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カテゴリ:散策・紀行など
前回からの続き 奥土湯温泉東海温泉 この宿には専務の恋人と呼ばれる「あいちゃん」がいます あいちゃんです 外から戻って来た時に入り口が閉まっていると「にゃぁ♪」と鳴いてちゃんと開けて貰うまで待ってます 何所に行ってもやっぱり猫が気になる私達あいちゃんは吟よりちょっと小柄な子でした。 部屋は川の景色が見える表側、小ぢんまりした和室です。 川の向こう岸には山が迫っていて無粋な建物など何もありません 山は広葉樹に覆われていて、まだ紅葉には早かったのですが実り豊な森であるのが解ります。 道の端々には様々なドングリが落ちていたり、木の幹に絡んだ山芋の蔓にはムカゴが鈴なりに生っているのが見えました。 宿の人の話では、山には猿も熊もテンもカモシカもいるそうです 夕飯前にゆっくり温泉を楽しむ事にしました この宿には男女それぞれの内湯、混浴の貸し切り露天風呂と内風呂、女性専用露天風呂とがあります。 男性専用の露天風呂が無いのですが、貸し切り風呂は中で鍵をかけると自動的に外に使用中サインが灯るので、男性だけでも女性だけでも一緒でも使えるという事なのです。 部屋数が少ない旅館で平日でしたから、私達は待つ事もなく貸し切り露天風呂を存分に楽しむ事が出来ました 左側には滝があるお風呂です。 人工の滝ではなく、目前の崖を流れ落ちる滝で夜間にはライトアップされてそれは綺麗でした 貸し切り風呂だとこうやってカメラを持ち込んで撮影が出来る便利さがあります お湯に落とさないようにうんと気をつけながらですけどね お湯は65℃以上もあり湯船に流れ込んでいますから、かなり熱いお風呂です。 露天風呂だと外気温で少しは冷めるのですが、それでも熱過ぎて水を少し足さなければなりませんでした 小さめの湯の花が浮いているお湯は初めきしきしと肌に絡み、やがてすべすべの感触に変わるようでした。 晩秋から冬の冷気の中や雪の中で入れたら、もっと気持ち良いお風呂だったかもしれません 温泉にたっぷり浸かると結構お腹が空くと言う事は、温泉入浴は体力を使うと言う事なのでしょうか。 そういえば温泉宿には必ず入浴の際の注意事項が掲示されていますよね 食後すぐや飲酒後の入浴はいけないとか、1日に3回くらいしか入浴はしないようにとか云々・・・。 さてご多分に洩れず私達もしっかりお腹が空いての夕食になりました 山の中ですから素朴な感じの献立ですが、冷めないように気を遣って出してくれたので美味しかったです 左側:串は牛タンのスモーク。 右側:胡桃とゴマの汁で和えた素麺は写真を撮るのを忘れて半分になってしまいました 左側:ずんだで和えたキノコの鉢も減ってしまいました 少しだけだったけど福島牛の陶板焼き、美味しかったです 地鶏のパイは熱々のサクサクで本当に美味しかったのですが、 半分に割って撮ったけどその美味しさは写りませんよね、残念 山芋の磯辺揚げも揚げたて熱々 最期にデザートのカボチャのムース この写真じゃ解りにくいですねぇ とびきり豪勢じゃなかったけど、宿の人達が本当に皆さん感じ良く暖かで、それが何よりのごちそうだったと思います 食後はロビーでコーヒーのサービスもあり、寛いでいると剥いて楊枝を刺した梨まで出してくれました。 部屋で食休みをした後、夫は眠いと言うので私だけまた温泉に入って来る事にしました さっきは入らなかった女風呂の内湯と女性用露天風呂です。 もったいない事に他の人たちは温泉に入らないのかガラガラです 女性用露天風呂は滝の正面に向いているので、先程入った露天風呂よりも良い景色でした。 岩肌に薄く水をかぶせるように滑り落ちる滝の音は軽やかで、照明に浮かぶ様はとても幻想的でした。 木の枝を透かして見上げた空には満月が煌々と輝いていました。 それもその筈、前日が中秋の名月でお月見の夜でしたもの 部屋に戻って夜が更けてから、もう一度貸し切り露天風呂に行こうと夫を誘いました。 夜になって全く違う様相になったお風呂にもう一度入らなければもったいなくて眠れませんし、夫にもあの満月を見上げて貰いたかったからです 再びカメラを持って行って貰いました 解り難いですが、正面の岩肌を流れる滝があるのです。 とても明るいお月様だったのですが、写真だとこんなに小さくなってしまいます 滝の音、樋から落ちるお湯の音、木々の枝を通る風の音、そしてまるで聞こえるような錯覚を起こす程に煌々と照らす満月の光 こんな素敵な感覚を、私は絶対に忘れないんだ 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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