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カテゴリ:散策・紀行など
東京が梅雨入り宣言を出す4日前、半年ぶりの一泊温泉旅行に出かけました。 前回は奥鬼怒温泉と山また山の奥にある温泉でしたから、今回は海辺で新鮮な魚介類も楽しめる旅を計画しました。 いざ探し出すと、近場でも広い広い 関東近県だけだって、実に広くて沢山の温泉がある 経費を考慮しながら、時間やルートや環境や見どころなど・・・、こんな選択の時間も最高に楽しいものなんですよね 今回は千葉県の鴨川温泉に近い安房小湊温泉を選びました。 調べたら何と宿泊先を通して、こちら方面へのシャトルバスがたったの1000円で浜松町駅から出ているのです 特急列車を使った時と比べて、1人2510円分安くなるのです(特急列車を使った場合、3510円) 帰りはあちこち寄る事を考えていましたので、行きだけこのバスを利用する事にしました。 チョーナンが夏の間インターンシップで仕事をする為に8日から帰国していましたので、吟の世話を任せて(慣れてくれるにも最適な手段だと考えて)、10日の朝何時ものようにわくわくと一泊旅行に出発です。 久しぶりに青空もすっきりと、気持ち良い天気に恵まれて定刻通り10時に浜松町駅のバスターミナルを出ました。 普段車を使っていないので湾岸を走るのは初めてです。 何十年ぶり(笑)かの進化した東京湾岸の風景を楽しみました. 真ん中辺りに遠く東京スカイツリーがみえています。 スカイツリーは建設途中であっても、かなりの高さになってきていますから、あちこちから見つけては良い方角の目印になっている事に気付きました。 東京湾アクアラインを通り、長いトンネルを抜けて海ほたるで一旦休憩です。 観光バスではなく、路線バスのようなシステムですから、あまり時間がありませんでしたけど、景色を楽しむ時間はありました。 海ほたるの上から千葉県側へはトンネルではなく、海の上を長い橋が続いています。 このバスが鴨川と小湊とを結び、それぞれ宿泊客を数ヶ所で降ろしてくれます。 何時もながらの平日の旅、混雑する事もなくバスの乗客数もほどほどでのんびりと景色を楽しめる旅になりました 千葉県に入った途端、目についたのはこんな景色でした。 なんて鮮やかな色でしょう 空の青さにくっきりと、明るい緑と濃い緑のコントラストがとても面白い色彩です。 旅の間中、房総半島の山々は、こんな不思議で目に優しくも美しい様相をずっと見せ続けてくれるのでした ウバメガシ(姥目樫)の木ではないかと思うのですが・・・・ ウバメガシの新芽の色が明るい緑で、同じ木の成長した葉の色が濃い緑のようです。 ウバメガシは伊豆に行った時も沢山生えていたのですが、あれは夏でしたからこんな素敵なコントラストは見られませんでした。 新緑の季節に間に合ったのでしょうか、この木は備長炭にするのに適していると盛んに植えられたそうですよ。 安房小湊温泉にはお昼を過ぎた頃に到着しました。 静かな小さい漁港にある温泉です。 山と空と海の色がそれはそれは素敵でしたよ 街灯も漁港らしくこんなデザイン 旅館に荷物だけを預けて、まず昼食です。 何軒も海鮮料理のお店があったのですが、シーズンオフの平日は全部が開いている訳ではありません。 それでも小湊に来たのは新鮮な魚介類が目当てですから、ちゃんと探しましたよ 新鮮で美味しかったです 実は期待していた程の具の種類や量じゃなかったのですが(爆)、とっても美味しかったので お腹が一杯になった所で楽しみにしていた、野生の鯛の餌付けを見る事が出来ると言う遊覧船に乗りました 旅行を計画した時から絶対にこれを見ようって、良い天気を祈っていた私でした ここは日蓮上人が生まれた所です。 貞応元年(1222)2月16日の日蓮上人誕生の時、庭先から泉が湧き出し産湯に使った「誕生水」、 時ならぬ時に浜辺に青蓮華が咲いた「蓮華ケ渕」、 海面に大小の鯛の群れが集まった「妙の浦」という不思議な「三奇端」が伝えられています。 今でも鯛の浦(妙の浦)には天然記念物に指定されている野生の鯛の群れが住んでいます。 普通の鯛は水深30mから150mという深さに群れずに回遊しながら棲息しているのですが、ここの鯛は「通常の鯛と違い、鯛の浦の鯛は年中、一定海中に群れをなしてすんでいます。 鯛の浦の鯛が年間を通じていつでも船べりをたたく音を聞くと水面近くに群れをなして出現し、与えられた餌を食べるという事は、非常に珍しいことなのです。」 「鯛の浦の現象は、科学的には完全に解明されていません。その習性が珍しいので、「鯛の浦のタイ生息地」として指定を受け保護されているのです。 日本でこのような習性を持つ鯛が鯛の浦だけに生息しているのは、鯛の浦周辺に住む人々の遠い昔から続いてきた信仰の歴史と、素朴な鯛保護の精神が生きているからなのです。」(以上、小湊妙の浦遊覧船協業組合HPより引用)と非常に特殊な存在なのです。 好天の光は、波の白さも空と山の境目のコントラストもくっきりと浮かび上がらせ、心地良い海風と一緒に素晴らしい記憶になっています 湾内にある大弁天島と小弁天島。 干潮時には陸続きとなり、遊歩道沿いに磯遊びが出来る事があるそうです。 天然記念物の鯛の棲息地ですから、湾のこの辺り一帯は禁漁区になっています。 景色を楽しんだ後、再び港へ戻るのですが、途中で船のエンジンを止めていよいよ鯛とのご対面です 船の乗組員の人達は、親切で気さくな年配の人ばかり。 どうやったら良く見えるとか、水がかからないとか教えてくれましたよ やがて餌を海に投げ入れると・・・沢山の魚が水面に来て勢い良く餌を食べ始めました。 あまり大きくないのは鯵だからですって、でも沢山いました そして波間に銀色っぽく光る大きな魚影が見えたかと思うと、みるみるその姿が何匹にもなり、素早く動き回りながら餌に喰らいついて行きます その俊敏で大胆な動きは鯵とは全く違う力強さが感じられました 水がバシャバシャ跳ねる音や見る人の歓声など、写真ではとても伝えきれないのですが、本当にこれは一見の価値あり そして餌を食べ終えると、その光る体はずんずんと海に深く潜って消えて行ったのでした 小湊、南房総の旅その2に続く・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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