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カテゴリ:散策・紀行など
今日は久しぶりにあまりにも素晴らしい天気になったので、家にいるのがもったいなくて出かけてみました。 あまり行きたいと思う場所が浮かばなかったのですが、そうだここならと思ったのが何故か「上野動物園」 最後に行ってからもう20年くらい過ぎています なんとなく散歩に良いと感じて、ちょっと嫌がる夫を引っ張って行って来ました 平日ですが、晴天に誘われたように上野公園には結構な人出がありました。 上野動物園は入場料600円。(シニア65歳以上は300円) 乳母車を押した沢山の若いお母さん達が来ていました。 日光浴にも気持ちの良い日でしたからね 別に珍しくもないと思っていたのですが、やっぱり本物の象や虎や熊や・・・、結構面白くて夢中になれるものですね ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね お気に入りのタオルらしき古い布を肩にかけたり、頭にかけたりしながら日向ぼっこをしていたゴリラ、 なんだかとっても哲学的な表情をしているように見えました 動物園で死亡した動物や、戦争で犠牲になった動物の霊を慰める慰霊碑、ブロンズのリボンは動物への愛情と弔意を表し、ふくろうは動物の霊を見守ってくれる象徴だそうです 全体的に上野動物園は随分と整備されて綺麗になったと感じました。 そして旭川動物園からの良い影響でしょうか、動物を見る形に色々と工夫が為されていました。 規模はそれほど大きくありませんが、これからも改善して、動物達がもっともっとずっと生き易い環境を作り出せたら良いですね。 見世物としての動物園は今の時代にそぐわなくなりました。 種の保存と繁殖の為の場所としての役割が大きくなっています。 今上野動物園にはキリンが一頭しかいないそうですが、キリンはもともと群れをなして生活する動物なので、現在日本中の動物園から候補を探して早く一人ぽっちから抜け出せるように努力しているとかいていありました。 上野の山は全体が史跡のようなばしょですから、上野動物園の野鳥のいる場所の真ん中に、重要文化財の五重塔が建っていたりします。 鳥の糞であちこちに白い汚れがこびりついているのですが、こういった重文の在り方もまた面白いかもしれませんね 東京都の施設らしく、都のシンボルのイチョウの木が多いのですが、今の時期にはまだこんな風に裸の枝が早春の光を地面に通してくれています 不忍池の横にある動物園の西園へは長い坂道を降りるのですが、今回はモノレールに乗ってみました。 片道1分半、150円かかります。 ここでも呆れる夫を引っ張って乗り込みました 一度も乗った事無かったので、何だかとっても乗りたかったんですもん 宝くじの収益金で出来ているそうで、その名も「宝くじ号」です 上野の山の西側に位置するので、午後の日当たりはとても暖かく柔らかく・・・。 この子はカメラを向けたらわざわざ遠くから急いで(ペンギンですからそれなりに)来てくれて、目の前でポーズを取るかのように立ち止ってくれたのです でっかいな~ 本当になんて巨大なんでしょう 見た目はいかついけれど大人しいサイは絶滅危惧種です。 漢方薬にする為にサイの角を密輸入している人達がまだまだいるのです 最近人気があるというハシビロコウ。 この子はじっとして動かないのですが、なんだかとっても気になる大きな鳥です 生きている動物は、そこに存在するだけでとても美しい 剥製だったり毛皮のコートだったりじゃなく、泥がついていたりしても生きているその体が美しい。 人に捕えられ狭い檻に入れられて、大きく広い空を見上げて懐かしんでいるのだろうか、見渡す限りの草原を思っているのじゃないだろうか、言葉があるなら今の境遇を嘆くのだろうか・・・。 そんな思いも沢山あるのですが、業が深い人間としての私は、生きたその姿を目の当たりにできる動物園が結構好き 年々動物の居住環境が改善されている事にホッとする思いと期待を込めて、不忍池を巡り動物園を後にしました 風があったので西日が水面にキラキラと波立って光ります。 傷ついて飛べなくなったオオワシが檻も網も無い自然な環境で保護されています。 池の周りの柳には、小さい若い芽が息づいています。 こんなに柔らかな木緑の優しい春の色 老夫婦二人、早春の上野に動物と戯れる図。 こんなのんびり穏やかな日々が私の願いだったのかなぁ・・・ 人と議論する事が好きだった私、思いを主張し討論する事も結構好きだった私でした。 でも最近はそういった思いや考えこそ変わらず胸の中で燃えていても、人と意見をぶつけ合う事にエネルギーを費やするのが億劫になってしまっています。 人はこれを老化現象と呼ぶのかもしれません 今の私は穏やかに静かに、緩やかな時間を過ごす事を選ぶようになりました。 自分でもつまらない人間になっているなぁと感じるのですが、ぎしぎしとしていた頃の私は今は必要ありません 心を疲労させないように、ペースを乱さないように、選んで平坦な道だけを歩く自分がここにいます。 さて、上野の山へ戻ると驚く光景が目に入りました。 五条天神社の境内に花がこんなに 白木蓮と桜です 上野公園内にもこんなに桜が満開になっている場所がありました ソメイヨシノよりちょっと濃いピンク色です。 良く見ると幹に「大寒桜」と名札がありました。 上野の山のお花見は有名ですがソメイヨシノはまだ早過ぎて、膨らんではいるものの蕾はまだ硬い状態です。 満開でのお花見まであと2週間くらいかかるかもしれませんね 今日見つけた満開の桜の木、10数本はあったのではないかと思います。 皆「大寒桜」という種類の木でしたけど、やっぱり桜は華やかですね 一足早い花見気分を味わって来ました 命芽吹く季節、春がすぐそこまで来ています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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