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カテゴリ:散策・紀行など
東京に比べて数週間送れて春が来る長野県の北部。 ゆっくり訪れる季節に一喜一憂しながらその変化を楽しむ日々が続いています。 少しずつ紹介して行きたいと思います 4月1日、まだ春とは名ばかりの小布施へ出掛けてみました。 今まで数度訪れてはいるのですが、自由気ままに時間を気にせず歩いた事はありませんでした。 空気が澄んでいたので北信五岳がきれいに見えました(もっと右側にある斑尾山は写っていませんが) 手前側にあるのは桜なのですが、まだ蕾は固く締まった状態でした 何度来ても飽きない小布施のしっとりとした町並み。 道の向こうにいつも山々が垣間見える町です。 景観を揃える努力が実っている町だと思います。 自然の風情を壊す事なく溶け込んだ建物が並ぶ様は、何時来ても良い気分にさせてくれる場所です。 せっかく小布施に来たのですから栗わっぱ御膳でお昼にしました(美味しかった) お腹が一杯だったのに栗の木テラスで栗のモンブランを買って日向に座って食べたりして 写真を撮りながらぶらぶら散歩 楽しみにしていた栗ジェラートがまだやっていなかったのが残念でしたけど その後ずっと行ってみたかった、町からちょっと離れた所にある、名刹浄光寺を訪れました。 山門前の桜が満開になったらさぞ風情ある景色になることでしょう。 その代わり、滲み出た湧水溜まりに並んで咲く水芭蕉に迎えられました。 参道の石段は自然石で一見雑然としていますが、何百年も崩れた事が無いそうです。 室町時代初期の応永15年(1408)に建立の重文薬師堂。 600年以上も昔にこの地に施薬院が置かれ薬師堂が建てられた事は驚きです。 優雅に張り出した萱葺き入り母屋造りの薬師堂は、静けさの中で午後の日差しに凛と佇んでいました。 山門脇には御霊泉が湧き出ています。 雁田山山麓湧水群の沢清水で水温は年間を通して11~12℃で涸れた事が無いそうです。 飲料可能で、とてもまろやかな口当たりでした う~ん、やっぱり神社仏閣巡りが好き 古くから人々が祈りを捧げた聖なる地を訪れると、何となく気持ちが落ち着くような気がします。 ・・・と言う事で、りんご畑沿いに歩いて500mほど離れた岩松院へ 文明四年(1472)の開創で、福島正則のお墓があります。 本堂中央の大天井には、葛飾北斎89歳の手になる畳21帖になる大鳳凰図が描かれています。 160年以上も経っているのに、当時の色そのまま修復はなされていないそうですが、それは鮮やかな色彩の素晴らしい構図の天井絵でした(HP参照) そして境内には、小林一茶が文化十三年(1816)4月20日にここを訪れて、オスが少ないメス蛙を取り合う姿を見て「痩せかえる 負けるな一茶 ここにあり」と詠んだ池があります。 手の平大のアズマヒキガエルの群れだそうで、きっと今頃あの池では賑やかに変わらぬ営みが行われていることでしょう 七二会に住む時間が多くなってから、北信濃や白馬方面など今までほとんど縁が無かった地域を知る機会が増えました。 お昼前に家を出発してあちこち写真を撮ったり散歩したりしても、夕方前には帰宅出来るというのがとても嬉しくて・・・ 混雑が苦手なので、イベントなど特別な事を楽しむ事はあまり出来ませんが、平日の静かな時間を満喫しています 見たり聞いたり感激したり、その時その時心に浮かぶ言葉や感動は数知れず、上手くまとめて文にする事が出来ません。 ここではただ写真と状況を説明するだけになってしまいますが、読む方の想像力を頼みにお任せいたします(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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