからもずっと見物客ではなく担ぎ手の群衆の中から祭を見て行きたいというのが私の願い 多くの神輿が順番に神田神社に宮入して神主さんからお祓いを受ける為、その時間調整であちこちで休憩が入り待ち時間は結構長くなる。 でもその間にあちこちの連合町会で担いでいる神輿仲間と会ったりしゃべったりがまた楽しい 滅多に会う事の無い祭仲間は、それぞれ会社の偉い人だったり看護師だったりするのだが、祭装束しか見た事が無い仲間たちで面白い。 宮入前の休憩所では飲み物はアルコール類は一切出ないのだが、そんな長い休憩時間では結構秘密でコンビニが繁盛していたりする いよいよ東神田三丁目の神輿が宮入する番が来た。 神田神社の鳥居の前で一旦止まり、そこから露店が並んだ狭い参道を威勢良く上がって行くのだ。 疲れが出て来ていた筈なのに、この時とばかりに掛け声も復活し最高潮に時が流れて行く。 境内にはぎっしりと観客が詰め、神輿とその担ぎ手達で大変な混雑になっている。 被り物を取り頭を下げて神主さんからお祓いを受ける。 商売繁盛の神様でもある神社、大きなご利益を期待したいものである 宮入が無事済み、境内の横から再び鳥居の前に戻ったのは大体18時を過ぎる頃だった 長い道のりと長い待ち時間と、何より暑さでかなり疲れが出ていたけれど、この休憩所でやっと嬉しいの出番となった 汗も乾いて塩っぽいような粉っぽくなった顔に笑顔が広がる瞬間だ カレーばんやアンパンやコロッケやきゅうりの塩漬けやタクアンや、と町会の方々が様々な食べ物も準備してくださっていて、群がるように受け取り地べたに座ってしばしの安息の時 ここでも長目の待ちになったのだけど、中には疲れと酔いから道路で熟睡している人達も出たりする 祭り衣装とは面白い物で、これを着ていると何故か地面が非常に近い存在になり仲良しになれる 帰りの渡御は次第に薄暗くなって来た中、疲れで少し勢いが無くなった風情で進んだのだが、秋葉原駅前の電気街中心部で再び盛り上がった やっぱり見物客が多い場所や繁華街では、見せたがり屋で目立ちたがり屋がほとんどの祭好きには堪らなくなってしまうのだ ここで私は静岡から来ていたネットを通しての祭仲間に初めて出会う事が出来た 彼とは10年来の知り合いなのに顔を合わしたのは初めてで、それでもなんだか懐かしく、嬉しくて大きな握手をしてしまった 同じ神輿を担いでいても、祭の間ずっと息子たちとくっついていた訳ではない。 べったり世話を焼いたり、一緒に行動をしなければならないような仲ではないから結構私は好きにあちこち歩き回って楽しんでいる。 それでも時々長男とゆりりんと並んで歩きながら話したり出来たので、今年の母の日はとても嬉しい一日になった 一緒に参加してくれて母の日を盛り上げてくれた二人にはとても感謝している 浅草橋から息子夫婦や祭仲間と電車に乗り、それぞれが途中下車して別れて帰った 家に着いたのは夜9時半を過ぎた頃だった 一日の総量で缶ビール5本だけだったから酔いはしなかったけど、暑かったりで結構疲れた 久しぶり、今年初めてのお祭りだったので今日は肩も痛いし足腰が筋肉痛になっている 早くアップしたい気持ちでツラツラと書きなぐったからまとまらない文章になっているけど、とにかく昨日は本当に楽しかったって言いたかったんだよね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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