遥か上からずっと下まで
火曜日に、ご近所さんが誘ってくださって福寿草を見に行って来ました。七二会の小坂という地区に、福寿草の群生地があってちょうど見頃という事です。七二会は陣場平山の斜面にかなり広く広がっている地域でして、山あり谷あり非常に複雑に道が通っています。狭い山道の片側は崖だったり、対向車とのすれ違いが難しかったり、とにかく運転が難しい所が多いです。私達は運転にあまり自信が無いし、どこそこの地区と言われても簡単に行きつける自信もありません。だから小坂の福寿草が見頃だと聞いても、自分達で行ってみようとは思ってもいませんでした。ご近所さん、私と同じようなおばさんです狭い山道をブンブン運転する姿は見事でしたよ~谷を越えて向こう側に見える場所が小坂だったのですが、直線距離では近いのに、辿り着くのにくねくねくねくね・・・・・七二会に住むようになってもうすぐ6年になりますが、まだまだ行った事にない場所が沢山あるのを実感しました。整備された駐車場ですがこんな立て札があります車を下りて森の中を10分程歩いてようやく福寿草群生地が見えて来ました。想像していた群生地と全く違っていて驚きました。真ん中に伸びる道の先の木を重ね合わせた木道の辺り一面が群生地です。斜面のずっと下の方まで福寿草が沢山咲いています(ちょっと見難いですね)木道から見下ろすとかなりの急斜面なのがわかります。とてもじゃないけど人が歩けるような角度じゃない木道から見上げれば遥かずっと上の方まで福寿草だらけ想像していた群生地とは全く違った規模と急傾斜と福寿草の数でした小さな金色の花がみんな一斉に太陽の方向に顔を向けて、谷からの風にユラユラ可愛らしい事群生地愛護会の人たちが駐車場を整えたり、群生地への道を整備したりしています。大切に保護していても掘り上げて盗って行く人がいたそうですここは古くから福寿草が自生して増えて行った場所だそうで、本当に地元の人しか入れない奥の方にあります。七二会が福寿草の里でもあると有名になったらそれは嬉しい事ですが、大切な自然が壊されないように気をつけているのだと愛護会が頑張ってくれています。上から下まで見渡す限りの福寿草の群落、一輪一輪は小さな花ですから豪華絢爛ではありませんが、山の奥にひっそりと輝く花はとても健気で愛しいものでした