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カテゴリ:散策・紀行など
再びのボストン旅行・1からの続き 乗り継ぎ地のミネアポリスは、アメリカの穀倉地帯に連なる大都市ですが、見渡す限りの平坦な土地にある広い飛行場です ここで入国審査を終えてからボストンへ行く国内線に乗り換えです。 入国審査はアメリカ人用と、観光ビジネスや今回の入国で初めてアメリカ人になる人、というお国柄を示した特別なゲートがありました。 さすが移民の国です、そしてここに韓国からの養子(皆赤ちゃん)を抱いたアメリカ人夫婦達が数組並んで待っていました。 外国人はいくつかの質問後、全員が両手10本の指全部の指紋を取られます。 家族ごと(税関申告書1通の単位)に入国審査を受けるのですが、ビザが要る国もいらない国も同じラインに並んでいますから、かかる時間が非常にまちまちになります。 私達はボストン便への乗り換えがあるので2時間の猶予があるとは言え気が気ではありませんでした それなのにそれなのに・・・たった数組だけランダムに選ばれる荷物検査を受ける名誉を授かってしまいました まず入国審査なのですが、私達の並んだラインは何故かビザの照合に時間がかかるインド人家族が沢山並んでいて進まないのです 他のラインも遅々とした進み方でしたけど、私達のラインは更にそれよりずっと遅い よく見ると、係官が非常にフレンドリーで感じの良い奴で、いらん軽口叩いておしゃべりしていたんです 入国審査官は普通怒っているような感じの奴が多く、何だかとってもみじめな気分にさせられる事も多いのですが、彼は素敵に明るい良い奴だったんですね それは良いのですが、並んでいる者には堪りません、特に乗り換え便を気にしなければならない私達みたいな立場の場合は 笑顔で話しかけてくれる審査官を適当にやり過ごした私達は、大急ぎで「とっくの昔に」出てきていた荷物を受け取って、それを荷物検査のコーナーへ運びました。(選ばれた時点で税関申告書に印をつけられていたので逃れる訳にはいきません) そこでもまたインド人家族が列の前に それから中国人が数組、皆持ち込んで来た漢方薬を開けさせられて検査されていました。 彼等はランダムに選ばれた人ではなく、要チェックに回された人達です。 ありがたい事にボストン乗り継ぎと知った検査官は、私達の荷物は開けて細かいチェックに回さず、質問をいくつかしただけで終わりにしてくれました。 この時すでにボストン便出発までの1時間は切っていました ミネアポリスの飛行場で非常に厳重に入国にあたって検査された事は、テロ防止の為ももちろんあるでしょうがそれ以上に農産物への被害を食い止める為の種や土など自然や農業保護の為の検疫でした アメリカの穀倉地帯を背負う場所にある飛行場だからでしょうか。 日本でもさまざまな外来種が在来種を淘汰しかねない状態になっている場面があちこちにみられますが、ここまで徹底して検査するのは、後の祭りになってしまわないように本当に大切な事なのだと思いました。 今履いている靴で最近どこかの農場や牧場を歩かなかったかなども質問されるのです。 入国審査で並んでいるラインの間を匂いを嗅ぎながら歩いた犬も「農産物検疫」の服を着ていました。 (だからこそ漢方薬は要注意に値する品なのでしょう) 税関の荷物検査を終えてからは走るように乗り継ぎに移りました ボストン便へ荷物を再び預け、今度は国内便へ乗る為のチェックです 30cc以上の全てのクリーム、ジェル、液体はビニールに入れて検査しなければいけません。 ジャケットも靴も脱いでトレーに入れ、ハンドバッグも全て検査機械を通して安全確認されます。 ポケットをさらったりして何度も何度も検査される人がいたりして、ここも混雑していましたが、今度は何の問題もなく過ぎる事が出来ました。 ボストンへの飛行機が離陸するまでもうすぐですから、むやみやたらに広い飛行場をずっとあっちまで急いでゲートに走りました こんなあたふたがあったおかげで、時差ぼけなどと言う変化はすっ飛んでしまいました ボストンはさらにミネアポリスから1時間の時差がある東海岸にあります。 飛行機は太平洋便よりもずっと小型で客室乗務員は全員おじさん達で、むしろおばさんよりも男性の方がサービスも感じも良く居心地は悪くなかったですよ ボストンのローガン空港へは三男が迎えに来てくれている予定ですので、再開の嬉しさがだんだんと膨れ上がってくるような気分でした。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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