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カテゴリ:散策・紀行など
写真が400枚も越えると、その処理だけでも随分と時間が取られてしまうものです 旅行に行ったのが、もう一週間も前の事になってしまいました。 さて、今回の旅行は両親と姉夫婦と私達の6人、平均年齢がなんと65歳強というすごい一団での初めての旅でした 年々老いて足腰のひどく弱くなった父は、毎週一度のデイケアサービスに行く以外、家の中でほんの少ししか歩かない毎日です。 元々あまり出歩く事が好きじゃなかった人なので、余計に足腰が弱くなってしまっています。 そんな父に最初で最後になっても良いから、もう一度景色を楽しんだり温泉に入ったりをさせてあげたいと考えて立てた計画でした。 頑固になっている人の説得は、それはそれは大変な事でした 動く事が億劫になっているし、様々な不安を感じるようでした。 一度決まった後でも絶対に行かないと言いだしたり、母と喧嘩になったりもしました そんな紆余曲折を抜けやっとの思いで初めての家族旅行が実現したのです。 あちこち出る機会があっても、毎日父の世話をしている母にとっては大きな楽しみでリフレッシュになったようです 実現には沢山の要素が必要でしたけど、皆で旅をしたいという母が費用の全額持ってくれた事が大きかったです 全行程の運転をしてくれた義兄は、仕事のスケジュールを変更して休みを取ってくれました 車椅子も載せて6人が悠々ドライブを楽しめる大型の車は甥が気持ち良く貸してくれました。 二日間を通じての旅行を記録する写真は夫が嫌と言う程撮ってくれました(現在記念のアルバムをプリントする作業に悲鳴をあげていますが) お風呂に入れたり一番細かく世話をしたのは姉(ちっちゃいねーちゃん)でした 私は色々な条件を満たす場所をネットで探しまわって考慮して予約を入れたりと、結構楽な事だけでズルかったかも 父の性格や体調を考えて、泊る部屋にはベッドがなくてはいけません。 全員が同じ部屋で一緒に寝泊まり出来る楽しさも欲しいです。 温泉に入れてあげたい、でも大浴場での入浴には色々な困難があり、また痩せ衰えた体を見られるのを躊躇する人ですので、出来れば部屋に温泉のお風呂が欲しい 海も見たいけど山も見たいねという希望を叶え、美味しくて新鮮な魚介類が食べられたらという全員の希望も満たす宿 そして宿泊料が高すぎない事こんな条件で探しまわりました。 見つかったのは西伊豆堂ヶ島にある「堂ヶ島アクーユ三四郎」というホテルでした。 ここの貴賓室にはベッドが2台ある洋室に10畳と8畳の和室が付いていて、ベランダには温泉の露天風呂もあるのです 部屋は海に面していて、それは美しい景色を我が物として楽しめました 貴賓室ですが平日シーズンオフのプランでしたから、たっぷり楽しめて満足一杯の宿泊が9万円を切る値段に抑えられました 19日はうっすらと曇った朝でしたけど、梅雨の合間にも関わらず天気予報は晴れると出ているラッキーな出発でした 滅多に外出の機会がなくなっていた父には大変大きな出来事であり、数日前から荷物を準備したり、あれこれ着る服を吟味したりと、行かないと一時はゴネたくせに実は結構楽しくこの日を迎えました。 朝9時に実家を出発し、首都高も渋滞する事無く通り過ぎ無事東名に入る事が出来ました。 いつも電車で出歩いている私にとっても、久しぶりに車から見る景色はとても興味深いものです この先富士山が見えるに違いない、絶対に見たいし父にも見せたいと心ウキウキしながら乗っていましたが、先のブログに書いたようにほんの一時天辺付近の白い部分が見えただけに終わってしまいました それでも車窓にお茶畑が見え始め、山が見えたりの緑多い景色は気持ちの良いものです 富士山にかかる雲を「クッソォ・・・」と思いながら当分諦めないからね、と心で誓ったのでした 沼津インターで東名を下り、国道1号沿いにある柿田川湧水公園に車を止めました。 ここは車椅子で見られる場所が限られてしまいますが、せっかく通るのでどうしても見たいと私が主張した場所です 富士山の雪解け水が伏流水となり、長い年月を経てここで湧き出しているのです。 展望台は長い階段を下りるので、両親は公園の木が茂って気持ちの良い日陰で待っていてくれる事になりました。 なんて清らかな水なのでしょう 砂が激しく吹き上がって澄んだ水がどんどん湧き出ています。 こちらは第二展望台から見下ろした眺めです。 昔井戸だった容器がそのまま湧水口として真上から眺められます。 結構深いので水の色が神秘的に澄んだ蒼さで吸い込まれそうです。 柿田川は日本最短の一級河川(1200m)ながら一日百万トンの湧水量を誇る東洋一の水源を持っているそうです 水辺の風景は、何て心が洗われるように清々しい気持ちになれるのでしょう 遠くの枝にはカワセミも羽を休めているのが見えたり、水中にはミシマバイカイモが小さな白い花を咲かせているのも見えました。 様々なトンボ達が日に羽をキラキラさせながら飛んでいるのを父も楽しそうに眺めていました。 板張りの遊歩道は車椅子も難なく通る事が出来たので、父も柿田川の澄んだ流れを楽しめましたよ 湧水を集めてこんな広い川幅になっても、水は澄んで透明なまま流れて行きます 駐車場からは少し階段だったのですが、皆で車椅子ごと抱えて下ろした甲斐がありました 晴れて風があまり無かったのでかなり暑かったですが、こんなに澄み切った水を初めて見る事が出来て大満足でした 日本は何て水が清らかな国なのでしょう 景色の優しさ、四季の光の鮮やかさ、土の清潔さ・・・どんな外国にもここまでの水の清らかさを感じた事はありません。 水がある事が当たり前の事として生活していますが、こんな境遇がどれ程素晴しく大切な事なのか、富士山の恵の清浄な湧水を見てつくづく考えさせられました。 そーいえば私の名前だって水に深い関係があるんdった ************つづく************* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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