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くりごと

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2010年05月10日
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カテゴリ:散策・紀行など


昨日の母の日に、母と姉との3人で宇都宮にある祖母のお墓参りへと出かけた。

ちょっと複雑な環境で育った母に「母の日参り」をさせてあげたいと思ったからだ。

早くから実母と別れて育った母は、男兄弟5人の中のたった一人の女の子。

そのせいか娘である私達との行動をとても喜ぶ。

娘二人との外出は、母への何よりのプレゼントになるだろうと考えた計画だった。

もっともそれに合わせて母にご馳走して貰おうと言う、喰い意地の張った企みもあったのだけどちょき





朝赤羽駅で待ち合わせて宇都宮まで約1時間半。

乗り換えなしの楽な旅、母が色々とお菓子を持って来ていて、さながら遠足のように賑やかにおしゃべりしながらの旅になったオーケー


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宇都宮のシンボル?餃子の女神像スマイルとガマ王子ですって!


駅前の歩道橋の下に産物である大谷石で出来ていた。

一昨年移転作業中に誤って落とし、真っ二つに割れる惨事となり有名になった像だけど、そんな痕跡は全然見当たらない程見事に(?)復活していた四つ葉

餃子の皮に包まれた女神とやらだけど、何だかなぁ・・・これは真面目なんだろうけど・・・笑える。

大衆的料理である餃子のシンボルなのだから、敢えてこんな風にご愛嬌と言って笑える像だから好感が持てるのかもしれない。





母は疎開先から戻った時に母親がいなかったそうだ。

設計技術者だった祖父が鉄橋などの建設の為に満州へ行っている留守の間、大きな酒屋だった家を切り盛りして頑張っていた祖母は、結婚当初から反発されていた小姑達によってたかって家を追い出されたらしい。

子供達は疎開したり出征したりの間、どんな仕打ちが為されたのか、私は全容を知っている訳ではない。

しかし、その後母がどんな思いで思春期を過ごしたのか、継母の後妻との間にどんな感情があったのか、そして再婚していた祖母を探し当てた時のドラマのような実際にあった事などはある程度聞いて知っている。

祖母の再婚先が宇都宮にあった為、58歳で胃がんで亡くなるまでの数年は私も何度か遊びに行った思い出がある。

私は幼い頃ごく自然に祖父母は3人ずついるんだと思い込んでいた。

2人しかいない皆よりちょっと嬉しいもんだって思っていた。

大人達の間に流れた複雑な環境も、幼い私には皆やさしい「おじいちゃま・おばあちゃま」であって、良い思い出はその後何を聞いたとしても変わる事無く今も心に残っている。

だから母は宇都宮の祖母のお墓参りは、ちょっと遠い場所と言った感覚も手伝ってあまり何度もしていなかった。

80歳近くになった母には、気にしながらもなかなか実行に移せないようなので、こちらから誘って出かけてみたら、何の事も無い。

思ったより簡単に行かれるし案外近いので驚いてしまった。ちょき




花を供え石を洗い手を合わせる私達の横で、母は「お母さんお母さん」と泣きじゃくっていたけれど、やがてさっぱりした表情に変わった。きらきら

そんな様子を見た私達は、こんなに近いのだから毎年連れて来ても良いねと相談をした。





お寺から駅へ戻る途中にあった宝蔵寺の境内に満開の牡丹が見えたのでちょっと寄ってみた。


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狭い境内だけど、見事に咲いた大輪の牡丹が素晴らしかった。


西新井大師の牡丹園のように百花繚乱、数えきれない程の牡丹が咲き乱れるのは圧巻だけど、数株の牡丹でも最盛期の満開は充分豪華で見ごたえがある。

眺めれば境内のあちこちに色々興味深い物があった目


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これはチューリップの新種なんだろうか、不思議な程沢山の花弁がぎっしりと玉状に花を形作っている。


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苧環(オダマキ)の花、可憐で好きな花だな・・・。


そして私は見つけてしまったのだった・・・!!

大好きなアレを!!ちょき


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祠から付き出された立派なアレを!!スマイル


日本て何て大らかな国だったのだろう満車

五穀豊穣・子孫繁栄を願う民は、立派で目が離せない真面目に祈る対象として祀ったのだ雫


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しかも御丁寧に陰陽共に祀られていたピンクハート


後になって思えば、撫ぜて来るのを忘れてしまった私ほえー

今までの私なら信じられないマル秘





さて、すっかり頭も軽くなった(爆)私達は、宇都宮へ来たからには・・・と勇んで「餃子を食べに行こう~!」となったのだった。


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駅への途中で見かけたバス。


「競輪ファン専用無料バス」と言うのが面白くて写真を撮ってしまったのだけど、私以外にも写真を撮っている人達がいたよスマイル





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最初に目についた賑やかそうな店に入ってみた。


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パリッと焼きあがっていて美味しかった、ビールにぴったりだった(乾燥していたからね)

何軒も餃子のお店が競合していて楽しそうなので、追加注文はせずに店を梯子して行こうとなった歩く人


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ここが一番美味しかったかも、駅構内の餃子小町にあった「来風」とかいうお店。


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同じく餃子小町の「元祖宇味家」内に貼ってあった。


結局焼き方が上手で焼き立てが美味しいって事かな。

味自体は家で作る方が美味しいのかもしれない爆弾

でも熱々が出てくるのを待つ楽しみや、「自分のじゃない」という味が楽しいのだと思う。

結局3軒はしごして、3人で沢山食べてとっても楽しかった満車


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最近有名になった栃木名物のレモン牛乳も飲んだオーケー


これは思っていた味とは全然違ってて、私的にはそれ程でもって感じだった。

幼児の頃に飲んで「すっごく美味しかった」記憶があるという姉も、なんだか違うみたいだけどこんなだったっけ・・・と呟いていたブーイング




お土産も買って宇都宮始発の電車に座って揺られて、気持ち良く居眠りしながら帰って来た電車

随分と独りよがりに聞こえるだろうが、私にしてはすっごい母親孝行をした気分になった1日だった音符








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最終更新日  2010年05月10日 17時56分23秒
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