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カテゴリ:散策・紀行など
盛夏の旅 1・身延山と下部温泉 2・身延山・久遠寺 3・身延山頂へ 4・下部温泉 5・下部温泉裕貴屋 からの続き・・・・・・・。 裕貴屋をチェックアウトしてから、裏手にあるという温泉神社へ行ってみる事にしました。 裕貴屋の裏側の道から、こんな細い階段が続いています。 ちょっと急だけど頑張って上ってみよう・・・そんな軽い乗りで歩き始めたのですが・・・ あれあれ、すぐだと思った神社が見えず、階段だけが上へ上へと続いているじゃありませんかっ たっぷりびっしょり汗をかいた後、漸く本殿が見えて来ました。 温権現と呼ばれて大切に祀られている熊野神社です。 天長7年(830)、甲斐の国主だった藤原正信が、下部温泉で療養した際に、信仰する紀州熊野権現にあやかって建立したといわれ、下部温泉の歴史もそこから始まっている。現在の社殿は約400年前、武田二十四将の一人・穴山信君(梅雪)によって再建された。本殿には天正3年(1575)8月、社殿への落書きを禁じた梅雪の署名入りの制札も残されている。今なお、傷病やリュウマチなどを癒しに訪れる人が絶えない下部温泉。最強の騎馬軍団を影で支えた保養地の面影が色濃く残されている。(文/上野哲弥) ?以上、「ゆこゆこガイド下部温泉」の稿より抜粋? この下部温泉は傷を治すのに適しているそうで、骨折などにも良いそうです。 神社本殿の横にある、湯治で治って歩けるようになり、いらなくなった松葉杖を奉納して帰る松葉杖の安置所があります。 今でもちゃんと奉納が続けられているように、下部は現役の湯治温泉なのです。 神社から、更に小径が上へ続いていました。 神社まででも結構な上りでしたから私はもう下りたかったのですが、何故かとても元気な夫が歩き出してしまったので、実はしぶしぶぐちぐち後をついて行きました(爆) やがて視野が開けた場所にはこんな光景が広がっていました。 大すべり台・グリーンジャンボ なんて事ない、草すべりの改良版みたいなものなのですが、ソリを使って滑り降りるという訳です。 この日は誰もいない静かな状態でしたけど、果たしてこの後の夏休みはにぎわったのでしょうか あまり知られていないのじゃないかと思いますが・・・・・・ すべり台からまたまたちょっと上った所に展望台がありました。 裕貴屋から更に奥へと続いて行く道の先には、湯町ほたる公園があります。朝の光は明るいので午後と違って景色も元気に見えるのが不思議です。 前日歩いて来た駅方面の景色です。 この日の方が山々が良く見えて、これから来る暑い夏の心構えがなされているようなくっきりとした緑で覆われていました。 ようやく山を下り来た時は、せっかく朝風呂でさっぱりしたのに汗びっしょりになっていました 駅まで歩く途中でこんなのを見つけました。 立派なたてがみでもあるような、なんともきれいな蛾です 私達にはこんな小さな発見が大好きなんです。 更に歩いていると道沿いの岩の上に、こんな小さな小さな林のような景色が出来ているのを見つけました。 瀬音を伴奏に、緑の中を歩くだけで幸せな気分になれます。 かなり暑かったですが、木々を渡る風は気持ち良かったです やがて瓦に夏の日差しをカンカンに浴びた下部温泉駅が見えてきました。 駅前のお店でお土産をちょっと買った時に見つけたセミ。 とても小型の見慣れないセミなのですが、調べたらおそらくニイニイゼミのようです。 そして更に駅舎内の壁には・・・・、 こんなおちゃらけた柄のシャクガが静かに止まっていたのでした。 虫の写真は苦手な方も多いでしょうが、私達には等しく命であって健気に生きる存在は可愛いと感じるのでそのままアップしてあります、許してね 夏のカッとした日差しの下では山の緑、空の青、建物に使われる白や赤の色彩がくっきり強く浮かび上がります。 やがて到着した甲府行きの電車。 乗り遅れたら1時間や2時間は待たなくてはいけない長閑な路線です。 甲府盆地に出てからの景色も、前日よりはずっと良く見えていました(富士山や八ヶ岳と言った高い山々は見えませんでしたけど つくづく思います、日本はなんて豊かな国なのだろうと・・・。 清らかな水があり、草木が茂り、田畑には豊かな実りがあって この自然と大地や澄んだ空気を、当たり前にある姿として考える時代は過ぎています。 目に見えない放射能に汚染されても、見える景色は豊かでしょう。 だからこそ恐ろしく悲しいのです。 見えなくてもこのまま本当の意味の自然の恵みを大切に大切にしなくてはいけません。 日本を故郷として生きる事が出来る幸運を、私は永遠に味わって生きたいと思います。 甲府駅からは中央線、再び特急あずさに乗りました。 始発ではなかったのですが、なんとか席を見つける事ができました。 お昼はまたまた駅弁です。 甲州とりもつ弁当と五目わっぱめし^^ 宿を出て湯権現に上っただけでしたから、この時間でまだお昼だったのです。 それでも充分のんびりしてたっぷり自然を楽しめました。 後は暑い中、留守番させていた猫の吟が気になりますので一気に帰ります。 甲府盆地のブドウや桃の畑がどんどん後ろに流れて遠ざかって行きました。 帰宅したのは午後早い時間でした。 エアコンを緩くつけっぱなしで出掛けたので、(この時東京は34℃近かった)吟は無事留守番をしてくれていました(ホッ) 旅の終わりは何時でもちょっと物悲しいものなのですが、吟が待っていると思うと帰るのもまた楽しみになるから有難いです^^ こんなお菓子を買って帰りましたよ。 30cm位の大きさの箱です。 中身はこんな桃にそっくりな和菓子です(中に桃風味の白餡が入っています) 思えばあの頃の猛暑は、8月になってから続く酷暑の前哨戦だったのかもしれませんね 時は等しく誰の上をも通り過ぎて行きます。 この旅行から1ヵ月も過ぎてしまったのですが、一つ一つの光景は印象深く強く記憶に残っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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