うさぎはほ乳類なのに一匹ではなく
一羽と数えられますね。何故なのでしょう?
お友達の
【たりらりらん】さんのブログで彼が飼っておいでのうさぎちゃんを一羽と数えているのを見てふと疑問が湧きました。
雑学に詳しい相方に聞いてみると、昔日本で四足の動物を食べることを禁じられていた時代にうさぎを
「鵜鷺」という当て字にし、これは鳥だと偽って食べたことから鳥として数えるようになったんだと言うことです。
鵜と鷺なので一匹なのに二羽と数えたりすることもあったようです。
何だか苦しい言い訳ですね(^^ゞ
今や豚や牛、馬でさえ食べる現代なのですからそろそろこの紛らわしい数え方を修正してもいいのではないかと思うのですが・・・
そういえば一頭二頭という数え方は明治時代に欧米が動物を【Head】と数えることから直訳して生み出された数え方だということです。
うさぎちゃんのお話から派生的に動物の数え方の話になり、ネットで少し調べてみたところ、「へぇ~~」と思う数え方を見つけました。
下記は
【数え方調査ノート】のサイトから一部抜粋したものです。
日本語で生物を数えるとき、原則として「1匹」「1頭」「1羽」といった数え方をします。これらは生物の大きさや種類に応じて、比較的機能的に数え分けることができます。
実は、英語でも、生物が群れをなしていると、その群れを集合名詞(collective noun)を使って表現するのです。日本語の数え方(助数詞)とは多少機能が違って、群れになっている生物の特徴などを比喩的に表現するものがたくさんあります。どんなものがあるか興味がわいたので、BNC(British National Corpus)や英語辞典のCD-ROMで検索してみたところ、こんな表現を見つけました。
英語の集合名詞の例 | 直訳すると… | 意 味 |
a tower of giraffes | 1塔のキリン達 | キリンの一群 |
a pride of lions | 1誇りのライオン達 | ライオンの一群 |
a scoop of pelicans | 1すくいのペリカン達 | ペリカンの一群 |
a murder of crows | 1殺人のカラス達 | カラスの一群 |
a shiver of sharks | 1震えのサメ達 | サメの一群 |
キリンの首は塔のように高いので、その群れは"tower"、ライオンのオス達は誇り高い雰囲気があるので"pride"、カラスの群れに至っては"murder"などといったように、生物の特徴を集合名詞で巧みに表現しています。英語は、助数詞が発達してない言語だけに、このような集合名詞でことばの‘ひねり’を効かせているのかもしれません。(09/05/04)
ここ↑には他にも色々な物の数え方についての調査がノートされています。
日常で何気なく使っている言葉にも様々な由来があるのですね
他にも
【物の数え方(助数詞)】という一覧表を公開されているサイトもありましたので、ご参考までにのせておきますね。