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カテゴリ:散策・紀行など
再びのボストン旅行・1 再びのボストン旅行・2・・・・・・ からの続き ようやくボストンのローガン国際空港に着きました 時間は夜の7時を過ぎていましたが、夏時間に入っていますのでかなり明るく夕方のようです。 出口へ向かいながら、目的地に辿り着いて嬉しくなった私は夫に「やっと無事着いたけど、最後に荷物が出て来ないなんてなったりしてね(笑)」と軽口を叩いていました。 夫は何か予感がしたのか「不吉な事を言うなよ」と返事をしたのを覚えています。 出口には既に三男の笑顔が待っていました 前回会えたのは去年の11月、長男の結婚式でした。 日付を間違えて飛行機のチケットを取った為、披露宴会場に成田から直行し、たった一泊でとんぼ返りすると言う、なんともすごい体力勝負をやった時でした。 ゆっくり余裕を持って話す時間もありませんでしたから、会えた時の嬉しさはひとしおです 一番末っ子の甘えん坊が、大学入学を機に離れて暮らすようになってから6年、想像とはずんと違った逞しさや頼もしさが嬉しくて可愛くて(親馬鹿だもん) 荷物を受け取る回転台の前で、一緒に降りた十数人と共に出て来るのを待ちました 出て来ないけど・・・・ 全然出て来ないけど・・・・ 回転が止まったけど・・・・ もうこれ以上荷物は残っていないって事でしょうか?? やっちまったな~ 言葉は生きるって本当の事だったんだ 私があんな事言ったからこうなったのかっ 成田を出る前からの疲れが一度にド~ンと出てしまいました 座っているのも辛くなりそうな程打ちひしがれてしまいましたよ私 ドツボよドツボ、もう人生ドツボなのよ~ 目の前真っ暗ってな状態でした 荷物が出て来なかったのは私達だけじゃなく、同乗していた十数人の他の乗客達も同じでした。 つまりミネアポリスでボストン行きの荷物は皆置き去りにされてしまっていた、という事なのでした 説明や長い交渉の後、荷物無しで私達がホテルに着いたのはもう夜9時を過ぎていました 旅慣れている夫には、こんな事は珍しくもないのか「あ~あ」といった感じでしたけど、私はがっかりぐったりでした。 息子に頼まれていた雪駄や、好きな和三盆のお菓子やお煎餅など、簡単なお土産ですが喜ぶ顔が見たかったんです トランクには命の次に大切な化粧道具だって入ってたんです 明日はどうやって顔を作ったら良いのでしょう さて、滞在したのはバックミンスターホテルという所で、Kenmore Square(ケンモアスクウェア)という地域にあります 息子のアパートはここから歩いて5分ほどの近さにあります 古いけどなかなか趣深い雰囲気のホテルでしたよ ボストンレッドソックスの本拠地として有名なフェンウェイパーク球場は、このホテルのすぐ裏側になり、試合のある日は大層混雑して賑わう場所だそうです 次の試合は19日の夜と書いてありましたので、私達の滞在中には重なりませんでした。 疲れていましたが夕飯を食べに出ました。 せっかくアメリカに行くのですから、何と何は食べて来たいね、と夫といくつか決めてあったので、遅い時間なので簡単な方が良いと、アメリカらしいハンバーガーを食べに行って来ました オニオンリングと一緒に、久しぶりに美味しかったです 夕食後、息子のアパートを見せてもらう事にしました。 本当に歩いてたったの5分程で、これが今回の滞在中いろいろな面でとても助かりました。(前回はかなり離れていて地下鉄を乗り継がなければならなかった) ホテルの周りは繁華街に近い場所なのですが、歩き始めて2分もすると周囲は閑静な古いアパート街で緑が多い地域になりました。 学生が多い街なのでアパートが多いのですが、レンガ造りで前庭を持つゆったりした古いデザインの建物が景色を穏やかに見せています。 息子の部屋は、丸く張り出した部分に3つの窓を持ち、天井の高い暖炉付きの広いワンルームでした。 トイレバスは同じ階にある3部屋で共同ですが、毎日専門に掃除をする人がいて清潔に保たれています 狭いけど独立したキッチンと物置きにする小部屋があって、かなり贅沢な広さがあるのですが、写真なんて絶対に見せられない程散らかっている様子でした ベッドと机以外は大した家具が無い為、沢山の本や書類や小物類が床にあちこち並べられている状態ですから、歩くのに注意して一歩出さないといけませんでした 親とは言え、そんな散らかった部屋でも勝手に片づけたりいじったりは出来ません。 もうしょうがないね、って感じでベッドに腰掛けたりしていました。 インターネットのチェックしてもらうと、次男からメールが届いていました 留守番を頼んで来た次男が吟との様子を知らせて来てくれていたのです 慣れてくれるか心配していたのに、吟はよっぽど寂しかったのか最初から次男の後をどこにもついて歩いているそうでした。 膝に乗せても嫌がらずに撫ぜるとゴロゴロ言うとか 次男も吟が気になって早目に会社を出てくれたようでしたが、次の朝は5時からお腹空いたと起こされて眠いとありました 旅行前も飛行機の中でも一番心配していた吟の事がすんなりと解決した事で、トランクが着かなくてどよ~んとしていた私の気持ちが随分軽くなりました 荷物が無いので息子に借りられる物は借り、セブンイレブンに備品を買い出しに行ってもらったりして何とか休む段取りがつきました お風呂に入ったり歯を磨いたり化粧を落としたり、そんな細かい事は何とかなったのですが、寝る時はしょうがなく下着で毛布に包まって眠ったのでした 明日は荷物が着くのでしょうか、どうか無くなったなんてなりませんように・・・祈る事しか出来ない私でしたよ つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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